坊主の戯言

ある日突然なにかが書きたくなったので
わたしが作る、作るとき、作れば、作ろうわたしのためだけの自分勝手なブログ

サラサラ浄土

2024-08-11 04:16:53 | エッセイ
今日も楽しもうって目が覚めるし、きっと楽しそう、楽しくなる、絶対楽しいって方を選ぶ

そんなで失敗することも多々あるけれど、自分の本当に好きなことを知っている自信がある

だって常に何がしたいか追求していると、いつも最新の生の自分の声を聞くチャンスも沢山

期待通りに想像してた通り、しっくりくるもの、こないもの、全部が戦利品みたいなものだ

そしてもれなくついてくる嬉しいなって感情は、流れる川のように、サラサラと流れていく

創作趣味

2024-08-11 04:05:00 | エッセイ
これでもかってくらい本を買う、思いついたり目についた、なんとなく知りたいと気になったもの

もともと本が好きというのもあるけれど、なにがどうって理屈などない、ただ可能性を感じるのだ

しなくてはいけないことより、別にしなくてもいい、面白そうなことの方が、100倍興味がある

いいと誰かに聞いたことより、よく知らない、やったらどうなるかわからないものに惹かれるのだ

人の作った娯楽よりも、自分で好きな時に、好きなことを、好きなようにするのが、ちょうどいい


団子鼻の記憶

2024-08-10 02:30:07 | エッセイ
贅沢って人によって価値観はそれぞれ違うと思うけれど、私は面倒な作業をするのが好きだ

甘栗むいちゃいました、を食べながら、はて私は甘栗が好きなんだろうか?と疑問に思った

あの冬に漂う甘く焦げた匂いや、おじさんが駅前の屋台で栗を回しているのをずっと見てた

だめよと言わないとわかってる母におねだりするのも好きだった、どれもが幸せな思い出で

なんでもないことで人は贅沢を感じることができ、満たされた気持ちはいつまでも消えない

一心同体

2024-08-06 04:46:35 | エッセイ
個人的には、棚からぼた餅みたいに、行き当たりばったり、ひょっこり手に入る方が好みだけど

食べたいものリストだけはいつも持ち歩いている、給食の献立に一喜一憂していた頃が懐かしい

想像しただけでワクワクするのだ、でも最近になって、私が決めているわけではないと気付いた

私の身体が欲しているものを、求められた私が対応しているだけで、喜んでいるのは私の身体だ

せっせと貢いでいるようなものなのだが、そのおかげで彼女はいつも、ご機嫌に機能してくれる

びっくり箱人間

2024-08-02 01:06:46 | エッセイ
普通のことが普通にできない、それは古くて使いにくいものに、愛着が湧くのと似てる

どんなものも使う人次第で、大事に使えば役に立つし、それにしかできない仕事をする

すごいことをするからすごいわけではなくて、なんでもないからすごいときだってある

自信がなくても余裕がなくても、相手を信じること、素の自分の力をただ出し切ること

壊れた箱だって椅子だって、勇気や元気を与えることができるのかもしれないのだから

見えない価値

2024-08-02 00:55:31 | エッセイ
壮大な青に浮かぶ流氷を想像する時もあるし、煌びやかなダイヤモンドにうっとりする時もある

透明でキラキラするものが好きだ、ガラス瓶でもいいし、水たまりを見てるだけで幸せになれる

価値など自分が決める、希少だろうと高価だろうと、同じような気持ちになれるなら同じものだ

何かと何かを比べるということは、比べることなどできないのだから、全くもって無意味なこと

全部違うものだけど、全部が同じ一つのもの、透明なメガネで見たら見えないものが見えてくる




芽生え横丁

2024-08-02 00:45:37 | エッセイ
真面目に不真面目を極めようと思っている、頑張らないことを真剣に頑張りたいと思っている

子供のときからそういう、屁理屈てんこ盛りのヘンテコなことを、一日考えるのが好きだった

田舎に住んでいたせいかもしれない、一人っ子だったせいかもしれない、個性豊かな人がいて

何を言おうが、何をしようが、いいねと大事に育てられてきたし、とても可愛がってもらった

大好きな人に囲まれてみんなが笑ってる、そんな記憶しかないから、そんな世界しか作れない

小ざっぱり頭

2024-08-01 00:53:10 | エッセイ
ナイナイとないことに目を向けると、不安になってきて、安心するには何かが必要な気がする

でも冷静に考えると、ないってそんなに怖いものではない、むしろ無限の可能性を秘めていて

何かを新しく買い足すよりも、ないなりに工夫して乗り切る方が、ずっと楽しかったりもする

一瞬の安心のために、時間やお金をかけないから、外側の世界にグラグラする必要もなくなる

自分との信頼関係ができてるから、ものが少なくなるし、心配も少なくなる、一石三鳥なのだ


渚のロープウェイ

2024-07-29 00:01:09 | エッセイ
旅はいろんなことが起こる、人生も似ている、予定通りにたどり着かないから面白い

当たり前すぎて気付けない、周りに楽しいことが溢れていることが、嫌でも目に入る

ゴールを目指すことも大事だけど、その途中のなんてことない、今あるものが全てで

正解は自分で作れるし、あんなこともそんなことも、こだわらないことに意味がある

わたしたちの世界は、頭で考えているよりもずっと、目で見えるよりもずっと優しい

ちょうどいい調

2024-07-15 00:54:48 | エッセイ
どうでもいいことの中に、気に入らないことの中に、自分にとってぴったりのものがある

というのも、最近ちょうどいいな、といちいち思うことが、私の中でとても流行っていて

割と気にもなってなかった、当たり前のことがちょうどいいのならば、尚更うれしくなる

あれもちょうどいい、これもちょうどいい、見合い相手探ししてるおばちゃん気分である

ちょうどいいの奇跡は、既にあって目の前にしか起こらないから、これまたちょうどいい


100年契約メモリー

2024-07-15 00:31:45 | エッセイ
正直顔も名前も覚えてない人もいるけれど、大好きな人との大事な瞬間が沢山あって

その人独特の空気感や声の雰囲気や些細な会話を、何十年経っても鮮明に覚えている

人が100年程度の寿命なのは、そのくらいしか記憶を残しておけないからだと思う

どれもがかけがえのないものたちで、欠けても今の私にはなり得なかったものたちで

ひとつひとつ丁寧に生きてきた、とんでもなく大切に想ってきた、忘れられない宝物


誕生ギフト

2024-07-15 00:19:53 | エッセイ
不思議なもので、魅力的な性格や見た目なのに、本人はそれを欠点だと思っていたりする

誰かに影響されたり、誰かの真似をしたり、誰かと比べてみたり、誰かになろうとしたり

人と比べて苦しくなったらまず気付いてほしい、自分が自分のことを一番知ってることに

自分に良い悪いってフィルターをかけて、小さな世界で可能性を小さくしていきたいのか

それとも誰がなんと言おうと、持って生まれてきたものを、全部プレゼントだと考えるか

過関心

2024-07-14 23:58:25 | エッセイ
好きなものには関心があるけれど、好きじゃないものは、あんまり気にしていない

パンツをかぶって立って、好きな人だったら褒めたくなる、だっていいものはいい

そしてお世辞は言わない主義だ、どのみち本心で言ったことしか相手には響かない

でも面と向かっては褒めない分、誰かと話す時にめちゃくちゃ褒めることにしてる

言いっぱなし、そのくらいのお気楽さと素晴らしいなとの距離感が、ちょうどいい



ひとつの一瞬

2024-04-01 01:20:18 | エッセイ
市場に行くとあべこべに感じる感覚が楽しい、目に美味しいし、音に香りがあって

喜ぶ息吹が生きとし生けるものから流れてくるし、歩く人の奏でる楽曲が聴こえる

美しくない美しいものも、美しい美しくないものも、同じくらい素晴らしく美しい

最初から正解も不正解もなく、昨日でも明日でもなくて、今日どう感じているのか

何かをするとか、何かをしたってことよりも、今をどんな気持ちで満たしているか


4月の思い出

2024-04-01 01:03:25 | エッセイ
思い出は自分の気持ちが思い出せたら十分なので、写真も映像も頭の中にしかなるべく残さない

いつだって脳だか体のどこだかに染み付いてて、昔の記憶とつまらない駄洒落は突如やってくる

それらは自分勝手で目立ちたがりの輩なのだが、注目をもらえばすぐに大人しくいいひとになる

春はきっとお別れの季節でもあるけれど、新しいまだ見えない未来への始まりの季節でもあって

なんともいろんな気持ちが入り混じり、雨が降った後のようなしなやかで晴れやかな香りがする