坊主の戯言

ある日突然なにかが書きたくなったので
わたしが作る、作るとき、作れば、作ろうわたしのためだけの自分勝手なブログ

一歩進化して二歩退化

2006-09-27 08:03:57 | エッセイ
皮肉なもので、携帯とは名ばかりの、黒くて大きな電話が
(いつも携帯するのはちょっと無理めなやつ)むかしあった。
おおーっと、チヤホヤされてた時代がたしかにあったというのに
今どきの進化しまくった携帯電話、依存してくる輩はいても
あんなに大きな顔をしてられないのが、現実である。

レンタカーでCDあたりまえ、DVDだってそうめずらしくもなくない。
洋画を見たくなったら、運転しながら字幕をどうやって読むのよって
子供ながらに、妙に心配だった記憶がある(吹き替えで我慢しなさい)

わたしの車は出し方がわからず、車を買ってから同じCDが入ったままだ。
3年経って出そうとがんばったら、今度は全部でてきてしまった。。
じゃあ、何枚も入る必要なんてない。第一そんなこと頼んだ覚えもない。

それに、ナビも必要ないと思う。だって、あってもぜんぜん迷うんです。
いや迷うのは、実はナビのせいなんじゃないか?と
ナビに文句を言いたくなるくらい、わたしは毎度のように道に迷う。
時代よ、わたしが追いつくまで、少し待っていてほしい。お願いします。

この木なんの木

2006-09-26 03:32:32 | エッセイ
わたしは日立グループの回し者じゃありませんので、あしからず。
紅葉するのって、針葉樹のほうだっだっけ。広葉樹だったっけ?
葉っぱが青いのが、黄色くなって、赤になって、まるで青信号のようだわ。

今年もまた、秋がきた。小ちゃい木もいっちょ前に赤くなってて
こっそり秋を楽しんでいるのを見てたら、こっそり応援したくなった。
いきなり枯れちゃうのではなくて、色を変えてくって粋だと思う。

人を楽しませるためじゃなくて、自分で季節を楽しむかのように変化する木々。
頭じゃいろんなことわかってても、なかなか自分で楽しみながら生きるって
なにも考えないより、とてもエネルギーを使うことだから。
そうやって見る人の心をぐっとつかむのは、自然だからなせる技なのだろう。

一年中、潔く青い葉っぱをつけて凛と立ってるほうの生き様も好きだけどね。
♪このぉ~木、なんの木、気になる気になる
見たこともない木ですからあ、見たことも~ない、はな~が咲くでしょ~ぉ♪
(野原にこんもりした木だったような。。あいまいな記憶)
ハワイに行ったら会えるかな?


美男美女

2006-09-26 03:07:03 | エッセイ
お国柄の違いかもしれないが、こちらではたいていの子が
特別だろうとなかろうと「あなたは特別よ!」育てられることが多いらしい。
まあ単純に考えて、全員が全員特別だったら、とてもおめでたいことだし
もし自分はちっとも特別じゃないんじゃないか、って疑問を抱いたときに
あなたのココとココがが素晴らしいのよ、って言える親子関係って素敵だ!

でも日本は違うよなあ。少なくてもわたしの小さい頃は違ったな。。
いったい何様のつもりなんだ!とは言われたことならあるけど
ニッポンジンってば、謙遜語なんて言葉が存在するくらいだから
そのへんは、いいえ自分は特別じゃないんですよ、くらいが
謙虚で美しいと思われる、きっとアメリカとは正反対の民族なのだろう。

中学の頃、どのくらい自分がブスなのかを聞いてまわったことがある。
友達が彼氏に「普通」って答えを聞いてきてくれたときは、本気で喜んだ。
今どき職場の女子に、君って普通の顔だね、なーんて言ったら
訴えられそうな評価でも、そのときは、飛びあがるくらいに嬉しかった。

美男美女ってのはどうだろう(もちろんすごく努力してる人も知ってる)
たいては、じっとしていてもチヤホヤされるので
自信がない部分を補う努力を、する必要性がないような気がする。
3歳のうちの娘は、かわいいと褒めると、すごい迷惑そうな顔をする。
カエルの子はカエルってこと?DNAってすごいよと思う。
 


第一印象

2006-09-23 02:42:31 | エッセイ
たまに第一印象をよく見せようと、背伸びしたくなるときがある。
誰かにもっと好感を持ってもらったら、自分に有利にことが運ぶとか
そういう事情は一切ないのに、こうなのだから、営業の人は大変だと思う。
肝心なのは、第一印象じゃなくて、第二印象、第三印象のほうなのよね。

人間なんて中身で勝負さ、とかキレイごと言ってても
スカンク(みんなが嫌いなニオイに進化した勇気が偉い。
でも敵から嫌われても、味方から嫌われるかもとは考えてなかっただけ?)
の香水をつけて、町を歩こうとはやはり思ってない。

ただすれ違うだけの人確定だとしても、
それはそれで、袖ふれあうのも多少の縁ってことで
よく見られたいと思うのが、人の性なのか、はたまた大人の礼儀なのか。

でもでも、わたしこの第一印象をよくする作業がどうも得意じゃない。
好きになって、好かれたいと思うまで時間がかかるから
まだ好きでもない人に、好かれたいとはちっとも思わなくて。
だから、新しい人と出会うたびに、これが毎回同じ課題でもある。


弁当論

2006-09-23 01:58:06 | エッセイ
お弁当といえば、やっぱりお茶だよね。日本人に生まれてよかった。
遠足とか運動会で、食べるお弁当ってほんとうに美味しかったな。
家以外の場所で食べるご飯って、どうしてこうも贅沢なことなんだろう。
桜の木の下や、海辺やBBQ、お祭りに、新幹線のお弁当etc。

こっちのお弁当は、ジップロックにサンドイッチが基本なんだけど
ごくたまに、気まぐれで100%自己満足のお弁当を作る。
自分がハッピー、まわりもハッピー、いわば完全ノルマの論理で
がんばればがんばっただけ、わたしも美味しいってことに最近気がついた。

実際はどこで何を食べたかなんてことより、誰といつ食べたかなんだよね。
まっ作る時点で、私のがんばりたい願望は完全燃焼してるわけなので、
いかさま弁当くらいで、わたしにはちょうどしっくり心地いい。


のびのび不良

2006-09-19 08:41:00 | エッセイ
良くないと書いて、不良。。わ、わかりやすすぎないか?!
きっとこの言葉を考えた人が、不良じゃなかったに違いない。
私自身恐ろしく放任の親の元で、のびのびと不良になって今に至るクチだ。
あの手この手で困らせただろうに、親の権力で抑圧された記憶が全くない。
(まあ何を言っても手をつけられなかっただけ、という噂もあり?)

10代のときのそれは羽目を外しても、ひとりで生きてけるなんて勘違いも
お釈迦様の手の平状態で、わたしも結局はフツーのところに辿り着いた。
自由に無茶苦茶するって、失敗も責任も、恥ずかしいことも痛いことも
ちゃんと全部自分に降り掛かってくる訳で、、そんなものなんです(苦笑)

だからわたしも、親だからって、すごいんだぞーえらいんだぞーと思わない。
遠くでも近くでもない場所で、見本になったり、反面教師になったりしながら
子には、いろんなことを見て、いろんなことを感じて、いろんなことを考えて
もしもこの先、誰かに不良というレッテルを貼られたとしても、大丈夫!
それより自分を信じて、自分の足で歩いてることに自信をもってほしい。
羽ばたく前サナギの部分で、不良と呼ばれようがどうってことないのだから。



10年後の自分

2006-09-19 04:36:03 | エッセイ
明日は明日の風が吹く。これは誰の言葉だったかな。
昨日の自分が寝る前に予想してたことを、そのままじゃなくて
いい意味で毎日、自分を裏切れたらいいなと思うから
物心がついたときから、明日のことなんて、あまり考えないようにしてる。

着るものやること、たいていその日の朝に、シャワーを浴びながらとか
車で考えて(思いつきに近い)優先順位を決めていく。

でも、10年後の自分のことはよく考えるんです。(矛盾してる?)
いつから、そんなことを始めたか覚えてないけど
こんな姿で、こんなことを言っていて、こんなことをしてる自分
それは常に頭においてあって、行動するようにしている。

なにかを選んだり、始めたりするときに
これは必要で、これは不必要なこと、これは合ってて、これは違うなってこと
方向がなんとなく見えてくるから、結構役立ってると思う。

10年後にこんなつもりじゃなかったよ~とならないように
10年前の自分に会っても、恥ずかしくない今を生きられるように。

もしもあなたが死んだなら

2006-09-17 04:47:56 | エッセイ
死んでからのことは別に気にしない、だって死んでるもん、ふふふって
感じで、わたしの母は、ずいぶんとあっけらからんとしてたから
父は父で、海にそのまま流せだの(死体遺棄でわたしが捕まるから)
日本の海岸全部に、自分の骨をばらまいてくれ。行きたかったところも含めて
あそことここにも、そうそう、ここも好きな場所だから忘れずになーんて
無理難題をひとりっ子の私に、ぶつけてくるもんだとばっかり思っていたら

意外や意外、ごくフツーにお墓を買うと聞いて、逆にびっくりした!!
景色のいい田舎にお墓をたてたい、でも誰も来てくれないのもな、、
東京だったら、、って弱気になってのことらしい。。へ?本気で言ってる?

孫たちだって、このさきどこの国の誰と結婚して、どこで暮らすかなんて
わからないし、心配だったら成田空港のターミナルの中に建ててよ。
それに孫の孫の孫あたりは、月か海の底かなんかで暮らしてるかも。
別に都会でも田舎でも行くからいいけど、なにもそこから身動きできなくて
そこでしか会えないとか、飲み食いできないわけじゃあないんだから
そっちから会いにくればいいじゃない。交通費タダよ(笑)



ちっちゃい秋

2006-09-15 09:01:19 | エッセイ
天高く、馬肥ゆる秋。おデブな馬は、相当なグルメなんだろうか?
秋の運動会のときの空って、夏休みのときとの大きな雲とは違って
不思議と本当に(私だけ?)空が急に高く上に伸びた気がしたもんだ。

こちらは、ヤシの木が風に揺れてて、花が一年中咲いている季節。
うっかりしてると、日に焼けた薄着のひとたちであふれた町のなか
365日同じものを食べ、夏気分のまんま、年が暮れ年が明けてく。
四季があたりまえのようにあって、毎月変わるカレンダーの景色とともに
日本で生まれ育ったわたしたちからしたら、なんとも不思議な世界だ。

秋といったら、読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋。。
暑すぎず、寒すぎず、忙しすぎず、なんでもござれな季節が到来!
ごっそり栗を拾いに行ったり、庭に燃やすものを集めて
棒でツンツンしながらお芋を焼いたり(たぶんお手伝いと称して)
その火を囲みながら、よく大人に混じっていろんなお話しをしたな。

お芋って、年に関係なく女子の好物だよね。どうしてだろう?
きっと甘くてホクっとした、なんともいえないやさしいあの感じが
ひとを幸せにしてるに違いない。ちっちゃい秋をみつけに行こうっと。

備えなくても憂いなし

2006-09-15 08:32:53 | エッセイ
今でこそ、お付きの方のご機嫌をとるために、必殺七つ道具を
用意して、ごっそりと大きなカバンを持ち歩くようになったが
鞄なんて実は必要ない?ってくらいに、荷物が極端に少なくて
昔は友達によく驚かれたりしたっけ。(泊まりでもポケットに入る程度)
お金、パンツと歯ブラシと化粧品いくつかあれば、へっちゃらだった。

ナゼだろう?だって、どうしても困ったら、そのときに悩めばいいし
なかったらなかったで、結構なんとかなっちゃうものだから。
小学校の頃には、教科書を全教科学校に置いていたから
手ぶらになったルーツは、もっともっと昔のような気がする。

そういえば、雨が降ると、毎回同じようなビニール傘を買う。。
降ってるときに心配するのはいいけど、降ってないときに心配したり
なくすかもしれない、降らないかもしれないのに
傘を長い時間持ち歩くほうが、よっぽどわずらわしかった。

でも、ビニール傘は忘れたり、盗まれたりするから
家の傘立てにたまり過ぎたりはしない。世の中うまくできてる!
備えがあれば憂いなしというが、本人がハッピーだったら
備えなくても憂いなし。もありなんじゃないかと思う今日このごろ。