月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

250円の価値

2015-05-17 | 生活
毎年恒例の、高校の同窓祭。
いわさきっちがお菓子のお店を出すので、そのお手伝いに行った。
なぜか卒業生でもない私の夫もメンバーで、あとはゆうちゃんと男子2名。

メンバーが結婚して奥さんを連れてきたり、子供が生まれて参加できなかったり、逆に連れてきたりと、毎年にぎやかになったり淋しくなったり。
少しずつ変化しながらも、なんとか6年続けている。
こういう機会でもないと母校に行くこともないし、お店の売り子はやりがいがあるし、毎年楽しみだ。

私たちのブース。
なぜか私がいわさきっちに「店長」と呼ばれ、レイアウトの指示を出す(笑)


パウンドケーキと


クッキーと


それから、今年の新作「レモンケーキ」
これが絶品で、見た目もコロンとしたフォルムが可愛くて、テンションが上がる。
最近の新作の中では一番のお気に入りになった。正直、何個でも食べられる。


それから、今年の目玉。
「かすがちゃんクッキー」


この「かすがちゃん」というのは、我が母校の100周年記念キャラクターで、デザインの公募があり、ゆうちゃんの応募したこの「かすがちゃん」が採用された。
今では在校生もよく知っているキャラで、グッズもいろいろ販売されている。
それをアイシングクッキーにしたのだ。
初めての2人のコラボに感動!(私は売るだけ!)

今回、嬉しいことに、このかすがちゃんが真っ先に完売。
卒業生には人気のキャラなのだ。
くまもんやふなっしーにも負けないよ

お祭り自体の人の入りが悪くてどうなるかと不安だったけれど、結果的には他の商品もすべて完売!
ホッとした。

毎年そうだけど、この春卒業したばかりの若い子たちにはあまり売れない。
だいたい買ってくれるのは、私が生まれる前に卒業しているような「おばあさま」たちばかり。
それでもたまに若い子が試食した後、お店の前でじっと悩んで1つだけでも買ってくれることがある。
そういうのがとても嬉しい。
ご年配のご婦人たちが1000円、2000円と買ってくれるよりも、なぜかすごく「じん」とする。

今回も、本当に長い間、お友達と3人でずーっと店の前で悩んでいる女の子がいた。
そして、悩みに悩んだ末に、かすがちゃんクッキーを買ってくれた。
写真ではわかりにくいがわりと大きいクッキーで、1枚1枚手書きという手間もかかっているので1枚250円もする。

「そんな悩むか?!」とも一瞬思ったが、よくよく考えてみれば、自分だって大学生の頃なんてお金がいつもなくて、自動販売機で100円のジュースを買うのも躊躇していたではないか。
おなかがすいたら、いつも大学の生協で80円の「かにぱん」を買って食べていた。
あの頃、1つ250円のお菓子を買うなんて、考えられなかったと思う。
これは彼女の意を決した「贅沢」だったんだろうなぁ。

改めて「250円」の価値を考えさせられた出来事だった。
(それならもっと節約しろよ、かおり!)

余談だが、久しぶりに書道の先生に会った。
(書道・美術・音楽から選ぶ授業があり、私は「書道選択」だった)
その先生が私といわさきっちとゆうちゃんの顔を見て(全員書道選択)、
「うーん、あまり覚えてないけど、自分は(あなたは)顔変わってないんちゃう?」と私の顔を指差した。

小学校の人にも、中学校の人にも、高校の人にも、みんなに「顔変わってない」と言われる私・・・
これは喜ぶべきなのかどうなのか

夢は、「え?!誰かわからんかった!きれいになったな!」と言われることです。
誰からでもかまいません・・・