坊主の戯言

ある日突然なにかが書きたくなったので
わたしが作る、作るとき、作れば、作ろうわたしのためだけの自分勝手なブログ

亀の甲と年の功

2007-08-15 21:25:28 | エッセイ
昼下がりのATMでのこと、鼻歌まじりの平和な気分だったわたしは迷った。 
大きなアメ車が、動いているかいないかの速度でバックしてきている。
まったく後ろを見る気配がないような。わたしの車に向かっているような。
いや、一秒、一秒ごとに、それは確実に車に向かって近づいてきている。
おい、爺さん!あんた、大丈夫かい!と思わず、手を伸ばした瞬間
いらん操作のボタンを押してしまい、機械音がいつまでもするATMと
予定も未定もあったもんじゃない、すごい金額を引き出してしまった私
そして老人は涼しそうな顔で去っていった、平和だったはずの昼下がり
わたしってば薄っぺらだなあ、と感じた日常のひとこまだった。
功だ甲だ言ったって、理由なんかなくたって鶴も亀もすごく偉いのだ。
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