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バナナの皮

2012年11月10日 | 時事
本当に人間は、バナナの皮で転ぶのか?
つーかむしろ、なぜ我々は「バナナの皮が道に落ちている」という奇跡的な現象について、「滑って転ぶ」という認識をもつに至ったかのほうが疑問です。

あなたのこれまでの人生、少なくとも10年ぐらいを振り返ってみてください。道にバナナの皮が落ちていたことなんてあるでしょうか。そしてそれを踏むと言うことは、一般的な地面の色に対して保護色的に働く犬のフンなどとは異なり、あらゆる意味で対照的に目立つ黄色の物体に対し、半径1mに近づくまで全く気づかないと言う事象なのです。ましてやそれをピンポイントで踏みつけるなんて・・・いやもう止めましょう(笑)
とりあえず自分が強烈に印象に残っているのは「マリオカート」ですが、それでもせいぜい20年前ですし、もっと子どもの頃からその認識を持っていたように思います。すると、確証はありませんが「ドラえもん」や「サザエさん」といった国民的マンガによって表現されていたのではないでしょうか。
つーか、記事によると、この「バナナの皮で滑る」という現象は、笑いのグローバルスタンダードのようであり、むしろ海外にソースがあると考えたほうが自然です。子どもの頃に見ていたカートゥンといえば「トムとジェリー」か・・・ありそうですね(笑)

と思って調べてみたら、どうやら起源は1世紀も遡る、チャップリンの映画「アルコール先生海水浴の巻(1915年)」のようです。小説などではもっと前にネタとしてあったらしいですけど、映像として世に知らしめ、世界中に広まったのはこいつの影響が大きいらしいです。「トムとジェリー」にも、チャップリンネタが出てきますから、今でも日本中の大人や子どもにも爆発的な認知度を誇っているのも頷けますね。

ところで、肝心の実験結果は「1本ではまず転ばず、バナナを敷き詰めると人は転ぶ」だそうです。バナナが敷き詰められた、そんなまさしく奇跡的な場面に遭遇することなんて、絶対にありえませんよね・・・チャップリンはどうしてその発想に至ったのでしょう?それが天才の天才たる所以なのか・・・