

朝の海は、北東からのウネリが、寄せていた。
「思ったよりも、ウネリが高いな」
ポイントに向けて走りながら、海を見た感想。
渡辺さんとも、北東からのウネリの話をしながら船を走らせた。
「風は、今のところ北西ですね」
緩い下り潮が、沖に吐き出している。
ベイト反応は、海底から浮き上がって、良い感じの柱状になっている。
山元さん、立山さん、國武さんに渡辺さんが、竿を出していく。


山元さん、立山さんがウッカリカサゴを釣り上げる。
魚種を問わず、まずは一匹目が上がれば、気持ちもホッとする。
山元さんは、ここから調子が上がっていく。


ウッカリカサゴの老成魚。
「良い感じのカサゴですね」と、笑顔が出る。

レンコダイも、続けてヒットする。


國武さんに、良型の真鰺がヒット。
「釣り上げるまでのドキドキ感が楽しいですね」と、会話が弾む。
山元さんのペースは、加速する。



良型の白甘鯛を連続ヒット。
「白甘鯛は、嬉しい釣果です」と、笑顔が輝く。
渡辺さんにも、アタリが来た。


良型のニベが上がってきた。
「まずは一枚」
この頃になると、風が北東に変わり、朝から寄せていた北東からのウネリが太りだした。
「ポイントを移動しましょう」
比較的、ウネリが押さえられているポイントへ移動する。


山元さんにガンゾウヒラメ、國武さんにオジサンがヒットしてきた。
ここで、立山さんに”大物”がヒットする。



「瀬掛かりしました」
と、勘違いするくらいの重量感有るアタリ。
渡辺さん、山元さんのフォローを受けながら、船で差を詰めていく。
30分近く、格闘する。
もう少しで、リーダーが見えてくる。
立山さんが「腕がパンパンになっています」
と、歯を食いしばって耐えている。
「後少し…」
魚体が見える寸前で、猛烈に走られる。
「あっ…切れた…」
後少しのところで、リーダーが切られた。
逃げられたら、どうしようもない。
気持ちを切り替えて、仕掛けを作り直す。
ポイントも移動して、釣りを再開。
釣り再開後の最初のアタリは、山元さんに来た。


7.5キロの、良型のニベが上がってきた。
ここから、ニベ祭りの様相を呈する様になってくる。
渡辺さんにも、強いアタリが来る。

「大きな鰤かも」
重量感を楽しむように、巻き上げる。
「見えた。えっ…大ニベがダブルで掛かっている」

6キロと7キロクラスのニベが、ダブルフッキング。
初めてのケースに、みんなで大笑い。
船上が、一辺に賑やかになった。

船首でも、山元さんがやり取りしている。

小型のニベが上がってきた。

立山さんにも、アタリが来た。

イトヨリダイが上がってきた。
誰かが常にアタリを捉える様に、なってきた。
しかし、納竿時間も近づいてきた。
「来ました」
山元さんに、強いアタリが来た。
「ニベかな。真鯛かな。余りバタバタしないな」
引きを楽しみながら、巻き上げていく。
「あっ、真ハタです」

3キロ近い、真ハタが上がってきた。
「締めが真ハタで、嬉しいですね」
後半は、ニベを中心に次々とアタリが来た。
笑顔も輝き、会話も弾む。
楽しい気持ちで、納竿とすることができた。

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