
水平線から、真っ赤な太陽が顔を出す。
台風18号の、ウネリが心配される。
今日も、潮は下り潮が流れている。
潮速は、1ノット前後と、やや速い流れになっている。
ベイト反応は、良い所、悪い所がみられる。
「ここは良いかも」と思っても、過ぎるのが速い。

朝間詰は、鯵がポツポツと当たってくる。
流れが有る分、針外れも有る。
「鰺が居るなら、青物が居るはず」
そう信じて、竿を振る。

強いアタリが来た。
「青物ですね」
「カンパチだと、思います」

姿を見せたのは、3キロのカンパチだった。
良型が上がって、気持ちはホッとした。
流すコースを替えながら、アタリを探る。
全体的に、アタリが出ない時間が長いと感じる。
「魚の気配が感じられない」
仲間達も、苦戦している様子だ。
そんな中、瀬周りについているベイトに、カンパチ(ネリゴ)が付いていた。

ポイントを移動しながら、アタリを探るのは大変だが、アタリが出ると一瞬で気持ちが晴れる。
満潮の潮止まりが過ぎると、アタリが出始めた。


3キロ近い、カンパチがヒットして来た。
響くドラグ音が気持ち良い。

ヨコワも、ヒットして来た。
「ホール中に来ました」と、笑顔で巻き上げる。
食べると美味しい魚だが、ここは、海に帰す。
昼近くになると、風が東南東に変わって来た。
ウネリも少しずつだが、出て来た。
ウネリが高くなる前に、引き揚げたい。
ウネリを気にしながらの流し。
ラストの流しに、アタリが来た。

締めの一枚も、カンパチ(ネリゴ)が来た。
