鴨着く島

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台風10号の爪痕(2024.08.29)

2024-08-29 15:09:02 | 災害
今日の午後3時現在、爪痕というのは大袈裟だが、我が家では庭木の一部が折れたり、倒れたりしている。

最初に倒れたのは玄関近くの貝塚伊吹というヒノキ科の庭木だ。
これは昨夜の早いうちに倒れたようだ。

高さ2m、葉の繁り具合の直径も2メートルくらいで、雨を多量に含んだせいで重心が上に行き、強い東風に倒されたようだ。

10年余り前に、高さ1mにも満たず、繁り幅はもっと小さかったののを植えたのだったが、図体の大きくなるままに選定をしていなかったのが原因だろうか。反省している。

根が完全にむき出しにならぬうちに植え直してやれば、生きていくと思う。

その一方で、庭の入り口に植えてあった槙(当地ではヒトツバと呼ぶ)の木は根元から50センチほどの所でぽっきり折れた。
高さ約3m、幹の直径は15、6㎝でこちらは15年は経っていた。よく見ると大きなカマキリが下向きに付いている。何を狙っているのか。

最近、オビダマジャクシとかいう槙(ヒトツバ)に好んで卵を産みつける台湾から移入して来たという蛾の仲間によって弱って来ていたのが、今度の台風の吹き返しの西風で止めを刺された塩梅である。

台風10号は午前10時時過ぎに薩摩半島西部の薩摩川内市の海岸部に上陸したらしいが、5時間後の現在では鹿児島県の内陸には進路をとっておらず、そのまま海岸沿いに北上しているという。

気圧は965ヘクトパスカルと上陸前の935ヘクトパスカルよりかなり小さくなったが、瞬間最大で40mは吹くというから油断はできない。

この頃の台風の特徴として、暴風圏内からは遠く離れた地域にも多量の雨を降らす線状降水帯の発生をもたらすことだ。東北岩手や、北海道でも時間雨量80ミリとか90ミリとかが記録された。

天災大国(災害列島)日本がさらにパワーアップした形だが、地球温暖化によって日本列島が亜熱帯化しつつあることを証明している。