回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

道東の旅 その1

2009-06-15 23:18:12 | 一泊以上の旅行記

12日(金) 合唱練習を12時半で切り上げて羽田空港へ。京急の改札でろくさんと待ち合わせる。

今回は観光旅行が主眼ではなく北海道別海にある次男の結婚相手Yちゃんのご実家へご挨拶が主な目的。

2月に低気圧の悪戯で一日一本の中標津行きの航空機が欠航になった雪辱戦でもある。

今回は時間の都合で釧路行きを使う。いくぶん蒸し暑い晴れ渡った東京を飛行機は順調に離陸。

わたしは本をちょっと読み進んだだけ、ろくさんはグーグーとひと寝入りしている間におよそ1時間半で釧路空港に着陸。午後4時。

前日札幌入りして丘珠(おかだま)経由で釧路に1時間前に着いた次男夫婦(すでに入籍して夫婦)とあちらのお父様が出迎えてくれる。

軽く御挨拶してロビーを出るとつめた~いクーラーのような風が・・。

気温9度。小雨、北海道には梅雨がないと昔から云われているがこの何年かはやはり本土と同じく6月は雨の日が多いそうである。

しかし、この寒さは凄い!薄いジャケット一枚しか持ってこなかったのが悔やまれる。そういえば10年ほど前に家族旅行でやってきた釧路湿原も8月なのに相当寒かったのだった。

さっそく車に乗り込み、ほっとして周りの景色を見ると空港から出てすぐに森と湿原地帯。

30分ほど走ると森は牧草地に姿を変え、そこから1時間たっても1時間半たっても2時間たっても牧草地、牧草地、牧草地~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。車のナビの画面には行けども行けども一本の道しか映らない、まったく同じ景色が延々と続く。

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↑この景色の連続(@@)

釧路から根室にいたるこの根釧平野に1957年から導入されたパイロットファーム計画でそれまでの森林地帯が一気に酪農地帯にかわり、めざす別海は人口より牛の数のが多いという場所である。

信号機もほとんどなく車もごくわずかな一本のまっすぐな道を時速80キロで走りまばらに家々いが見え始め、午後6時、別海町のYちゃんの御実家に到着。

どこかの公園かと思ったらお家の敷地、庭にはビニールハウス、花壇、シラカバやその他大きな樹木がにょきにょき。晴れていたらどんなに見事なことか地面に広がるシバザクラの群落。

家の中に通されてはじめてお母様とご挨拶。

北海道の僻地の学校をお父様と周った経験と5人のお子さんを持つ、いかにも北の大地の肝っ玉母さんといった感じのさばさばきびきびしたお母さんである。

一息ついてから予約してくださっていた鮨屋兼居酒屋さんに連れていっていただく。

ワイワイと飲み食べ騒いでいると、お母さんの合唱の練習の時間が迫る。(お母さんは女声合唱団に入っていらして来週地元の公民館で発表会があるとのこと)、遠慮がちに練習を見学させていただきたいと申し出たところ、どうぞどうぞ、と快諾いただく。

激しくなった雨のなか、男性陣を居酒屋に残して、わたしとお母さん、Yちゃん、そしておばあちゃんの女性4人が公民館へ向かう。

ひんやりした練習場で、やってましたよ、合唱練習(^^^^^♪)

うん、さすが本番1週間前で声もよく出ているし、おおらかな歌いっぷりがなかなか心地よい。

3年前だったか、八ヶ岳の合唱団と交流合宿したのを思い出す。

あのときも地元の農家の皆さんが集まって歓待してくださり、おおらかで心に残る歌声を聞かせてくれたものだ。

1時間ほど見学して居酒屋に戻り、男性陣と合流して帰宅。

再び宴会。就寝1時。ヒーターが入っているので部屋の中はあたたかい。少し興奮気味で寝付かれずひたすら明日の天気がよくなることを祈る。


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