(株)カプロラクタム-blog

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百舌鳥古墳

2015年10月06日 | Weblog
奈良を離れ、大阪は堺までやってきました。
ここは「百舌鳥・古市古墳群」という世界遺産暫定リストに登録されている場所です。まあそんな言い方では分かりにくいので(笑)仁徳天皇稜と言えば一目瞭然ですね。歴代天皇の陵墓は初代神武天皇から昭和天皇まで、全て宮内庁によって指定あるいは比定されています。京都奈良大阪にほとんど固まっており、大正天皇からは東京になっています。遠くは山口に安徳天皇稜、香川には崇徳天皇陵がありますが、基本的に東京以外の畿内を離れた陵墓は島流し等、何か憂き目にあったと考えてよいでしょう。逆に言えば、それだけこの辺りは古代よりごく近代まで日本の政治の中心であり続けたということですな。

仁徳天皇稜は言わずと知れた日本最大、いや世界最大の王墓です。単純な敷地面積ではクフ王のピラミッドや始皇帝稜をも凌駕しています。当然このアングルを期待して言ったわけですが、例に漏れず拝殿は他の陵墓と似たような感じで、全く概観がつかめません。いろいろ情報を集めてみると、どうやら裏の履中天皇陵は高台があると聞いたので行ってみましたが全く焼け石に水でした。しかしもう1つ、堺市役所の21階に無料の展望設備があると聞いたので、はるばる歩いて向かいました。

確かに見えるけど・・・何か思っていたのと違います。これではスカイツリーから見た上野公園などとそう変わりません。角度が悪いのでしょうか?それともやはり「鍵型の陵墓は庶民には見せられないよ!」という宮内庁からの無言の圧力なのでしょうか・・・まあ「上から見る」という目的は達したわけで、一応満足はしましたけどね。