回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

鎌倉でミニウォーキング

2016-03-06 21:38:54 | 山歩き・川歩き・遠足

3月6日(日)小雨時々晴れ

鎌倉へ。

薄日が射したり小雨が降ったり、あいまいなお天気だったせいか道路も街の中も今までにないほど空いていました。

まだ工事中の若宮大路の段葛ができるとまた一度に人が押し寄せるかな?

駐車場に車を置いて、さてどこに行こうかと思案。

ぶらぶらと由比ヶ浜通りを長谷に向かって歩いて行きました。街角の六地蔵さん。

小さな古いわらび餅屋さんや新しいお洒落なケーキ屋さん、骨董屋さん・・・何度来ても鎌倉は楽しい。

裏道を歩いて行くと昨年も来た鎌倉文学館。

静かな落ち着いた洋館の中には鎌倉に住んだ文学者の足跡が残されています。

中原中也と小林秀雄の感情のぶつかり合った妙本寺の「カイドウ」の樹の話に思わず引き込まれたり・・。

ゆっくり内部や庭園を見てまた裏道の細ーい路地を通ってくねくね歩いて行くとやがて長谷寺。

歩きながらむかし誰かに教えてもらった「鎌倉」という古い歌が浮かんでくる。

この歌の通りに道をたどるといくつかの名所に行きつけるのです(^^)

1 七里ヶ浜の いそ伝い
稲村ヶ崎 名将の
剣投ぜし 古戦場

2 極楽寺坂 越え行けば
長谷観音の 堂近く
露坐の大仏 おわします

3 由比の浜辺を 右に見て
雪の下道 過ぎ行けば
八幡宮の 御社

4 上る矢石の きざはしの
左に高き 大銀杏 問わば遠き 世々の跡

5 若宮堂の 舞の袖
しずのおだまき くりかえし
かえせし人を しのびつつ

6 鎌倉宮に もうでては
尽きせぬ親王の みうらみに 悲憤の涙 わきぬべし

7 歴史は長き 七百年
興亡すべて ゆめに似て
英雄墓は こけ蒸しぬ

8 建長円覚 古寺の
山門高き 松風に
昔の音や こもるらん

・・。

 というわけで長谷寺。

ここは小学校の修学旅行以来、何十年ぶりかで来たのではなかろうか。

花の寺と言われるだけあった、入り口を入るとモクレン、ウメ、ボケ、が池の面にその姿を映して咲いている。

境内の階段を上って観音様のおわします本堂前の展望台に上ると由比ヶ浜や三浦半島が広々と見渡せる。

晴天だったら素晴らしいだろうなあ、と思う。

ミツマタの植え込みも見事だし、

手鞠のようにまあるく固まって咲く玉縄サクラがかわいい☆

 

ちょうどお昼になったので境内の中にある景色のいいレストランで、その名も「お寺カレー」を食べました。

修行中のお坊さんが作務衣を着てウエイターをしています、

お肉は入ってなくてコンニャクや大豆が入っています。さっぱりして美味しかった☆

健康開運金運を祈って大黒さんをさわりまくったり・・(~)v

可愛いお地蔵さんに微笑み返したり・・♪

長谷寺を出て今度は江ノ電に沿って鎌倉駅方面に戻ります。

新しい車両の江ノ電。家々の軒先や小さな路地のような軌道を走る、休日は混むので歩いたほうが楽!

江ノ電に沿っていたつもりが、全く知らない道をぶらぶらぶらぶら歩いていたらなんと若宮大路の三の鳥居に着いてしまった。

江ノ電の軌道ははるかに北の方に行ってしまったらしい。

ちょっとキツネにつままれた気分。

大路の沿いにあるスーパーの二階のカフェでコーヒータイム。

暑すぎもせず寒すぎもせず、時折りそぼ降る雨に道は濡れてしっとりとした鎌倉でした。

 

 

 


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