釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

3月22日 KO食らったけど、ポイント見ーつけた。

2017年03月22日 | 日記
本当は24日に出る予定だったが

「23日に雨が降るでしょう。そうなると24日は風が吹いて時化るから、その前に行きませんか」

脇坂さんから連絡があり、一瞬悩んだが…。

今日は予約も入ってないし、でも、WBCはあるけど…。

「そうやね。時化る前に行ってみる」

行けばどっちに行くか、鵜戸方面か、水島方面か…。

まずは、鵜戸方面にと思い、沖に出た。

「おおっ、来たよ。こりゃ、デカイね」

目線を遙かに越える、大きなウネリが北東方向から寄せてくる。



写真では、上手くウネリが撮れなかった。

「風は北西だし、暫くは大丈夫やろう」

ウネリを乗り越えながら、沖合水深60メートル付近まで船を進める。

船首を北東に向けて、釣り開始。

潮は、緩い上り潮。

「ベイトはまずまずかな。少しずつ増えてきているね」

「おおー、来たよ。上るよ。今度は下るよ」

脇坂さんは、スロージギングで獲物を追いかけている。

9時前に、風が北東に変わった。

「あれっ、風が変わったよ。早すぎるよね」

「北東が強くなってきましたね。移動しますか」

脇坂さんも風の変化が、ウネリの変化に繋がるのを警戒している。

直ぐに、船を潟に向けて走らせる。

暫く走ると、魚探にベイトボールが出てきた。

「有るね。此処は初めての処だよね」

「もう一度回って、確認するね」

「竿出して良いですか」

船を旋回させて、海底の様子とベイトの様子を確認する。

「海底の窪みが大きいね。時々出てくる盛り上がりも連続しているね」

ベイトポールが、又出てきた。

脇坂さんが、ジグを落としていく。

直ぐに、何かヒットしてきた。

「なんか来た。大きくはない」

「あっ、外れた」

船の上下動が大きすぎて、針掛かりが充分では無かったようだ。

「ここは、新しいポイントになるね。入れておくね」

新たなベイトが、次々と出てくる。

「ここ、面白そうだね」

その場を離れて、今度は大島南側の平瀬近くに移動する。

「ここも、最近はベイトが寄っているよ」

「ホントや。凄いベイトやな」



平瀬は、時折波を被っている。

瀬渡し船が、水島の釣り客を回収している。

「やはり、ウネリが高いものね」

掛け下がりになっているところを攻めてみるが、なかなかヒットが出てこない。

3度、4度と船を戻して、流すコースを少しずつずらしながら攻めてみるが、バイトがない。

「この前は、ネリゴがヒットしたのに…今日は、触ってこんね」

「もう一度、南側から流してみるけど、ウネリが高いから気を付けてね」

沖合には、鳥山が見える。

鳥が海面に突っ込んでいる。

「あそこに行けたら、鰤が居ると思うけど…」と、私。

「このウネリと風では無理でしょう」と、脇坂さん。

「そうやね。遺書が居るかもね」

その鳥山を指をくわえて、眺めるしかない。

結局、最後までバイトは出なかった。

「今日は、帰るか」

「そうですね。当たる気がしません」

北東の強風と、目線を越える大ウネリに勝てなかった。

「天気にKO負けやね。出直そう」

「でも、新しいポイントは2ヶ所有りましたね。調査に出た甲斐は有りましたね」

「そうやね。後は、乙姫様に海を凪にして貰おう」

北東の風に向かって、帰港した。