鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

7月は過去最高の気温だった!

2024-08-02 19:51:32 | おおすみの風景
昨日のテレビではどこも「全国的に7月の平均気温は過去最高を記録した」という情報であふれていた。

たしかに暑い。鹿児島では昨日に並んで最高気温が37℃を越えた。

鹿児島は日本本土の最南部なので暑いことは暑いが、周りを海で囲まれていていわゆる海洋性気候の側面があるので、かつて最高気温が35℃を記録するのは一夏で一週間もあっただろうか。

それが今年は6月19日の梅雨明け以降、ずーっと夏本番の暑さが続いている。

今日は京都市内が一番暑かったらしい。37℃というから体温と同じである。

それでも草花の中では暑さにめっぽう強いのが咲いている。

木本のサルスべり(百日紅)は真夏の貴重な花だが、草花では何といってもポーチュランカが横綱だ。もう一種のホウセンカも夏向きの花だが、今年の暑さには堪えきれなかったのか、盛りを過ぎてもう終末の様相である。
強烈な太陽光に負けないのがポーーチュランカだ。我が家の庭ではもう何年になるかこぼれ種で5月の半ばころから殖えて来て、梅雨明け前からぽつぽつ咲き始め、梅雨明けと同時に旺盛に咲き出す。

ところがこんな暑熱の真っ只中、楚々として咲き始めるのがタカサゴユリである。

テッポウユリの原種だが、毎年この時期に1メートル以上の長い茎を伸ばし、先端に真っ白な五弁の花を咲かせる。


一本の茎に六つも七つも花を付けるのもある。

真夏に咲く花としてこれ以上見応えがあり、清楚な花はないだろう。


夕刻、日中の騒がしいクマゼミに代わってヒグラシが遠くで鳴き始めた。

7月は例年の平均気温をはるかに超え、鹿児島でも宮崎でも130年の気象観測の歴史始まって以来、最も暑い7月になったそうだ。

くわばら、くわばら!