月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

手放してみてわかることもある

2020-10-02 | 生活
午前中に梅田で用事があったので出かけて、ランチにハービスの「The tee SUPPORTED BY MLESNA」へ。
その名の通り、ムレスナティーのカフェで、一人で梅田でランチする時はよく利用する。
でも、今年に入って初めてだったかも。(そもそもこの半年で梅田に来たのが3回目くらい)

正直、ここの料理は高い割にそこまで美味しいと思ったことはないのだが、きのこのパスタを注文したら、これが私としてはかなり好みの味だった。
そんなに美味しくないと言いながらも利用するのは、スタッフがまわってきていろいろな紅茶を注いでくれるからだ。
また、もともとブルディガラという店があった場所で、若い時に10年間、週1くらいで通っていたから、なんとなく落ち着くということもある。(この近くの事務所に社内報の仕事で通っていたから、よくランチで利用していた)

紅茶は5種類飲んだ。甘いフレーバーに包まれて心地よい。
会計の時、レジ前に並んでいたら、ムレスナティーの箱が積まれているのが目に入った。
お気に入りの「京都四条の香り」が目に入ったので、1つ取ってレジに持って行った。
うれしい。この紅茶も久しぶりだ。
基本的にはフレーバーティーよりも、茶葉そのものの味わいと香りを楽しみたいのだが、たまに好きな香りの紅茶が飲みたくなる。これはローズとジャスミンのフレーバーで私好み。

こういう一人ランチや突発的なちょっとした買い物をするのも数ヶ月ぶりで、満足感が高かった。
それだけでいい気分になって、午後からの仕事場へと向かう。

今日は日本酒の雑誌の最終校正の日だった。これに参加するのも1月以来。
病気が原因で取材に行かせてもらえなかったから、初めて4月号に1記事も載らず、7月号はコロナで休刊。
そういうわけで、スタッフの皆に会うのも久しぶりだった。

デザイナーさんの事務所で、次の発行号の全ページを皆で校正する。
発行前に他のライターさんの記事が読めるのもうれしい。
I田さんの記事に惚れ惚れする。取材ライターの真価は文章力じゃなくて構成力だなと感じる。もちろん彼女は文章も上手。(難しい言葉をあえて使うのだけが、私の好みではないところだけど)
記事の内容とまとめ方が素晴らしくて、「うわー、いいなぁ、面白いなぁ、いい記事だ~」と誰に言うというわけでもなく一人ごちていたら、私の前に座っていたYデスクが「寒紅梅もよかったですよ」と言ってくれた。(寒紅梅は私が書いた記事)
Yデスクに褒められると自信がつく。よっしゃー!って感じだ。

夕方17時半頃には終わり、YデスクとクライアントのI山さんと3人で飲みに行った。
何度か行ったことのある日本酒の美味しいお店へ。
このスタッフメンバーで飲むのも久しぶりだから、とにかく楽しかった。
I山さんが面白いので、笑いこけた。

私はずっと元気だったし、他のクライアントは普通に依頼してくれていたのに、なぜあなたたちだけは私に取材をさせてくれなかったのか、ということを聞いたら、「この雑誌にとって本当に重要な人だから。スタッフ全員一致で、治すことに専念してほしいと思った」とI山さんが言ってくれて、じんとする。
「もう治ったんなら、カラカラになるまでこき使いますから」と言われて、「いやいや、やめてよー」と言いながらも、泣きそうになるほど嬉しかった。

ここにはちゃんと「私の居場所」があるんだなぁと思った。ありがたいことだ。大切にしたい。

いい気分で帰宅。
これから年内に4蔵くらいは取材がありそうだ。3月以来の酒蔵取材。早く行きたくてうずうずする。
少し離れてよかったのかもしれないなとも思う。
「もういいかな、十分だな」と思っていたのに、やっぱり日本酒は自分にとってライフワークとなるものだと気づいた。
迷ったら、一度手放すこと、一度離れて見てみることがとても大事なのかもしれない。そうしてわかることもある。


まだまだ使うで!Gotoトラベル

2020-10-02 | 生活
まだ仕事量がコロナ前には戻らない。まともに仕事をしているのは週に2日くらいか。
青森から帰って、すぐに1本オンライン取材での案件があった。
担当していたライターから急なバトンタッチ。暇だから全然かまわない。むしろありがたい。
1000文字程度の原稿だが、久しぶりにちゃんとした「記事」なので楽しい。あっと言う間に書き上げてしまった。
何にも追われていないから、ただ楽しい。若い頃のような集中力が発揮できてうれしくなった。
もっと書きたいなぁと切実に思う。

9月末からスタート予定だった大きめの案件は、中小企業庁との連携がうまくいっておらず、11月からスタートになった。
10月の取材は今のところ2本だけ。
コンペ案件はまだ判定待ち。これがとれたら10月後半は忙しくなりそうだけど。

もう一つ秋にスタート予定の案件の連絡がまだ来ていなかったので、担当の仲良しデザイナーAさんにメールしてみた。
その前に連絡をとったのは7月だったので、この夏の間に何をしていたか全く知らなかった。
返信来ないな、忙しいのかなと思っていたら、夜9時半過ぎて突然電話。Aさんからだった。
瞬時に、話がたくさんあるのだろうなと理解する。Aさんは結構アナログ人間でメールやLINEで長話をする人ではない。すぐに電話をかけてくるタイプなのだ。

やはりいろいろ話題があって、結局23時まで話していた。
私も聞いてほしいことがあったのでようやく話せてスッキリ。
秋スタート予定の案件がいくつかあって、11月になるとのこと。また11月!!かぶってくるなぁ・・・
でも、Aさんは私が心から信頼できる人なので安心だ。忙しくなるのが楽しみで仕方がない。
良い仲間との仕事は、いい予感しかしない!

というわけで、まだ暇人なので、来週は新潟へ行ってくる。
今回は夫ではなく、飲み友達の30代女子、アヤコちゃん、ヤマピーと3人で。
2日で酒蔵4軒、ワイナリー1軒をまわり、夜は街で新潟酒を求めてハシゴするという酒飲みツアー。
ホテルは普通のビジネスホテルのような感じで3人それぞれがシングルでとっている。
これもGotoトラベルでお安くなった。(伊丹~新潟(飛行機往復)+シングル1泊で15,000円を切っている!)

彼女たちとは2年前に私が祇園の日本酒バーを手伝っていた時に一緒に働いていたスタッフで、今も定期的に飲みに行く仲間だ。
旅館で同じ部屋に泊まるといろいろ気遣いするが、こういう旅行は自由でいい。
ただ、いつも数時間一緒に飲んだことしかないので、2日間一緒に行動してお互いに嫌なところが見えなければいいなとは思う。逆に、良いところがいっぱい見えて、もっと仲良くなれることを願っている。
少なくとも今は二人とも大好きだ。二人ともずっと接客業をやってきたので、周りがよく見えるし、人への気遣いもできる人たち。たぶん私がいちばんダメ人間。でも、二人とも私を慕ってくれて、「かおり先輩」と呼んでいろいろ誘ってくれる。(先輩付けは高校以来だ)

酒縁に感謝!