回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

鎌倉天園ハイキング、そして水仙月の四日

2018-02-05 13:57:33 | 山歩き・川歩き・遠足
2月4日(日)晴れ
年末年始が忙しく風邪も長引いて昨年の、丹沢以来、山を歩くのは久しぶりでありました。
今回は総勢11人のグループ。
ラッキーなことに、ここ何日かのうちでは珍しく穏やかで暖かく明るいお天気でした。

北鎌倉駅前で待ち合わせ。



駅前の「光泉」というお店で、予約しておいたお稲荷さんと海苔巻の折詰を買い求め、建長寺まで歩き、500円払って裏手から登ります。



何年か前にも友人が案内してくれた歩いたコース、そうそう、はじめからけっこう急な石段があったのだった。


そこを登りつめてお昼。さっそくお稲荷さんをぱくつきます。


さっぱりとして美味しい、海苔巻もカッパもわたし好みの味加減。
油揚げとご飯はわが下町ではもっとじんわりと甘辛く濃いかな。


と・こ・ろ・が・・

「おしいいね~」なんて舌鼓を打っていたら、ろくさんが「あ~~~」と何やらマヌケな雄叫びを発した!
瞬きもしない間に、どこからかトンビ(カラスかな?)がやってきてさらっとお稲荷さんだけかっさらっていたのだそうです‘‘:

「へ~~。まさにトンビに油揚げとはこのことか」と一同納得。
しかたないのでわたしのをひとつ分けてあげました。

そんなこんなで、お腹がちょうどよくなったところでまたテクテク歩きます。


陽光の下に眺める相模湾、かすむ大島、伊豆半島、まだ雪の残る日陰の道、竹藪の林・・やっぱり歩くのは気持ち良い。


特に風邪で寝込んでずっと家にいたものだから、お日様と青空に身体の悪いものがどんどん吸い取られて、浄化されて身体が広々としてくるような感じ。

ついに頂上。
このコースの頂上は太平山で159メートルという低さなのだけど、
なかなかどうして、起伏もあるし、ひと汗かくにはちょうど良いハイキングです。




頂上のすぐ下の休憩小屋(豆腐料理屋さん)で美味しい甘酒とコンニャクの田楽をいただきました。
コンニャクはコブシくらい大きいのが3つも付いていてひとりではとてもたべきれない、おまけにサービスにお豆腐も(^^)


パチパチ燃える温かい焚火にあたらせていただきながら土地のおじさんとお喋り♪
ここにお芋入れて焼いたら美味しいだろうなあ^^)


植え込みの雪の中に美しく枯れたホオズキ。


さあ、あとはひたすら下ります。
雪の解けた跡がぐしょぐしょにぬかっていてちょっと歩きにくい箇所も。
でも先日鎖骨を折っても参加したTさん、腰が心配だったJさんも無事瑞泉寺まで下山できてよかった。


お寺の脇には陽ざしに誘われてか、梅の花がほころんでいました。


帰り道は道々で地元の野菜や、八幡宮を抜けたところにある干物屋さんでお土産を買いこんで、帰宅。
男性陣は逗子での2次会へ。
女性ふたりは小町通を少し戻ってお馴染みのおばさんの茶店
ところがあいにく休業@!!おばさん、風邪でも引いてなければいいけど・。
しかたなくお向かいの甘味どころでわらび餅やらお汁粉をいただき、着物屋さんなどを冷やかして帰途に着きました。

歩くことは自分の体にいちばん合ってる運動かな・と改めて感じた日でした。また街道歩きを再開しよう!

さて、昨日は2月4日、立春だったのですね。
わたしが何年も前から勝手に決めつけている宮沢賢治の「水仙月の四日」だったのです。

白と青だけの世界の中に女の子の赤い毛布が雪を透かしてほんのり・・。
黒井健さんの挿絵です。

さあ、春までもうすこしもうすこし・・。

2 コメント

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Unknown (kincyan)
2018-02-06 09:04:24
たのしいハイキングだったようですね。トンビに油揚げというのは、おもしろい。でも、お賽銭代わりに「とんび」に差し上げたと思えば、きっと今年はいいことがありますよ。
でも結構ハードだったようでJさんは足の筋肉が痛いと言ってました。ビコさんはだいじょうぶでしたか。
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Kincyanへ (やまびこ)
2018-02-06 16:18:20
そうね!お賽銭代わりと思えばなにかご利益があるかも(^^)
なんだかこのハイキングで体調が一気に回復したような気がします。
股の前面が少し突っ張ったけど、あとは平気♪
ジャズさんがすたすたと前を歩いていくのにはホントに驚きました。kincyanもあのくらいのコースなら絶対大丈夫!今度行きましょう♪
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