釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

3月20日 動かない潮に、大苦戦

2023年03月21日 | 日記
早朝から、北東の風が吹いていた。

その風に押される様に、北東からのウネリも高かった。

波長が短くて、場所によっては三角波状にもなっていた。


行きたい沖のポイントは、諦めるしかない様だ。


最初に入ったポイントで、まずは、何かを確保したい。

そんな思いで、ベイト反応を探す。

海底に張り付くように、ベイト反応が出て来た。


最初にヒットして来たのは、鯵。




丸鰺がヒットし、次のアタリには、真鯵が姿を見せた。

30㎝クラスの、良型鯵だ。

丸鰺と真鯵が、混ざっている様だ。


釣りの様子を観察していると、風で流される分ラインは出るが、下潮は動いていない様に感じる。

「下潮の様子は、どうですか」

「動いていないですね。着底してからの巻き上げが軽いですね」

「苦戦は必至…」と判断して、ポイント移動を早くしていく。


波と風を覚悟の上、沖合のポイントに移動してみる。


「何か、来ました」




竿に出てくるアタリの様子から「真鯛みたいですね」と、期待する。

姿が見えて来た。







小型の真鯛が、上がって来た。

次に移動したポイントでは、赤アマダイがヒットして来た。




今日の魚は、小型のものが多い。

内臓や血が出ていないものは、海に帰す。


時には、とんでもない大物がヒットして来た。




仕掛け回収の巻き上げ時に、何かがヒット。

いきなりドラグ音が鳴り、勢い良くラインが出て行く。

「船で追い掛けますね」

船で追い掛けるが、海底の瀬周りから余り離れる様子がない。

瀬を回り込む様に、獲物が走る。




締めこんだドラグから、ラインが引き出される。

「巻けない」

この強烈な突っ込みで、ラインが切られた…。


「何やったろ…」

悔しさだけが、手の平に残った。


この後、数か所のポイントを移動していくが、アタリが出てこなくなった。


「漁礁の有るポイントに行きます」

この頃から、小雨がぱらつき始めた。

何か釣果を、上げたい。

その思いが、通じた。




「何か、来ました」

竿先が、弧を描いた。

姿を見せたのは、真鯵。




身幅と厚みの有る、40センチ近く有りそうな真鯵。

連続ヒットはしなかったが、真鯵の釣果に、少しホッとした。

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