
(今日の写真ではありません)
沖に出てみて、一寸驚いた。
「ウネリが高いですね」
中島さんと、ウネリの高さに一寸ビックリした。
ウネリを正面から見ると、チョットした壁のように見える。
港を出る時に、北東から来るウネリが気になった。
「あれ、北風が強くなっている」
大島の北側を通る頃には、船がウネリに持ち上げられる。
スタートのポイントに決めていた処では、ウネリとウネリの間に船が入ると嫌な気持ちになる。
「移動しますね」
中島さんに移動することを伝え、大島の内場に向かう。
船首が南西を向くと、北東からのウネリが追い波になる。
後ろからウネリが来るのは、良い気持ちではない。
船首が波に入らないように、ジクザグに船を進める。

(今日の写真ではありません)
船を止めて、ウネリの写真を撮る事は考えない。
大島の南側に移動するが、ここもウネリが高い。
北風が、後では北東に変わり、午後からは南よりに変わる見込み。
「内場で釣りをするべきか」
悩んだが、今後の風の変化を考えたときに「無理はしたくない」と思った。
「中島さん、申し訳有りませんが、今日は帰りましょうか」
「そうですね。ウネリが高いですね」
中島さんに了解を頂いて帰港することにした。
仲間達に、ウネリが高いことを連絡する。
「明日は南風が強く、春一番が吹くみたいよ」
と、返事が返ってきた。
「明日は、クローズですね」
仲間達からの連絡が、天候の悪化を知らせてくれた。