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おぼっちゃまくん復活

2016年07月15日 | 時事
帰ってきたぶぁい! 『おぼっちゃまくん』22年ぶり新作
昔読んでいたなあ・・・結局最後どうなっていたのだっけ?(笑)

コロコロは小2の頃11月号を祖父に買ってもらい、それから6年生頃まで買い続けていました。「小学○年生」→「コロコロ」→「ジャンプ」の移行は、この時期の男子なら誰しも経験するのではないでしょうか。いずれ読むのがダルくなって止めていくものですが、自分の場合はその期間が人より長かったのではないかと思います。ジャンプなんてまだ買っていますからね(笑)
というわけで、おぼっちゃまくんは自分が買い始めたときには既に連載されており、最初に読んだ「茶金箱」の話も良く覚えています。しかし最後がどうだったかは全く思い出せないので、既に読んでいなかったか最終回までは読まなかったのかもしれません。うっすら記憶にあるのはお父ちゃまが再婚してヒヒが弟になったような展開でしたが、どうもその辺からついていけなくなった気がします。まあ最後は置いといて、当時はアニメにもなりましたし、読者参加型の「茶魔語」もずいぶんと流行っていました。後半に始まった「おこっちゃまくん」という作者が読者の投稿に対し代わりに怒ってくれるという企画では、子どもの怒りに共感するあまり、後に社会に対して物申す「ゴーマニズム宣言」の連載につながりました。しかし、そっちの方が忙しくなってしまったため「おぼっちゃまくん」のラストもおそらく尻切れトンボのように終わってしまったのではないでしょうか。「ゴーマニズム宣言」でも、最初は感性や自身の経験から思い付きをまくしたてていただけでしたが、様々な対談やオウム事件などもあって、徐々に取材力による理論武装するようになり、小林よしのりと言えば今では子ども向け漫画の大家というより言論人という位置づけになりました。ある意味で今の世の中の流れを作っている作家なのかもしれません。その作中でも、「いずれ子ども漫画に戻って大ヒットを出す」と宣言していましたが、ここに来て宣言通り再び「おぼっちゃまくん」で勝負をかけることになった模様です。

しかし、かれこれ30年前の漫画なわけですし、今の子どもたちにそのままの「茶魔」が受け入れられるでしょうか。当時は高度経済成長の最中で成金者も多く、貧乏人との格差もはっきりとあるのが当たり前の時代でしたが、今ではそういう部分を表立たせるのは差別だ、と糾弾されてしまう時代です。下品さがウリの作品も眉をひそめられますからね・・・まあ「コロコロアニキ」を買う層は最早そんなことを気にしないのかもしれませんが(笑)