はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

思い出の山旅<蝶ヶ岳2016(蝶ヶ岳からの展望)>

2020-09-19 17:55:15 | 山歩き
山旅、三日目の朝を迎えました。
今回の山旅のハイライト、夜明けの槍・穂高の眺めです。

午前5時、雲海の中からご来光が輝きました。




少しづつ目覚める穂高連峰です。左から前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、どれも三千メートルの峰々です。




槍ヶ岳もお目覚めです。




蝶ヶ岳は、槍・穂高の展望台といわれていますが、その通りの眺めが広がります。




富士山も顔を見せてくれました。




ちょっとだけモルゲンロートです。




朝陽に輝く穂高連峰ですが、ちょっと空気が湿っぽいです。




北側の山々です。右手が常念岳です。奥の山は大天井(おてんしょう)岳です。




南側の山々です。一番左奥が御嶽山で、その右手前が乗鞍岳です。




蝶ヶ岳の陰が穂高連峰にうつっていました。




1時間ほどで夜明けのショーは終了しました。




「瞑想の丘」で瞑想に耽るのもいいものです。




朝食を食べ終わって外に出ると、すっかり朝の景色になっていました。




槍ヶ岳の姿をしっかり目に焼き付けて。




穂高岳の姿もしっかり目に焼き付けて。




名残は尽きませんが、山を下りる時がやってきました。




さらば蝶ヶ岳、また会いましょう。




コースタイム3時間15分の長塀尾根を、徳沢に向かってゆっくりと下りました。4時間以上かかったと思います(笑)



これで、思い出の山旅<蝶ヶ岳2016>は終わりです。

※撮影日 2016.8.6


<おまけ>
先日、ブログで「山バッジのこと」を書きました。その時に蝶のバッジがあったのですが、それがこの山旅のお土産です。蝶ヶ岳ヒュッテで購入しました。



<更に>
ブログ仲間の錫杖さんが、ブログ「錫杖流」で穂高岳の素晴らしい風景をアップされています。
また、信さんも「信の信州からの贈り物」で涸沢の紅葉をアップされています。
その信さんは今日から山に入られました。錫杖さんも明日から旅に出られるようです。
私もふらっと旅に出てこようと思います。
しばらくブログはお休みします。

思い出の山旅<蝶ヶ岳2016(徳沢から蝶ヶ岳ヒュッテ)>

2020-09-18 19:28:28 | 山歩き
蝶ヶ岳への山行二日目です。
蝶ヶ岳への登山は、安曇野市の三股から登るのが一般的で、日帰りをする健脚も多いようです。
上高地方面から登るには、徳沢から長塀尾根を登ります。過去に二度登りましたが、名前の通り長い尾根でした。

この日は、横尾まで歩き、そこから稜線まで一気に登り、蝶ヶ岳をめざすという計画を立てました。



徳沢からは前穂高岳の岩壁がよく見えます。お世話になった徳沢園は、井上靖の小説『氷壁』の舞台で、「氷壁の宿」とよばれています。



こちらは明神岳の岸壁でしょうか。



こちらは前穂高岳です。



前穂高岳東壁がよく見えました。こんな所を登る人もいるんですね。



前穂高岳を左手に見ながら、梓川に沿った横尾街道を行きます。



右手の沢から朝日がさしてきました。



1時間15分ほどで横尾に到着です。



徳沢園でつくってもらったお弁当をいただきました。



横尾は穂高岳への道と、槍ヶ岳への道の交差点です。ほとんどの登山者はどちらかに向かいましたが、私は一人さみしく蝶ヶ岳へと向かいました。



林の中を登って行きます。熊さんが出そうな雰囲気です。鈴を鳴らしながら進みます。稜線までは3時間40分のコースタイムです。



槍見平からは約束通り槍ヶ岳が見えました。



槍ヶ岳をアップです。



屏風岩もよく見えました。迫力の岩壁です。



私の愛用するオスプレーのザックです。



林の中の道です。途中で3人組の下山者と出会っただけでした。



やっと森林限界にやって来たようです。



稜線が見えてきました。



横尾分岐に到着です。標識には、左側には常念岳と書いてあります。右側は、あとは30分ほど稜線を歩けば蝶ヶ岳ヒュッテです。



いきなり登山者が増えました。皆さん常念岳から歩いて来られたのでしょう。



残念ながら穂高連峰はガスの中でした。



蝶ヶ岳への道もガスの中でした。



でも、こんなガスの中で出会う確率が高いのが雷鳥です。



雷鳥に出会えると嬉しいものです。



高山植物も迎えてくれました。



今宵の宿、蝶ヶ岳ヒュッテに到着です。時刻は12時30分です。私としては上々の出来でした。



ヒュッテからすぐのところにある頂上です。ここで万歳三唱です。



このあと、ヒュッテでビールと昼食のカレーライスをいただきました。



この日はガスが多くて、夕方の絶景も見ることができませんでした。翌日の朝の景色に期待するしかありません。

<つづきます>

※山に登った日 2016.8.5

思い出の山旅<蝶ヶ岳2016 (大正池から徳沢へ)>

2020-09-17 20:02:55 | 山歩き
ブログのネタが無いのでお休みしていますが、このままでは長期休業になりそうです。
ブログ仲間の錫杖さんや信さんが思い出の山シリーズをアップされているので、私もつられて思い出の山旅をアップします。

2016年8月4日〜6日まで、2泊3日で蝶ヶ岳に登りました。健脚の方なら日帰りができるコースですが、のんびりと山を歩きました。

朝一番のバスで沢渡を出て、大正池からのスタートです。穂高の山並みはガスの中でした。



焼岳に朝陽があたります。



ガスが切れて西穂高岳が顔を見せてくれました。



ガスがかかっていますが、これはこれで幻想的でした。



少しづつガスが晴れてきました。



大正池に映る穂高連峰も美しかったです。



大正池をあとにして河童橋へと向かいました。木漏れ日が綺麗でした。



田代湿原あたりからの穂高連峰。



朝の自然研究路にて(1)



朝の自然研究路にて(2)



天気のいい日は、ヘリでの荷揚げが見られます。



河童橋に到着です。



河童橋は、いつも通りの賑わいでした。ライブカメラで見る、今年の河童橋はちょっと寂しかったです。



河童橋からの穂高連峰は迫力満点です。早くも雲が湧いてきたようです。



焼岳にも雲がかかってきたようです。でも、この日の行程は徳沢までなので安心でした。



清流の清水川です。



明神をめざして、横尾街道をいきます。



明神に到着ですが、明神岳の頂上付近には雲がついていました。



徳沢への道です。ほほえましい姿です。



1日かけて徳沢まで歩いてきました(笑)この日はテン泊でなく、徳沢園でお風呂に入ってゆっくりと寛ぎました。



<つづきます>

※登山をした日 2016.8.4

※4年前の山行記録です。今年は木曽駒ケ岳に行きましたが、乗越浄土でリタイアでした。年々体力が衰えるのを感じています。
八ヶ岳で71歳の女性が岩場から転落して亡くなられたようです。ご冥福をお祈りいたします。71歳でも岩場に臨む姿勢は大いに見習わなければならないと思いました。
また、下ノ廊下でも大学生が亡くなられたようです。ご冥福をお祈りいたします。先日、黒部のところでも書きましたが、命の保証は無いところです。でも、困難に挑戦する事は素晴らしい事です。
山は楽しいところですが、危険と隣り合わせということを感じる遭難事故でした。

剱岳 点から線へ

2020-09-13 13:51:39 | 本の話
昨日、梅田に行く用事がありました。少し時間があったので、紀伊国屋書店で本を物色していて目にとまった本が『劔岳 線の記』です。

剱岳に関する本は、新田次郎の小説『劍岳<点の記>』がよく知られています。2008年には映画化もされ、もちろん映画も観に行きました。
私が剱岳にリベンジの登頂を果たしたのが2007年でしたが、ちょうど撮影が行われていたような(撮影が終わったあとかも)そんな記憶があります。



新田次郎の『劍岳<点の記>』は小説ですが、もちろん史実に基づいて書かれています。剱岳は日露戦争の直後、1907年(明治40年)に陸軍参謀本部陸地測量部の柴崎芳太郎らによって初登頂されました。
小説では、日本山岳会と初登頂争いをしていたように小説らしくおもしろく描かれています。それが事実だったのかはわかりませんが、登頂に苦労したことは事実だったと思います。今でも「カニのタテバイ」や「ヨコバイ」など難所が多い山です。
そうして苦難の末に初登頂したはずの山頂には、なんと古い時代(奈良時代から平安初期)の錫杖頭(修験者の持つ杖の頭)が残されていたのです。柴崎さんたちはショックだったでしょう。
私もその錫杖頭には興味があったので、立山博物館で見学したことがあります。

「劔岳にそんな昔に登った人がいたのか。錫杖頭が残されているということは、きっと修験者だろうな。」と、凡人の私が思うのはそこまででした。
ところが、この本の筆者の高橋大輔氏(どこかで聞いた名前ですが。)は、劔岳ファーストクライマーを「いつ」「誰が」「どのように」「どの(ルートから)」「どこに」「なぜ」を求めて迫りました。



「考えられるあらゆる可能性を検証するため現地に何度も足を運び、当時使われたであろうルートから登頂して導き出した、その答えとは・・・・・?」(帯のキャッチコピーから)

興味のある方は書店で求めてください。ちなみにお値段は1,700円です。

山にも行けない日々ですが、山の本を読んで、山に登ったつもりになるのもいいものです(笑)

ソーラーランタンに癒されてます

2020-09-09 19:50:29 | 日記
4月に緊急事態宣言が出されて以降、外出を自粛する生活が続きましたが、どうもその習慣が続いているのか、カメラを持って外出するのが億劫になってしまいました。
と言うことで、なかなか新しいネタが無く、ブログ開設以来の危機が続いています(笑)
そのブログも、ふと気付くと2000日を超えていました。

さて、今回はソーラーランタンです。先日、石井スポーツで購入しました。



昨年、黒部に行った時に平乃小屋の裏で野外料理をしたのですが、その時にヒゲさんが持っていたソーラーランタンが素敵すぎて、ずっと気になっていました。
ヒゲさんのランタンは、ビーパルの付録のランタンですが、確か富士山の形をしていたように思います。

キャンプはもうしないので、使うのは車中泊の時になると思います。あとは、あまり使いたくはないのですが、停電とかの時には役に立ちそうです(笑)

しばらくブログはお休みします。新しいネタがあれば直ぐに再開します。