(株)カプロラクタム-blog

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難題

2006年04月08日 | Weblog
情報主任ネタが続きます。

今年度、校長より1つの提案が出されました。「それぞれの先生が、児童生徒の良い行いやすばらしい姿を見つけたら、それをパソコンに打ち込んで全職員が見られるようにできないか。」というものです。今まで、校長という職業はITとは無縁(無縁でも務まるという意味)だと思っていたので、このような発想を聞いたのは正直意外でした。まあ、僕は直接でなく教頭から「こう言ってたよ」と聞いたもので、本意がどの程度のものかは分かりませんがね。

単純に考えれば、児童生徒名のワードなりエクセルなりのファイルを作っておき、1つのフォルダ(もしくは学年別フォルダ)に入れておけば事足ります。そいつをネットワークで共有をかければ、どの先生でも打ち込めて、どの先生でも見られることになるわけです。
しかし、果たして仮にそのようなものを作った所で実用されるのかと言えば、どうしても疑問が残ります。何度も書いてきた通りこの学校は職員用のパソコンが1台しかなく、しかもXPのホームエディションのため、LANに個人持ちのパソコンをつなげるにも先着5台までしか繋げられません。そのため、一応「LAN・プリンタの繋ぎ方」というプリントを配って各自やってもらうようにしたものの、先週は自分で試される先生がほとんどみえない状況でした。このため、印刷時はその1台の学校用パソコンに順番待ちを作ってプリントアウトする、という光景も珍しくなく、LANの問題を解決させないことにはとてもデータを打ち込むだけのために全職員がパソコンの前に座れる環境にありません。
もちろん使いやすさも追求しなければいけませんし、できれば児童名を選択しコメントをフォームに入力するだけで自動的にデータベースに書き込みができるようなプログラムを組んだりしていけると良いと思うのですが、残念なことにそこまで自分の能力は高くなく「できるかできないか」の判断すらできない状態で、とりあえずは自分の意をくんだソフトを偶然発見できないか探し回るのがやっとの所ですね。

まあ、最善は作っているふりをして風化するのを待つことか・・・