はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

思い出の山旅<蝶ヶ岳2016(徳沢から蝶ヶ岳ヒュッテ)>

2020-09-18 19:28:28 | 山歩き
蝶ヶ岳への山行二日目です。
蝶ヶ岳への登山は、安曇野市の三股から登るのが一般的で、日帰りをする健脚も多いようです。
上高地方面から登るには、徳沢から長塀尾根を登ります。過去に二度登りましたが、名前の通り長い尾根でした。

この日は、横尾まで歩き、そこから稜線まで一気に登り、蝶ヶ岳をめざすという計画を立てました。



徳沢からは前穂高岳の岩壁がよく見えます。お世話になった徳沢園は、井上靖の小説『氷壁』の舞台で、「氷壁の宿」とよばれています。



こちらは明神岳の岸壁でしょうか。



こちらは前穂高岳です。



前穂高岳東壁がよく見えました。こんな所を登る人もいるんですね。



前穂高岳を左手に見ながら、梓川に沿った横尾街道を行きます。



右手の沢から朝日がさしてきました。



1時間15分ほどで横尾に到着です。



徳沢園でつくってもらったお弁当をいただきました。



横尾は穂高岳への道と、槍ヶ岳への道の交差点です。ほとんどの登山者はどちらかに向かいましたが、私は一人さみしく蝶ヶ岳へと向かいました。



林の中を登って行きます。熊さんが出そうな雰囲気です。鈴を鳴らしながら進みます。稜線までは3時間40分のコースタイムです。



槍見平からは約束通り槍ヶ岳が見えました。



槍ヶ岳をアップです。



屏風岩もよく見えました。迫力の岩壁です。



私の愛用するオスプレーのザックです。



林の中の道です。途中で3人組の下山者と出会っただけでした。



やっと森林限界にやって来たようです。



稜線が見えてきました。



横尾分岐に到着です。標識には、左側には常念岳と書いてあります。右側は、あとは30分ほど稜線を歩けば蝶ヶ岳ヒュッテです。



いきなり登山者が増えました。皆さん常念岳から歩いて来られたのでしょう。



残念ながら穂高連峰はガスの中でした。



蝶ヶ岳への道もガスの中でした。



でも、こんなガスの中で出会う確率が高いのが雷鳥です。



雷鳥に出会えると嬉しいものです。



高山植物も迎えてくれました。



今宵の宿、蝶ヶ岳ヒュッテに到着です。時刻は12時30分です。私としては上々の出来でした。



ヒュッテからすぐのところにある頂上です。ここで万歳三唱です。



このあと、ヒュッテでビールと昼食のカレーライスをいただきました。



この日はガスが多くて、夕方の絶景も見ることができませんでした。翌日の朝の景色に期待するしかありません。

<つづきます>

※山に登った日 2016.8.5