俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

2月20日(火)

2018-02-20 11:28:03 | 日記
★二月はや雛の鼓笛を持たさるる   正子
雛人形を飾られるお宅では、二月も半ばとなれば雛人形が箱から出され、雛壇に並ぶのでしょう。五人ばやしの人形もそれぞれの楽器を持って、ひな祭りが近づくのを教えてくれます。(多田有花)

○今日の俳句
青空に斑雪の山の光りあう/多田有花
「光りあう」が、早春をよく表現している。少しずつ強くなってゆく日差しに、青空も斑雪の山も輝いている。(高橋正子)

●俳句界の編集長さんからメール。3月14日(水)に会社に出向く予定。

夜、兜太氏が亡くなったと偽のニュースが流れ、取り消されたという話を信之先生とした。2018年度の角川年鑑を取り出し、詳細に記事を読んだ。兜太氏の後の大物俳人は誰かと調べてみたのだが、わからない。俳句全体が雑然としてほこりっぽい印象が残った。中に澤好摩氏の句はすっきりとして詩があると思えた。

現代俳句協会神奈川県支部に新会員紹介用の俳句3句(信之)を投函。正子、句美子は未投稿。

○犬ふぐり

[犬ふぐり/横浜・四季の森公園]

★陽は一つだに数へあまさず犬ふぐり/中村草田男
★下船してさ揺らぐ足や犬ふぐり/能村研三
★犬ふぐり牛を繋ぎし綱ゆるむ/皆川盤水
★犬ふぐり野川に水が鳴り始め/高橋正子
★犬ふぐり黄砂来ぬ日はすずやかに/高橋正子  

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢、学名 Veronica persica)とはオオバコ科クワガタソウ属の越年草。別名、瑠璃唐草・天人唐草・星の瞳。路傍や畑の畦道などに見られる雑草。ヨーロッパ原産。アジア(日本を含む)、北アメリカ、南アメリカ、オセアニア、アフリカに外来種(帰化植物)として定着している。日本では全国に広がっており、最初に定着が確認されたのは1887年の東京である。早春にコバルトブルーの花をつける。まれに白い花をつけることがある。花弁は4枚。ただしそれぞれ大きさが少し異なるので花は左右対称である。花の寿命は1日。葉は1–2cmの卵円形で鋸歯がある。草丈10–20cm。名前のフグリとは陰嚢の事で、実の形が雄犬のそれに似ている事からこの名前が付いた。ただし、これは近縁のイヌノフグリに対してつけられたもので、この種の果実はそれほど似ていない。したがって正しくはイヌノフグリに似た大型の植物の意である。


◇生活する花たち「さんしゅゆの花蕾・雪割草・満作」(横浜・四季の森公園)
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