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錦織ファイナルリーグ突破

2014年11月14日 | 時事
錦織逆転勝ち!相手変わり「難しかった」
勝ったから良かったものの、これ大会ルール的にどうなのでしょうかね。

世界ランク3位のナダル選手のように、まだ出場枠を争っている段階で欠場を決めるならば繰り上げ当選も全く問題ありませんし、例えばこれが団体スポーツや団体戦、せめてダブルスであれば、一人が欠場しようとも補欠と交代し、チームとして参加を続けるルールがあってもアリだと思います。しかし、この大会はシングルスであり、既に予選リーグの真っ最中なわけです。しかも、試合開始の1時間ちょい前にいきなり相手の棄権が分かり、突然全く違う選手と戦うことになるなんて、ちょっと考えられませんな。普通に考えて、棄権の時点で錦織選手の不戦勝(2-0)で良いのではないでしょうかね・・・テニスプレイヤーも当然各々に得意とするプレイスタイルが違い、おそらく対戦相手によっては作戦をがらっと変えないといけないこともあると思います。この試合のスコアによって決勝Tに行けるかどうかのプレッシャーがかかる錦織選手に比べ、相手はほぼ望みのなかった出場が叶っただけでも拾い物なわけですし、ルール上決勝には行けないとしても逆に背負うものがなく、記念試合だと割り切って思いっきり来るでしょう。スコアだけ見たので、実際のプレイがどうだったかは分かりませんけど、第1セットを落とした所を見る限り、少なからず動揺はあったのではないでしょうか。それでも逆転2-1で勝ちきる所は素晴らしいと思いますが、もしラオニッチ選手だったら2-0だったような気がしてなりません。

まあ、この大会は野球で言うと日本シリーズとオールスターが合わさったような性格の大会なので、とりあえず不戦勝で試合に穴を空けるよりは、とにかく試合を見せると言うお客さんへのサービスを考えて、こういう変なルールにしているのかもしれません。何やら補欠は2人まで決まっており、リーグ期間中は待機料として980万円もらえるそうです。これだけ払ってでも興行優先なのは流石というか何と言うか・・・あとは、同星の場合、決勝Tに上がる条件にセット数とかゲーム数とかが関係してくるので、そういう兼ね合いがあったのかもしれません。基本的にランキング順ですから繰り上げ当選される選手は間違いなく格下ですし、そういうルールでも冷静であれば十分有利のはずですからね。しかし、よく考えればこの相手、前の錦織がファイナル出場を決めた戦いによってファイナルから落ちた元6位の人じゃ・・・当時の錦織は7位で、彼に勝って5位になったわけですから、格下と呼ぶのは失礼ですね。リベンジされなくて本当に良かったです。
その後、世界ランク2位キングオブテニスのフェデラーが2-0で勝ったため、錦織も決勝Tに上がる事が決定したそうです。Aリーグの方も順当で来ているので、準決勝はおそらくまた世界ランク1位のジョコビッチ選手でしょう。Bリーグは1日休養できる利点もあるので、ここまできたら是非優勝を目指してほしい所ですね。

ちなみに今日の朝日新聞、スポーツ欄でラオニッチ棄権を報じておきながら報道ステーションの番組紹介に「ラオニッチと対戦した」とありましたが・・・また捏造か!(笑)