俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

3月29日(金)

2024-03-28 23:04:03 | 日記
雨、午後晴れ 

 シーレ「死と乙女」
涅槃図と重ねても見「死と乙女」  正子
  シーレ自画像
白シャツのこの自画像の目を愛す  正子
  金蔵寺参道
浅きみどり桜つぼみは皆そうで    正子
 ※「浅緑」は、平安時代に呼ばれていた色名で、黄色がかった薄い緑色。

●3月24日にできたばかりの新綱島の港北区区民ホールの開館記念にマロさんのリサイタル。18時開演で2時間。コンサートは本当に久しぶり。

プログラムは、ヘンデルの「ヴァイオリンソナタ第4番ニ長調」、ベートーベンの「ヴァイオリンソナタ第5番ヘ長調『春』」。小学生とバッハの「ドッペルコンチェルト」、クライスラー「美しきロスマリン」「愛の悲しみ」「愛の喜び」。お楽しみコーナーは、プログラムにない曲、多分だが、「ヴィターリ /シャコンヌ」と思う曲。伴奏の入江一雄さんは「ハンガリアン舞曲第6番」。マロさんの「ウィーン、わが夢の街」で締めくくった。演奏は、とてもよくて、ピアノがよかったのです。

コンサートと関係ないけど、トークが、こちらの耳のせいか、マイクを通しながら声がはっきり聞き取れなくて、その上、関係者の女性の方たち、慣れなくて普段が出たのか、ちょっと上から目線でした。演奏も曲目もよかったのに残念と言えば残念だった。次のコンサートは、それなりのお金を払って聞きましょう。帰りは、ホールを出たところのバス停から日吉東口行で帰った。

●「奥の細道むすびの地芭蕉記念館」発行の「大垣」二月号、三月号に次の句が掲載される
帆を立ててヨットは沖に犇めける 正子(2月号)
澄みて青き煙のぼりぬ朝顔香   正子(3月号)

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3月28日(木)

2024-03-28 14:04:58 | 日記
小雨
水色に藍をふくみて勿忘草   正子
濡らさじと勿忘草の鉢抱え   正子
若枝に桜咲くなる山家かな   正子

●桜の開花が楽しみなので、金蔵寺の桜の咲き具合を見にいく。歩いているうち小雨が降りだした。参道の桜も境内の桜も7,80年経っているらしい。参道の十本の桜の内一本の木の小さい枝に、かんざし位に一つが開花。境内にある5本の桜は、どれも緑の蕾。境内の梅が1センチもない小さい実がついている。墓地へ行く道の山側に土佐水木と白い椿。

帰り、スーパーで勿忘草を二株買った。玄関に勿忘草の苗を置いて、その足で、5丁目の丘へ。民家の桜の木の若枝に桜が咲いている。農家の畑に李の花。

●句美子の『手袋の色』の「貝がら」から50句の内38句を昨日と今日で英訳。

若枝に桜咲くなる山家かな   正子
In the mountain hut where cherry blossoms bloom on young branches(trAI)

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