S問題で、自分のバリ活時代を後悔する人が、恨みの矛先を「自分ほど活動していなかった人」に向ける場合があることを、私はずっと不思議に思っていた。
自分と同じくらい活動した人や、或いは自分を役職者に任命した人、時には厳しく指導した人よりも、何も言わなかった人の方を批判するって?
役職の負担に後悔したのなら、そんな役職を任命したり、指導した幹部の方に怒りを向けるならわかるんだけど…
と思っていたら、昨今のワクチン騒動でこんな書き込みを見た。
医療従事者です。
副反応がつらすぎたし、後からワクチンのマイナス情報を知るたびに、打ったことを心底後悔してます。怖くて仕方ありません。
私の職場の人も、ワクチンを嫌々打った人、副反応が強かった人ほど、ワクチン推進派になっています。
自分がこんな目に遭って、未来に出てくるかもしれない障害に震えているのに、ワクチンを打たない人はズルい!
自分だけは無傷でいようなんて、そうはさせない!って思えてきて、ワクチン打たない人叩きをやってしまってます。
いやー怖い。
もはやワクチンを勧める理由が、感染対策とは何の関係ない腹いせからとは…
そして「自分はこんな目に遭ったのに、遭わない人はズルイ」
だから自分と同じ環境にありながら、同じ気持ちにならなかった人が憎む対象になるって、更に怖い。
「ズルイ」って、打たなかった人は、打った人に「打ちなさい」なんて一言も言ってないよ。
それどころか、懸命にそれは危険だと訴えてきたのに。
それこそいろんな誹謗中傷を引き受けながらもね。
バリ活VSユル活のような分断が、接種VS未接種でも起こっている。
ゆくゆくこれが根深くならないうちに、矛先をよく見てほしいと思う。