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ノーベル街道

2015年10月08日 | 時事
「ノーベル街道」受賞5人に
普段はネタに困るくせに、旅行記を始めると途端に時事が面白そうになるという謎(笑)

というわけで、まさかのノーベル賞が2年連続で日本人複数受賞となりました。微生物の方は良くわかりませんでしたが、物質や宇宙については高校・大学と興味をもっていろいろ調べていたので、このニュートリノの質量発見のニュースはしっかりリアルタイムで見た覚えがあります。17年前になるそうですが、iPS細胞然り青色LED然り、当時からノーベル賞級の発見と騒がれていても、やはり本当に受賞するにはこれくらいの年月がかかってしまうのですね。まあこれらは全て実験成果の受賞ですからこれでも比較的早い方で、理論を提唱した方が同時受賞するようなパターンになると30年とか半世紀待たないと結実しないこともざらにあります。ノーベル賞受賞には「存命に限る」という縛りがあるらしいので、長生きをすることも受賞に必要な要素の1つのようですな。

ところで、この受賞のきっかけとなった施設であるスーパーカミオカンデは岐阜県の飛騨市神岡町にあります。この記事によると、そこを通る国道41号は今回も含め過去にノーベル賞を受賞した科学者のうち何と5名に縁がある地域が連なっているのだとか。さらにこの41号線の起点である名古屋もこじつければ(笑)日本のノーベル賞の科学系部門受賞者全21名のうち実に半数の10名がこの「ノーベル街道」に関わっていることになるようです。

・1987年 医学生理学賞 利根川進さん(大沢野)
・2000年 化学賞 白川英樹さん(高山)
・2002年 化学賞 田中耕一さん(富山)
・2002年 物理学賞 小柴昌俊さん(神岡)
・2008年 物理学賞 小林誠さん・益川敏英さん(名古屋)
・2008年 化学賞 下村脩さん(名古屋)
・2014年 物理学賞 天野浩さん・赤崎勇両さん(名古屋)
・2015年 物理学賞 梶田隆章さん(神岡)

この道は今話題の中国人観光客の爆買いツアーの通り道「昇竜道」の一部でもあります。日本人に対しても、「頭の良くなる道」のような商戦の開き方もありそうですね。