はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

冬の上高地をスノーハイク(3)

2024-02-20 15:15:15 | 山歩き
上高地は、若い頃は穂高や槍へのスタート&ゴール地点でしたが、50代の後半からはここが目的地になりました。
上高地のホテルに泊まって周辺を散策するだけでも楽しいのですが、去年は小梨平でキャンプまで楽しみました。
さて、そんな上高地に冬に初めて訪れたのですが、まさに上高地が目的地となるスノーハイクになりました。

河童橋にも陽が当たりました。本当に素晴らしい天気に恵まれました。


登山者もぼちぼちとやって来て、もう無人の河童橋ではなくなりました。


あたたかい日差しに照らされて、梓川の流れも心なしか温んで見えます。


焼岳方面も素晴らしい景色です。


いつまでも眺めていたい景色ですが、そろそろ帰らねばなりません。


帰り道は梓川の左岸に沿って歩くことにしました。


西穂独標がすぐ近くに見えます。


途中で河川改修?の工事もしていましたが、気持ちの良い道でした。


梓川が大きくカーブする所まできました。後ろの山は六百山です。


秋には金色に輝くカラマツ並木です。


絶好の撮影ポイントですが、作業小屋が写ります(笑)


吊尾根とはよく言ったものです。


冬の西穂独標は冬山入門コースと云われますが、憧れで終わりそうです。


夏の穂高岳にももう登ることはないと思います。


田代橋まで帰ってきました。


田代橋から眺める穂高連峰も素敵です。赤く見えるのはケショウヤナギです。


青、白、緑、赤と素晴らしい色の共演でした。


<もう1回つづきます>

※訪問日 2024.2.14

冬の上高地をスノーハイク(2)

2024-02-18 17:15:15 | 山歩き
釜トンネルを出発して2時間30分、ついに上高地バスターミナルに到着しました。
ここまで来れば、河童橋までは10分もかかりません。

夏山シーズンはバスがいっぱいの駐車場と登山者や観光客で大にぎわいのバスターミナルも、今はひっそりとしていました。


西穂独標から明神岳まで穂高連峰の大パノラマです。


そして、憧れ続けた冬の上高地、河童橋に到着です。時刻は9時30分でした。


この風景は毎日ライブカメラでチェックしているのですが、やはり生河童橋は感激です。


穂高も優しく迎えてくれました。


2月ですが、今年は雪が少なく手前の山に雪はありません。


明神岳も下の方は雪がついていませんでした。


この時期しか撮れない無人の河童橋です。


奥穂高岳にズームイン。


河童橋を渡ります。


河童橋から眺めるお馴染みの風景です。


振り返れば焼岳です。


焼岳が朝陽を受けて綺麗でした。河童橋にはまだ陽がさしません。


焼岳にズームイン。


再び奥穂高岳です。


明神岳です。


西穂高のギザギザ稜線です。


肉眼では見えませんでしたが、一番左の独標には登山者が登っていたことでしょう。


いつまでも眺めていたい景色でした。


このあと、河童橋の少し先にあるベンチで朝食(昼食かな)をいただきました。
宿の電気ポットで沸かしたお湯をサーモボトルに入れてきたので、あったかいカップ麺を食べることが出来ました。
この景色を見ながら食べるカップ麺の味は最高でした。

<つづきます>

※訪問日 2024.2.14

冬の上高地をスノーハイク(1)

2024-02-17 15:15:15 | 山歩き
ずっと憧れだった冬の上高地に初めて行くことが出来ました。
上高地は、11月中旬から4月中旬まで冬季閉山となり、バスやタクシーもありません。
冬の上高地に行くには、釜トンネルから歩いて行くしか方法はありません。
その釜トンネルまで行くには、いくつかの方法があります。
①沢渡からタクシーを利用(予約が必要か)
②沢渡か平湯から路線バスを利用(出発時間が9時過ぎになる)
③坂巻温泉に車を停めて釜トンネルまで2キロ歩く(宿泊すれば送迎あり)
④中の湯温泉旅館に宿泊して送迎してもらう
今回私たちは④の中の湯温泉旅館に宿泊して上高地をめざすことにしました。

高鷲スノーパークでスノーシュー をしたので、中の湯温泉旅館に到着したのは5時過ぎになりました。
中の湯温泉旅館は旧158号線沿いにあり、スタッドレスタイヤで四駆でないと旅館までは行けません。(四駆以外はゲートまで送迎あり)

中の湯温泉旅館からはちょうどアーベントロート?の穂高岳を眺めることが出来ました。


もう少し早く着いていれば、露天風呂からもこの景色が見られたのですが‥。



そして翌日、14日朝6時20分旅館からの穂高岳です。
今回は朝食なしのプランをお願いして、6時30分の送迎バスで釜トンネルまで送ってもらいました。


送迎バスで約10分、釜トンネルに到着です。


いよいよ出発です。胸が高鳴ります。


釜トンネルは約1.3kmですが、登り坂が続き、河童橋までで一番きつい登りといえるでしょう。ゆっくり歩いて約40分でした。


つい最近まで釜トンネルはヘッデン必携と聞いていましたが、照明がついて明るかったです。釜トンネルを抜けると、次は上高地トンネルです。


2つのトンネルを抜けると、いよいよスノーハイキングです。ここからはチェーンスパイクをつけて歩きます。焼岳が見えてきました。


しばらく進むと、待望の穂高連峰が見えてきました。


道はしっかりと踏み固められて、チェンスパがちょうど良かったです。


登山靴は冬山用ではありませんが、登山靴ならなんとか大丈夫でした。


進むほどに穂高連峰が姿をあらわします。西穂から奥穂高岳です。


そして、前穂まで見えてきました。このあたりは、まだ陽が当たりません。しかし、そんなに寒くはなかったです。


釜トンネルを出発して1時間半、大正池に到着です。


素晴らしい景色が待っていてくれました。これだけでも大満足です。


しかし、今回の目的地は河童橋です。あと1時間半ほど頑張りましょう。


こんな日に奥穂の頂上に立っている岳人もいるのでしょうか。


とりあえず河童橋をめざすので、バス道を進むことにしました。樹間からの焼岳です。


朝の上高地は神秘的な雰囲気です。


夏は、バスやタクシーが行き交う道路ですが、今は静寂の世界です。


河童橋をめざして、ひたすら歩きます。


帝国ホテルも冬場はひっそりとしています。上高地バスターミナルも近いです。



<つづきます>

※訪問日 2024.2.14

高鷲スノーパークでスノーシューを楽しみました

2024-02-16 12:15:15 | 山歩き
今回の山旅のメインは冬の上高地スノーハイキングでしたが、その前日も高鷲(たかす)スノーパークでスノーシューを楽しみました。
大阪を6時に出発して、高鷲スノーパークに到着したのは10時を過ぎていました。
平日にも関わらず高鷲スノーパークの駐車場はけっこう混んでいました。
高鷲スノーパークの番亭という店でスノーシューをレンタルしようと考えていたのですが、なんと「closed」の札が。
電話をしたら、ツアーに出ているとのことでしたが、戻ってくる用事があるとのことで、なんとかレンタルすることができました。
予約しなくてもレンタルできると思っていましたが、甘かったようです。
そんなこんなで、ゴンドラに乗ってゲレンデ山頂駅についたのは11時を過ぎていました。

ゲレンデ山頂にはお洒落なテラスがありました。実は高鷲スノーパークに来たのは初めてでした。


そして、そこからは素晴らしい景色が広がっていました。右は御嶽山、中央は乗鞍岳、そして左には北アルプスです。


御嶽山にズームインです。


乗鞍岳にズームインです。


北アルプスです。


右に焼岳、左に穂高連峰です。


槍ヶ岳も見えました。これだけでもゴンドラで上がって来た甲斐がありました。


テラスで軽く昼食をいただき、スノーシューを履きました。(紹介が遅れましたが、今回のメンバーは4名でした。)


それでは、スノーシューを履いて出発です。実はめざしていたのは、大日ヶ岳なんですが‥。


スノーシューは昨年に美ヶ原で少し体験しましたが、本格的な山歩きは初めてなので、スムーズには進みません(笑)


出発して40分でしょうか、開けたピークに着きました。


頂上あたりが見えています。頂上をめざす登山者も見えます。


しかし、時刻は12時40分です。頂上まで行って戻ってくるには少し時間が厳しいようです。


この日は、中の湯温泉旅館を予約していたので、5時までには着きたいと思っていました。


ということで、今回はここで引き返すことにしました。(明日のためにも体力を残しておかなくてはなりません)


大日ヶ岳の右の方に白山も見ることができました。


白く輝く名峰白山です。


下山もゆっくりと山の景色を楽しみながら歩きました。明日はこの穂高連峰を河童橋から仰ぎ見る予定です。


槍ヶ岳と笠ヶ岳(左のとんがった山)も美しいです。


そして、なんと剱岳まで見えるではありませんか!!


スノーシューで新しいトレースを付けます。スノーシューが欲しくなりました(笑)


ウサギの足跡です。ゆっくりと動物の足跡を探しながら歩くのも楽しそうです。


ゴンドラで一気に下界へ下りて行きます。上りはスノーボーダーでいっぱいでしたが、下りは我々だけでした。



再び東海北陸自動車道に入り、ひるがの高原SAから見た大日ヶ岳です。時刻は3時半、中の湯温泉に急ぎましょう。


この日も天気が良く、素晴らしい景色を堪能することができました。
スノーシューも面白くて、やみつきになりそうです(笑)
大日ヶ岳に登頂できなかったのは残念ですが、次に行く機会あればもう少し早く出発したいと思います。

※訪問日 2024.2.13

冬の上高地に行ってきました

2024-02-15 16:25:25 | 山歩き
ずっと憧れだった冬の上高地に、やっと行くことができました。
詳しくは明日から綴って行きたいと思います。

写真は上高地河童橋ライブカメラからです。(2024年2月14日10時20分ごろ)


例年と比べると、やはり雪は少ないと思いました。

朝の河童橋は貸切でした。(9時半ごろ)



大正池からの穂高岳も最高でした。



※撮影日 2024.2.14