(株)カプロラクタム-blog

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因島

2006年04月01日 | Weblog
どこに行こうか考え、とりあえず姫路方面へ繰り出しました。

姫路で降り、午前中ぐらいはココで・・・と姫路城へ向かって歩いているうちに、この前広島へ行ったときに食べられなかった尾道ラーメンを食べたいと思いつき、城門をくぐった瞬間ターンして再び駅に戻りました。
それにしても、姫路から先は各駅停車しかなく、しかも一気には進めないのには辛い所ですね。時間だけがやたらと過ぎていき、尾道についたのは2時半でした。確かに、広島-姫路間は新幹線という選択はアリだったと、このときは肌で感じましたね。8000円もするのはネックですけど・・・

この時点までは「過去に訪れたことがあり、行きそびれた所を補完する旅」になりつつありましたので、ここから四国へ渡り、まだ行った事の無い愛媛県へ行ってみようと思い、レンタサイクルを借りて向島まで渡りました。尾道から四国までは全長80kmもあるそうで、とてもこんな時間からは走破するつもりも力もはなく、因島で乗り捨ててあとはフェリーで行く道を選び、走り始めました。
因島といえば「ヒカルの碁」で有名な本因坊秀策の生誕の地であり、佐為が消えてから何故かヒロインでなくタクシー運転手と愛の逃避行をしたことで強く印象に残っている?秀策の墓がある所です。彼と同じようにチャネリングをしてこようと、早速サイクリングコースから外れ山路を登り始めました。残念ながら記念館へ入るには事前の申し込みがいるようで、館の中へは入れませんでしたけど、石切神社の記念碑や墓を十分に堪能してきました。

しかしこの後、もと来たコースへ戻ればよかったのに同じ道を通るのもどうかと考えてしまい、海岸線沿いに港まで行くコースを選びました。これが運命の分岐点だったようで、その後行けども行けども強烈な上り坂と直滑降のような下り坂が延々と続き、このまま遭難するかもしれないと何度も考えながら「あの坂を上れば・・・」と中1国語の題材を頭で繰り返しつつ、2時間がかりで峠を抜けました。あれは日頃の運動不足がどうのというレベルではなかったようで、自転車を返す時に管理の方から「あの道は自転車で通れる道じゃない」とも言われてしまいました。「秀策の墓へ寄って・・・」と理由を話すとそのまま囲碁談義に花が咲き、石を投げれば有段者に当たる島という噂は本当だったのかと思いました。自分で勝手に作った噂ですがね。

フェリーで遥々愛媛県今治市についたのは8時。この時間で、深夜か?と思う程どの店も閉まっていました。まあ地元も似たようなものですが、土産物中心の商店街だったのかもしれません。またも一番最初にアタックした宿でいきなりチェックイン。もう少し探せば安い宿が隣にあったみたいですけど、もう一刻も早く休みたかったので仕方なしかな。

明日は帰るのみ。折角愛媛まで来ましたが、観光よりも早く戻る事を優先したいと思います。四国へ渡った意味なし!