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パレスチナ国

2012年11月30日 | 時事
パレスチナを「国家」に格上げ 国連総会、決議を採択
パレスチナ暫定自治政府が、ようやく国として認められた模様です。

第2次世界大戦の後、ナチスの政策により世界中で迫害を受けてきたユダヤ人が「自分達の国を作ろう」とこのパレスチナの地にイスラエル共和国を作ったのがそもそもの発端で、元々住んでいたアラブ系の民族と激しく衝突するようになり、今に至るという歴史があります。アラブ人にしてみればユダヤ人は突然他人が自分達の家に土足で侵入してきた米兵のような感覚ですし、ユダヤ人にとってみれば過去に住んでいた土地に安住しようと戻ってきたら知らない民俗がいたから追い出したという感覚なわけです。アメリカはナチスと対立していたので被害者であるユダヤ人寄りの立場ですし、既にイスラエル国がある以上、パレスチナ側の立場はどうしても弱くなってしまっていました。しかしココに来て、「やはりパレスチナの主張も国際的に認められるべきだ」という動きになり、段階を経ながら国家として認められる運びとなったというのが経緯のようです。

民族や宗教といった感覚が日本人には薄いのであまりピンときませんが、かなり大きな一歩であると思います。今後の動きに期待ですね。