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凍土の壁崩壊?

2014年11月22日 | 震災
凍らない「氷の壁」…断念、セメントで埋設へ 福島第1原発の汚染水
汚染水漏洩問題で、あれだけ宣伝されていた「凍土の壁」が、結局断念される模様です。

原発事故の後、汚染垂れ流しの現状に危機感が渦巻いた世論の中で、「これができるからもう安全です」という感じにひたすらイメージ動画が流され続けた「凍土の壁」。緊急性が叫ばれたにも関わらず、中々着手すらされないまま民主党政権は「やるやる詐欺」で崩壊してしまいましたし、自民政権下でいい加減始まったのかと思っていたら、実は3年後にやりますよとう楽観ぶりだったことが発覚してしまいました。ようやく本気を出してして予算を前倒し今年着工してみたものの、その前段階とでも言うべき「氷の壁」が全く凍らなかったという有様で、急遽氷やらドライアイスやらを導入するも、結局世界一間抜けな「アイスバケツチャレンジ」と化してしまいましたね。本命である「凍土の壁」も同じ技術で行われるため、こんな調子ではまず期待薄でしょう。つーか、アイスキャンディーのような棒を突っ込んで地下水を凍らせる子どものような発想もさることながら、どんなに寒くても川が滅多に凍らないように、動きのある水を凍らせるのは至難の業だというのは子どもでも知っている常識ですが、そんなことすらも考慮されていなかったのでしょうか。この前行われていた原発から燃料棒を取り出す作業もまんまUFOキャッチャーのようでしたし、爆発直後、自衛隊機が上空がら放水する様は、まるで人類の英知を全てかけて壮大なコントを行っているようでした。想定外の事態になればなるほど、その対策がマンガチックになってしまい、誰も突っ込まないのはクールジャパン発症発祥国特有の病なのかもしれません。

まあ、その間も汚染水はどんどん溜まっていくわけで、お手上げしている場合ではなく、マンガチックであろうがなかろうがさっさとセメントやら何やらで固めるなり、どんどん対案を出して実践するべきですな。ココは一つ、高分子ポリマーで地下水を吸収する「汚染水漏らさずキャッチパンパース大作戦」などは如何でしょう?