「ぼちぼち」にて、ほじほじ＆ちびちびの至福の時

この土日はずっと仕事をしているのだが、こういう時に限って夫はヒマなようで私と遊びたがる。

朝からパソコンに向かっている私に「朝餉の用意をいたせ～」と殿様気分で命令。
洗いものと洗濯を終わらせて、やっと仕事を再開したら、「昼ごはん何？」と聞いてくる。
昼ごはんを作って食べて、また片付けて、ようやく集中して仕事をしていたら、「夜ご飯は外に食べに行こう」と誘われるのである。

いやはや・・・
こうなるのはわかっていたので、なるべく土日に仕事をしたくはなかったのだが、今回は月曜日までの案件が重なってしまったので仕方がない

仕事の進行が遅れ気味だったので、外食するのはちょっと気が乗らなかったのだが、家で食べるなら食べるでどうせ作って片付けないといけないのだから同じこと。
夕方、夫が予約してくれた店に出かけていった。

そんな感じであまり気乗りしていなかったのだが、帰りはもうすっかりゴキゲンで
というのも、夫が連れて行ってくれたお店がすごーくよかったからだ。

京橋の「旬菜　ぼちぼち」さん。
http://bochibochi.net/

和のテイストのオープンキッチンで、厨房をぐるりとカウンターが囲んでいる。
奥にはテーブルも何席か。
活気があり、お店のスタッフの感じもいい。

メニューを開けば、その日に仕入れたおすすめの魚介類と、旬の野菜がズラリ。
さらには日本酒も20種類くらい。

メニューを見ただけで幸せになるなんて！

付き出しはこちら。


付き出しが旨い店は間違いがない。
おぼろ豆腐の上には醤油の葛あん。
イカのお寿司に卵、南蛮漬け。
これは料理に期待が高まる！！

とにかくお魚が旨いということなので、お造りの盛り合わせを。


ボタン海老、鰆の焼き霜、戻り鰹、アコウ、鯛、鮑、ハリイカの上に雲丹。
どれも新鮮で美味しい！

さらに、「海老の頭は後で揚げますね」と声をかけてくれる。
私は生の海老がめちゃくちゃ好きなんだけど（火を入れるとそうでもない）、その生海老本体よりも好きかもしれないのが、海老の頭を揚げたやつで・・・。
たまに頭を残している人がいるけれど、「それ残すならください」と集めてまわりたいほどだ（いや、まわらんけど）

ここは日本酒だろうと、大好きな「宝剣」を注文。
「宝剣」の中でも、家ではなかなか買えない山田錦。（ちょっと高い）
お造りと合う合う！
たまらんなぁ、しみじみするわ・・・


次は、桜海老のかき揚げ。
こんがりと揚がった大きなかき揚げが２つ。
香ばしくて美味しい。


加賀蓮根のステーキ

私がメニューを見て真っ先に「加賀蓮根ある！」とテンションが上がっているのを、なんじゃそら、という顔で見ていた夫。
騙されたと思って食べてみぃ～と、注文した。
一口食べて、夫も「お～！！」と感動。
普通の蓮根とはちょっと違うんだよなぁ、お芋みたいな食感でホクホクしている。
それを皮ごとこんなに分厚いステーキにしてくれた。

日本酒は、濃い味付けにあうように、賀茂金秀の雄町。
いいマリアージュだ。

それから、何か煮魚をつつきたい、ということで、「本日のアラ炊き」を注文したら、なんとクエだった。
すっごいボリューム！！


ひぃー！
テンション上がる！！

味付けは、かなりコックリと甘め。
これがまた酒呑みにはたまらん。
魚の身をほじほじしながら、日本酒をちびちび。

日本酒は、またこれに合うように、王ろくの超辛口。
またいい感じのマリアージュだ。
ほじほじ＆ちびちびの至福の時。

「日本に生まれてよかった！」と夫。
「お箸の文化がないと、この料理は無理やね！」と私。

目のまわりのプルプルや、唇のプルプルまで、全部きれいにいただきました！
クエさん、ありがとう

もう少し飲み食いしたいところだが、とりあえず満足したのでここでお会計。
コスパはよかった。
絶対リピートしよう。

帰ったら、当然、もう仕事なんてやる気にならなくて・・・
それで日曜日の今日も朝からせっせと原稿を書いているわけだ。
今、一段落したので休憩がてらこれを書いている。
これからまだ７時間くらいやらないといけないけれど、今日は夫が出かけてくれたのでひと安心。
夜ごはんは自分の分だけなので、適当に済ませられる。

仕事して、美味しいもの食べて、いい週末やなぁ