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教科書記述

2015年04月06日 | 時事
「領土記載は当然」=新検定基準も評価―下村文科相
あるべきものがあるべき場所に載っただけなのに、何故記事になるのでしょうね。

韓国もお決まりの非難をしていますが、それに対しても「去年より控えめ」とか勝手に判断しているし・・・まるで「激しく抗議して欲しかったのに遺憾だ」という書きぶりでした。まあ、「朝鮮半島は我が領土」とか書いてあるわけでもなく(笑)現状の日本の立場を教えるために記載することは当然のことでしょう。逆に、あるかないのかはっきりしないことまで載せておく必要もありません。慰安婦もようやく外されたし、南京事件の記述も書き換わったとか。小林よしのりらが20年前にやろうとしていた「自虐史観から脱却した教科書」に、ようやく世論が追いついてきたと言う感じですね。

そもそも歴史と言うのは主語が必要で、完全に客観的なものにはなり得ないでしょう。置かれている立場も状況も全然違うからです。例えば、原爆の「戦争を早く終わらせるためにやむなく使った」というアメリカの主張を、日本人は受け入れられません。事情を知っていれば、アレは「既に反撃体制もままならない中、さらに20万人を殺傷する新型爆弾で市民を虐殺し実験台にした、完全な駄目押し」だったと思うでしょう。子どものケンカだって、被害者と加害者の言い分は異なるものです(笑)そもそも勝ち負けや利害関係のある国同士が、全く同じ歴史を共有するのは不可能でしょう。わざわざ他国に配慮したり、すり合わせたりする必要は全くありませんな。
AはAの言い分があり、BはBの言い分がある。歴史というのはそういう子どものケンカを聞き取って、母親に報告する時の内容に似ていると思います。どちらかが間違っているのではなく、話を聞いていると「お互いそう考えるのも無理はないなあ」と思うことも結構あります。どちらかの味方をしても、相手の親は納得しないでしょう。どうしてもすり合わせたいのなら、平行線のままAB双方の言い分を紹介すればすむ話です。お互いの立場があることを知り、尊重する態度が重要なのではないでしょうか。もちろん「盗人にも三分の理」程度の内容は載せるに値しませんが・・・
歴史とは、過ちを繰り返さないために学ぶものであり、それは他国の歴史も同様です。「お前の言い分は間違いだ!」「歴史修正主義だ!」と一方的に弾圧することは、結局お互いの未来のためにならないのではないでしょうか。教師としては、ちゃんと自分の言い分を正しく話せるような子を育てたいと思うわけで、そのためにはまず自国の歴史を教科書で、現在の立場をしっかり学ばせる必要があるのです。慰安婦のように、捏造がはっきりしたことをいつまでも載せては問題ですが、現在竹島を不法占拠され、返すよう呼びかけているのは紛れもない事実です。知らないまま育って「別にあげてもよくね?」なんて発想が生まれては一大事ですからね。ゴネ得を許すと、次は古事記にも記載のある対馬まで取られかねませんよ。
ちなみに韓国の歴史教科書には日本の原爆投下の記述がないとか。日本が降伏し、後の竹島不法占拠事件にも関わってくる人類史の一大事を省いている国に、歴史がどうとか言われたくないよなあ・・・日本の教科書は、戦争に至る経緯に当時の中国や韓国の置かれた状況も冷静に分析してしっかり載っていますよ。贔屓目かもしれませんがかなりまだ左寄り公平です(笑)

今や世界中の人の願いになりつつありますが、早く日本の気持ちも分かってください。