2023年 3月13日(月)
帰宅後にインターネットを見ていたら興味深い記事を見つけたので
今後の参考になるかと思い記事を抜粋。
目指せ「ピロボール化!」
以下。
CAR TUNE
2017年12月29日 (更新:2023年02月17日)付記事より抜粋。
https://magazine.cartune.me/articles/1082
「ピロボールとは?正確な走りを実現するピロ化のメリット・デメリット」
「ピロ化」するといった言葉を聞いたことはありませんか?
「ピロ化」するというのは、車の、主に足回りを中心に、純正ブッシュをピロボール式のブッシュに交換することを指します。
ピロボールに交換すると何が良いのでしょう?
そもそもピロボールとは何でしょうか?
今回はそんなピロボールについて解説していきます!
1)ピロボールの構造
純正ゴムブッシュは車のあらゆる箇所に使用されています。
ゴムブッシュが使用されているのは、主にサスペンションのストロークに合わせて可動する部分です。
ゴムブッシュは部品同士をゴムで繋いでいます。
しかし、強い力がかかるとゴムブッシュが一時的にたわみ、部品が本来の位置からわずかにズレます。
しかしピロブッシュの場合、金属製の球状のパーツが内部でスライドするを中心に軸が動くので、中心点がズレることはありません。
また、回転方向もゴムブッシュとは違い制限なく動くため、非常にスムーズな動きが実現できます。
2)ピロボールのメリット・デメリット
【メリット】
ゴムブッシュに比べると、制約なく自由に動くため、路面からステアリングへの情報量が増え、ダイレクト感が増します。
またステアリングの応答性も、場合によっては高まります。
アッパーマウントをピロ化することで、以下の効果が得られます。
(1)ステアリングの応答性向上や、舵角の正確な維持
(2)切り返し時など、少ない舵角での応答性の向上
(3)コーナリング中の車体のブレを抑制して安定性を向上
(4)サスペンションのジオメトリー変化を抑え、本来の運動性能を発揮
【デメリット】
どこまでピロ化するかということを決めるのが難しい、ということが挙げられます。
例えばフルピロ化したからといって、車の運動性能が向上する訳ではありません。
使用用途によって、そしてドライバーの好みによってピロ化する範囲は決まってきます。
上記に記述したように、純正ゴムブッシュは可動部の軸の中心点かズレたりします。
けれどもそれは必ずしも悪いことではありません。
ゴムブッシュのズレによってコーナー中のアライメントは、徐々に変化し、そのことがタイヤのグリップや操作のしやすさに繋がっていることもあります。
逆にフルピロ化することにより、ハンドリングがダイレクトになり過ぎて、車が扱いづらくなる場合もあります。
ピロ化をする箇所は、使用用途に合わせて、専門ショップ等と相談しながら決めていくことをおすすめします。
またピロボールは消耗品です。
ボール部分が摩耗してくるとピロボールにガタが発生、足回り全体がガタつくため交換しなければいけません。
使用方法にもよりまずが、ハードなスポーツ走行をしている場合、5000kmほどでガタが出てきます。
自分の使用用途に合わせ、コストパフォーマンスに合ったブッシュ選択が重要です。
3)使用箇所
(1)サスペンションアッパーマウント部
車高調サスペンションなどを購入すると一緒についてくることが多いです。
特にキャンバー調整機能付き車高調サスペンションに付属していることが多いです。
これはキャンバーを変化させたとき、アッパーマウントのゴムがよれてしまうので、ピロ化しているからです。
この部分をピロ化するとダンパーがよく動いてくれるようになります。
けれども同時に、ゴムマウントで吸収していた縦方向の振動を、車体で受けることになるので、乗り心地は悪くなります。
(2)アーム類
アーム類には、車によるのですが、たくさんのゴムブッシュが使用されています。
どこまでピロ化するかは、上記でも述べた通り、ショップなどに相談して決めていくのがベストです。
4)ピロボールのメンテナンス方法
ピロボールは基本的にはメンテナンスフリーです。
ただガタが出てきて異音が気になる場合、シリコングリース等でグリスアップすると一時的に異音が消えることもあります。
その他メンテナンスとしては、ピロボール部のごみを取り除いてあげることです。
ピロボールに付着しているごみは錆の原因になる可能性もあるので、取り除いてあげると良いでしょう。
5)まとめ
ピロボールの構造について理解できたでしょうか。
普段の街乗りや、ミニサーキットを走行するなどの使用用途では特に必要のないパーツかもしれません。
けれども自分の車の乗り味を変えたいという人には、手軽に車の走行性能が変わるので、おすすめです。
以上。
(Memo)
「ASMトーコントロールアームセット」
「ASM Ball Joint (Front)」
「ASM Ball Joint (Rear)」
平穏な日々が訪れますように。
20万kmを目指すための重要メンテナンスポイント
今日の出来事 2022.7.9「44万km超のGT-R」 - S2000奮闘記
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今後の参考になるかと思い記事を抜粋。
目指せ「ピロボール化!」
以下。
CAR TUNE
2017年12月29日 (更新:2023年02月17日)付記事より抜粋。
https://magazine.cartune.me/articles/1082
「ピロボールとは?正確な走りを実現するピロ化のメリット・デメリット」
「ピロ化」するといった言葉を聞いたことはありませんか?
「ピロ化」するというのは、車の、主に足回りを中心に、純正ブッシュをピロボール式のブッシュに交換することを指します。
ピロボールに交換すると何が良いのでしょう?
そもそもピロボールとは何でしょうか?
今回はそんなピロボールについて解説していきます!
1)ピロボールの構造
純正ゴムブッシュは車のあらゆる箇所に使用されています。
ゴムブッシュが使用されているのは、主にサスペンションのストロークに合わせて可動する部分です。
ゴムブッシュは部品同士をゴムで繋いでいます。
しかし、強い力がかかるとゴムブッシュが一時的にたわみ、部品が本来の位置からわずかにズレます。
しかしピロブッシュの場合、金属製の球状のパーツが内部でスライドするを中心に軸が動くので、中心点がズレることはありません。
また、回転方向もゴムブッシュとは違い制限なく動くため、非常にスムーズな動きが実現できます。
2)ピロボールのメリット・デメリット
【メリット】
ゴムブッシュに比べると、制約なく自由に動くため、路面からステアリングへの情報量が増え、ダイレクト感が増します。
またステアリングの応答性も、場合によっては高まります。
アッパーマウントをピロ化することで、以下の効果が得られます。
(1)ステアリングの応答性向上や、舵角の正確な維持
(2)切り返し時など、少ない舵角での応答性の向上
(3)コーナリング中の車体のブレを抑制して安定性を向上
(4)サスペンションのジオメトリー変化を抑え、本来の運動性能を発揮
【デメリット】
どこまでピロ化するかということを決めるのが難しい、ということが挙げられます。
例えばフルピロ化したからといって、車の運動性能が向上する訳ではありません。
使用用途によって、そしてドライバーの好みによってピロ化する範囲は決まってきます。
上記に記述したように、純正ゴムブッシュは可動部の軸の中心点かズレたりします。
けれどもそれは必ずしも悪いことではありません。
ゴムブッシュのズレによってコーナー中のアライメントは、徐々に変化し、そのことがタイヤのグリップや操作のしやすさに繋がっていることもあります。
逆にフルピロ化することにより、ハンドリングがダイレクトになり過ぎて、車が扱いづらくなる場合もあります。
ピロ化をする箇所は、使用用途に合わせて、専門ショップ等と相談しながら決めていくことをおすすめします。
またピロボールは消耗品です。
ボール部分が摩耗してくるとピロボールにガタが発生、足回り全体がガタつくため交換しなければいけません。
使用方法にもよりまずが、ハードなスポーツ走行をしている場合、5000kmほどでガタが出てきます。
自分の使用用途に合わせ、コストパフォーマンスに合ったブッシュ選択が重要です。
3)使用箇所
(1)サスペンションアッパーマウント部
車高調サスペンションなどを購入すると一緒についてくることが多いです。
特にキャンバー調整機能付き車高調サスペンションに付属していることが多いです。
これはキャンバーを変化させたとき、アッパーマウントのゴムがよれてしまうので、ピロ化しているからです。
この部分をピロ化するとダンパーがよく動いてくれるようになります。
けれども同時に、ゴムマウントで吸収していた縦方向の振動を、車体で受けることになるので、乗り心地は悪くなります。
(2)アーム類
アーム類には、車によるのですが、たくさんのゴムブッシュが使用されています。
どこまでピロ化するかは、上記でも述べた通り、ショップなどに相談して決めていくのがベストです。
4)ピロボールのメンテナンス方法
ピロボールは基本的にはメンテナンスフリーです。
ただガタが出てきて異音が気になる場合、シリコングリース等でグリスアップすると一時的に異音が消えることもあります。
その他メンテナンスとしては、ピロボール部のごみを取り除いてあげることです。
ピロボールに付着しているごみは錆の原因になる可能性もあるので、取り除いてあげると良いでしょう。
5)まとめ
ピロボールの構造について理解できたでしょうか。
普段の街乗りや、ミニサーキットを走行するなどの使用用途では特に必要のないパーツかもしれません。
けれども自分の車の乗り味を変えたいという人には、手軽に車の走行性能が変わるので、おすすめです。
以上。
(Memo)
「ASMトーコントロールアームセット」
「ASM Ball Joint (Front)」
「ASM Ball Joint (Rear)」
平穏な日々が訪れますように。
20万kmを目指すための重要メンテナンスポイント
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