goo blog サービス終了のお知らせ 

釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月22日 夢を追いかけて

2020年01月22日 | 日記


「アラを釣ります」

釣り人の夢でもある、大物アラ一本に的を絞る。

ベイトの正体になっている、鯖、鰺を現地調達する予定。

鰺も鯖も、35センチから40センチ近い。

仕掛けも、豪快なアラ竿をセット。


かめや釣り具都城店の津中(隆)さんと、同じく、かめや釣具店南宮崎店の津中(将)さんのご兄弟。


ポイントは浅場から深場へと、徐々に移動していく。

「午後からは、波が出そうですね」

「何とか、早くアタリを捉えたいですね」

古い魚礁周りや、チンセン周りに的を絞っていく。





魚探にベイト反応が出てくる。

津中(隆)さんが、ジグサビキを投入。

直ぐに、40センチ近い鯖がダブル、トリプルで掛かってくる。

「生き餌が釣れました」

「本当は、鰺が欲しいところですけど鯖でも嬉しいですね」

前もって、購入してある鰺は15センチくらいの鰺子。

その鰺子は、津中(将)さんが手持ち竿で使用して大物狙い。


手持ち竿で、アタリを探っていた津中(将)さんに強烈なアタリが来た。

「来た!来たよ!」



相手が走ったところで、再度合わせを入れる。

竿先が、海面に突っ込んだ。

気持ちが高ぶる、スリリングな時が来た。

海面に突き刺さる様な引きに耐える。

次の瞬間「あっ…」

針が外れた。

仕掛けを巻き上げると、16号のハリスがザラザラしていた。

「合わせが早かったかな…」

悔しい針はずれだ…。


その直ぐ後に、今度は津中(隆)さんにアタリが来た。





鯖の生き餌に、強烈なアタリが来た。

豪竿が海面に突き刺さる、凄い引きだ。



太仕掛けを信じて、巻き上げる。

「この引きは、サメか…」

途中で、津中(隆)さんの言葉が漏れる。

「上がりますよ」

「見えました。あー…ハンマーヘッドです」

その大きさも、半端無い大きさで海面近くでなかなか浮いてこない。



海面に浮いたところで、大きなタモに入れようとしたが、太ハリスが切れた。


針が外れた後の、大きなサメのヒット。

悔しい時間になった。


気持ちを切り替えて、仕掛けを入れ直す。

大鯖の生き餌に、前アタリが来る。



身構えて、突っ込みを待つが走らない。

鯖が食い千切られていたり、全部取られたりする。

津中(将)さんにも、アタリがある。



こちらも、鰺が食い潰されている。

なかなか、食い込みのタイミングが取れない。

鰺の生き餌が、鋭い歯でスパッと噛み切られていたりする。

「タチウオですかね」

「この切り口は、鋭いですね」

我慢の時間が流れる。


我慢の時間が流れる内に、気が付くと風が北東の変わってウネリが出始めてきた。

「午前中の勝負かな」と、話していた様相を呈してきた。


豪竿で勝負したが、夢は次回に持ち越しとなった。

「夢を追いかけて」勝負の釣りで頑張って頂いた津中さんご兄弟の「夢へのトライ」は、これからも続く。