はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

冬の上高地をスノーハイク(1)

2024-02-17 15:15:15 | 山歩き
ずっと憧れだった冬の上高地に初めて行くことが出来ました。
上高地は、11月中旬から4月中旬まで冬季閉山となり、バスやタクシーもありません。
冬の上高地に行くには、釜トンネルから歩いて行くしか方法はありません。
その釜トンネルまで行くには、いくつかの方法があります。
①沢渡からタクシーを利用(予約が必要か)
②沢渡か平湯から路線バスを利用(出発時間が9時過ぎになる)
③坂巻温泉に車を停めて釜トンネルまで2キロ歩く(宿泊すれば送迎あり)
④中の湯温泉旅館に宿泊して送迎してもらう
今回私たちは④の中の湯温泉旅館に宿泊して上高地をめざすことにしました。

高鷲スノーパークでスノーシュー をしたので、中の湯温泉旅館に到着したのは5時過ぎになりました。
中の湯温泉旅館は旧158号線沿いにあり、スタッドレスタイヤで四駆でないと旅館までは行けません。(四駆以外はゲートまで送迎あり)

中の湯温泉旅館からはちょうどアーベントロート?の穂高岳を眺めることが出来ました。


もう少し早く着いていれば、露天風呂からもこの景色が見られたのですが‥。



そして翌日、14日朝6時20分旅館からの穂高岳です。
今回は朝食なしのプランをお願いして、6時30分の送迎バスで釜トンネルまで送ってもらいました。


送迎バスで約10分、釜トンネルに到着です。


いよいよ出発です。胸が高鳴ります。


釜トンネルは約1.3kmですが、登り坂が続き、河童橋までで一番きつい登りといえるでしょう。ゆっくり歩いて約40分でした。


つい最近まで釜トンネルはヘッデン必携と聞いていましたが、照明がついて明るかったです。釜トンネルを抜けると、次は上高地トンネルです。


2つのトンネルを抜けると、いよいよスノーハイキングです。ここからはチェーンスパイクをつけて歩きます。焼岳が見えてきました。


しばらく進むと、待望の穂高連峰が見えてきました。


道はしっかりと踏み固められて、チェンスパがちょうど良かったです。


登山靴は冬山用ではありませんが、登山靴ならなんとか大丈夫でした。


進むほどに穂高連峰が姿をあらわします。西穂から奥穂高岳です。


そして、前穂まで見えてきました。このあたりは、まだ陽が当たりません。しかし、そんなに寒くはなかったです。


釜トンネルを出発して1時間半、大正池に到着です。


素晴らしい景色が待っていてくれました。これだけでも大満足です。


しかし、今回の目的地は河童橋です。あと1時間半ほど頑張りましょう。


こんな日に奥穂の頂上に立っている岳人もいるのでしょうか。


とりあえず河童橋をめざすので、バス道を進むことにしました。樹間からの焼岳です。


朝の上高地は神秘的な雰囲気です。


夏は、バスやタクシーが行き交う道路ですが、今は静寂の世界です。


河童橋をめざして、ひたすら歩きます。


帝国ホテルも冬場はひっそりとしています。上高地バスターミナルも近いです。



<つづきます>

※訪問日 2024.2.14