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野々村元議員有罪

2016年07月06日 | 時事
野々村被告有罪判決 裁判長「金銭欲からで悪質」
とりあえず、これであの号泣映像が流されるのも一区切りですかね。

2年前に例の会見を行い、辞職に追い込まれる騒動があった当時も、その号泣映像をことある度にしつこく流すのでうんざりしていましたが、久しぶりに見てもやはり不快ですね。彼のしたことは弁解の余地もなく、裁判に臨む態度もふさけているようにしか見えませんでしたが、それにしてもよってたかって一人の人間の汚点とも言うべき映像をこうも日本全国に繰り返し届ける必要があったのかについては疑問を感じます。裁判長が言う「社会的制裁」がこのことで、これによって減刑され執行猶予がついているのだとすると、これはもはや日本国憲法第31条「何人も法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪われ、又はその他の刑罰を科せられない(罪刑法定主義)」に反する私刑だったのではないかとさえ思います。

いわゆるネット炎上などもその一つですけど、今回の一連のマスコミ報道は、明らかに「罰を与えてやる」「懲らしめてやる」といった意図が多く見られました。号泣の様子が面白いなんて嘲笑するようなコメントするキャスターもいました。しかし、当然ですが犯罪者だから石をぶつけていい正義なんてどこにもありません。面白おかしく報じてオシマイでなく、しっかり事件の真相を追及して手口や法の不備などを指摘し、今後繰り返されないように世論喚起するような報道がなされていれば、今年の桝添元都知事に繰り返されるようなことはなかったのではないでしょうか・・・

つーか、このままでは桝添さんまで「社会的制裁を受けた」などと無罪にされかねませんよ。