回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

中仙道を歩く☆番外編☆大井(恵那~岩村~根ノ上)

2016-01-03 17:50:57 | 中仙道(中山道)

2015年最後の街道歩きでした。

今回はわたしたち夫婦の他に娘と岐阜在住のいっちゃんが同行。

一日目は中仙道からは少し外れますが、山合いにひっそりとそれぞれを生き方をしっかり持って暮らす素晴らしい方々との出会いがありました。

おまけに今回の2泊3日すべて穏やかな晴天。歩いていてこの冬の晴天ほどありがたいものはありません。

2015年12月27日(日) 晴れ時々曇り

東京発9時30分ののぞみで名古屋に到着。

名古屋中央線のホームでいっちゃんと合流。久しぶりの再会でしたがちょっと大柄になられたほかは何年か前と変わりなし(^^)

恵那の駅に12時頃に到着。

JR駅と接続しているホームに明知鉄道の乗り場があります電車が止まっているので急いで切符を買って乗り込む。

なんとこの車両は『自然薯号』といって一日に一本発着のお弁当と日本酒付きの特別列車。

もちろん予約制なのでわたしたちは普通席の最前車両に乗ります。

いくつかの小さな駅を通過し約30分ほどで岩村駅に到着。

ここも小さな素朴な駅ですが、あるいて行くと岩村城址までみごとに長く続く城下町。

今は古い町を再興して観光地化を図っているようです。暮れなので天神様も大掃除。

目指していたお昼ご飯処も餅つきや大掃除で休業。

ようやくうどん屋さん「みつば」でお昼。

わたしは「ころうどん」を注文、「ころうどん」とは冷たいうどんの事だそうです。

日本酒も少しひっかけていい気持ちになって城址へゴー!

復元された太鼓櫓を過ぎ登ってゆく。

山城にしては割合道幅が広く歩きやすい。見えてきたのはまるで沖縄のグスクのような見事な石垣。

信長の叔母であるお艶の方が実質的な城主だったらしい。このあたりの地酒「女城主」はそこからきているのか。

その後、森蘭丸も城主になっていた。

 

つわどもが夢の跡、を見た帰りは車道をどんどん下って岩村に住まわれる川渕ご夫婦が開いている「志とり工房」へ。

午後4時頃。

歩いていると、本日宿泊予定の根ノ上「あかまんまロッジ」のご主人が車で迎えに来てくださったところに出会う。

ご高齢なのでお会いする出来ないかもと、少し懸念もありましたが、ひっそりと山里にあるその工房を見学することができました。

すべていっちゃんの采配のおかげです。感謝☆

実際に織って見せて下さる川渕翁。奥様は染色を主にしていらっしゃいます。

地ばた織りも見せていただきました。糸や布が好きな娘も興味深々。

いつまでも車に向かって、見送ってくださる姿を後に車は根ノ上高原を目指して登って行きます。

岩村名物、寒天の干してある風景。

あかまんまロッジについた頃はもう陽がとっぷり暮れ、夕食の用意がされていました。

アジアの織物がお好きで、たくさんの旅のお話を楽しく聞かせて下さるロッジの奥様には大いに刺激を受けました。

お料理ももちろん、地産の手作りのものばかり。

外は深々と冷たい山の上。でも心の芯からあたたかくなって喋りは尽きず就寝は夜中の12時近くでした。

鹿の肉の佃煮、ゆべしのチーズはさみなどなど・・美味しかった。

 

 


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