自宅から八合目まで
9月28日5時半、秋田駒ケ岳八合目行きのバス乗り場「アルパこまくさ」に向けて出発、カーナビが示す到着予定時刻7:07はバス発車時刻だが、経験上数分前に到着し乗車できるはずだ。
岩手山とこれから向かう駒ケ岳が澄んだ空気のもと、石ころ一つも識別出来ると勘違いする程程鮮やかに見えるので、気が急いて踏み込み過ぎるアクセルを抑えながら仙岩トンネルを抜け秋田入り、途中で乗車予定のバスを追い越し6:55到着すると、青空ではないが田沢湖と鳥海山が見えるのでほっとした。
バスは曲がりくねった狭い道を登って7:32八合目に到着。
八合目の駐車場を俯瞰する。
八合目から阿弥陀池まで
歩き始めたのは7:42雨の心配はないが薄曇りで紅葉の鮮やかさが見えない。
紅葉を眺めながら整備された歩き易い登山道を進む。
次第に急な個所も現れるが再び緩やかになるので初心者も大丈夫だろう。
登るほどに周辺の見え方が変化するので飽きないで歩くことが出来る。
早池峰山が見えた。
岩手山も見えてきた。
ここを乗り越えれば見晴らしのいい片倉岳展望台がある。
そこから秋田駒ケ岳の最高峰である男女岳(おなめだけ)(1637m)を仰ぎ見る。
中央に赤く染まっている烏帽子岳(乳頭山)先日登った三ツ石山が右端に見える。
三石山山頂に立つ人々がかすかに見える。
風がないので穏やかな田沢湖の水面、空が青ければもっと綺麗なはずだ。
この先も歩き易い登山道が紅葉の海の中に続くが、もっと光が欲しい・・・・
先ほどまでいた展望台が小さくなり、岩手山が大きく見える。
別の角度からの男女岳。
阿弥陀池が近くなり男岳(1623m)が見えてきたのだが、紅葉する樹木は少ないようだ。
阿弥陀池にはほぼコースタイムどおり8:53に到着、相変わらず青空が見えない。
阿弥陀池から男岳~馬の背~横岳まで
ここから男女岳に向かうか男岳に向かうか迷ったが、ムーミン谷の様子が気になるので男岳に向かう。
登り始めてまず驚いたのが女岳(1513m)、ここまで見てきた鮮やかな紅葉とは違う荒々しさを伴う美しさを感じた。
女岳の左には小岳(1409m)と夏にはコマクサの群生で桃色に染まる大焼砂が見える。
気になっていたムーミン谷全景、白い木道が紅葉の中に光っている。
ここまでは序の口だが・・・・・・
ここからは両手両足を使って岩場を登る。
振り返ると男女岳と歩いてきた木道が見えるがこちら側の斜面は紅葉していない。
男岳山頂には9:18に到着したが昼ごはんには早すぎるのでゆっくりと眺めることにした。
女岳が昭和45年に噴火した時の溶岩が見え、右上には田沢湖の一部が見える。
溶岩流の先端。
田沢湖スキー場のゲレンデが見える。
山頂からは、遠くは岩木山、鳥海山、八甲田連峰まで確認できたが写真は割愛する。
男女岳に登っても登る時見てきた紅葉の斜面は見えないし、ムーミン谷は上から堪能したので、馬の背を通過し横岳(1583m)経由で下山することにした。
これから向かう馬の背、中央のピークを越える尾根道は初めてで心配もあるが、今日は風が無いので決行を決め、9:36下山開始。
先ずは男岳から分岐まで慎重に下る。
ここから馬の背に向かうと今まで見てきたものを、違う角度から見ることになり新鮮だ。
小岳
これを乗り越える
女岳
岩手山
歩いてきた馬の背を振り返る。
男女岳
ムーミン谷
横岳に向かって快適な尾根歩き。
横岳の先にある丸い焼森が見える。
ムーミン谷の対岸は凄まじい赤。
横岳(1583m)には10:35に到着し小腹が空いたのでおにぎり2個を食べ15分ほど小休止。
横岳からの烏帽子岳
横岳から八合目まで
焼森に向かって降下する。
焼森から阿弥陀池と避難小屋を眺める、後ろの山は男岳だ。
横岳を振り返る。
あとは見えてきた八合目まで下るだけだが紅葉が気になり歩みが遅い。
この辺りは黄色も鮮やかだ。
八合目までもうすこし。
急な所は足元注意要注意、紅葉に見とれていると転ぶ。
狭くて足元が見えないところも歩くので躓かぬよう要注意。
最後まで絶景を楽しみながら無事下山したのは11:55。
ここで遅い昼食を食べてバスでアルパこまくさまで移動、温泉で汗を流し一休みして無事に帰宅したのは17時少し前で、アイルランドに追加点を許すことなく逆転勝ちを収めた試合の後半を堪能することが出来た。
写真を332枚写しその一部を紹介したが、十分に伝えきれないので是非とも自分の目でご覧願いたい。