やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

ラッキーなこと!?

2016年05月31日 | 日記

バタバタとした日常が過ぎて行きます。

 

息子も少しずつ落ち着いてはきましたが、サッカークラブのチームメイトでありクラスメイトでもある友達が、「練習来いよ~!」と、声をかけてくれた時に、不安が大きくなってしまうようです。

 

「〇〇が、もう一度クラブでサッカーしたいと思ったときに復帰できるように休部にしているだけで、〇〇が行きたいと思わない限り、行く必要はないよ。」

と、息子に言い聞かせると、ほっとしたような表情をします。

 

息子の不安な様子に、主人はほとんどノータッチ。

息子も、父親には何も言わないため、いつものようにサッカー(息子の話ではなく、Jリーグやチャンピオンズリーグなど)の話だけして、いつものように一緒にサッカーゲームをしています。

私は少々不満ですが、父親が何も変わりなく接することが、息子にとってはいいのかもしれません。

 

それに、主人も、週3日、仕事の後にバイトを始めたこともあり、それどころではないのかもしれません。

 

息子が2年生に上がる春、主人はリストラされ、翌年、今の職場に就職しました。

当然、給料は下がり、家のローンを組んだときの半分程になってしまいました。

主人の心房細動の治療を優先してきましたが、先日、薬も終了したということで、とりあえず、終業後に週3日4時間、職場の近くの薬局でバイトとして働くことになりました。

まだ6回目ですが、慣れるまでは緊張して大変なようです。

 

多少そのせいもあるのかもしれませんが、主人は、くらくらと回転性のめまいと吐き気が激しくなり、「良性発作性頭位めまい」を発症しました。

私も同じ経験があったので、同じ病院で診てもらい処置してもらったため、すぐに治まりましたが。。。

 

家族そろって体調があまりよろしくなく、次々と色んなことが襲ってきますが、幸いというか、全て軽~く済ませていただいてます。

 

これってやっぱり、ラッキーなこと!?なのでしょうか。。。

 


やっぱり、退行症状・・・?

2016年05月27日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

息子、サッカークラブをやめてから、極度に不安そうな様子はなくなったけれど、まだまだ回復とまではいかないようです。

 

学校には元気に登校するし、帰宅してから友達とも遊んでいます。

でも、まだ、疲れが抜けてないというか、気力が充実してないというべきか、宿題や時間割などするべきことがなかなか進みません。

8時前には眠たくなって、ぐずぐず言ってきます。

ハグもまだまだ続いていて、1日10回までにしようと言い聞かせて目標にはしていますが、なかなか難しいようです。

「ママ、ママ」と、後を追いかけてくるので、こちらが切なくなってしまいます。

 

サッカークラブという息子の不安を取り除いたものの、すぐには、良くならないようですね。

そういう私も、疲れが出てしまったのか、ここ数日、右半分だけの頭痛に悩まされています。

 

私と同じくらいの背の高さまで大きくなった息子が、私の膝の上に乗って、私の腕の中にすっぽりおさまろうともがいています。

「無理、無理、無理! 重た~い!!」

と、笑ってどかせようとするのですが、ものすごくストレスを感じてしまいます。

 

私は、5歳のときに親が離婚してしまったので、それ以来、親に甘えるということがなかったせいか、私に甘えてくる息子を見て、

「子どもって、こんなにお母さんに甘えるんだ!」と、衝撃を覚えました

 

息子が小さな頃は、息子をぎゅ~っと抱きしめる度に、自分が抱きしめられているような感覚になって、すごく満たされていくような感じがしていたのですが、こんなに大きくなった息子に頻繁にハグを求められると、戸惑いの方が大きくて、なんだか苦しくなってしまいます。

 

でも、今の息子には、必要なことなのだろうと思います。

年齢や外見ではなく、誰と比べるのでもなく、息子にとっては・・・。

 

「この状況が、ず~っと続くわけじゃない!」

そう自分に言い聞かせて、我が子に向き合っていこうと思います。


息子が闘っていたのは、息子の中の不安

2016年05月24日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

息子は、サッカークラブを休部し、長い緊張と不安からようやく解き放たれたように見えます。

そのせいか、表情も明るくなり、昨日今日と、学校に行き渋ることもありませんでした。

 

昨日、担任の先生からいただいたお電話によると、クラブを休部して、サッカースクールだけ通うことにしたことを、息子自ら先生に話しに行ったようです。

また、学校でサッカーのことを思い出して、辛そうにしていることもなくなったということでした。

 

クラブでのサッカーは、息子にとって、そんなにハードルの高いものだったのでしょうか。。。

コミュニケーションの問題や、体の使い方が不器用なことが、クラブでサッカーを続ける上で一番の障害になると私は思っていましたが、この2ヶ月間、息子が闘っていたのは、息子の中の不安とでした

 

何がそんなに息子を不安にさせるのか・・・

ずっとずっと考えていました。

 

広汎性発達障害を持つ息子は、物を見たり考えたりする時に、どうしても一点だけに強く狭く注意が向いてしまう傾向があります。

そのせいで、2つのことを同時に行うことが難しかったり、周りの状況がよく分からなかったり、全体・先行きが見えなかったり、他人が何を考えているのか理解できなかったり・・・と、人より不安に陥りやすいようです。

しかも、何か不安なことがあったりすると、もうそのことしか考えられなくなってしまい、ますます周りが見えない、他のことを考えられない・・・という悪循環に陥ってしまいます。

 

そうなると、サッカーどころか、今まで難なくこなせていた日常生活にまで支障が出てくるのです。

 

息子は、ソーシャルスキルを学び、コミュニケーションの方法を身に付け、先生方の支援を受けながらも、通常学級で十分みんなと一緒にやっていけるようになりました。

サッカーにしても、スクールに通うようになり、最初は困難なこともあったけど、好きという気持ちを原動力に努力を重ね、公園で色んな友達とサッカーをして遊ぶことも出来るようになりました。

 

だから、サッカークラブでも、人より困難なことが多く、慣れるまで時間はかかるだろうけど、きっと息子はそれらを乗り越えて、大好きなサッカーを続けることが出来るだろうと思っていました。

 

けれど、息子の不安は、私の想像をはるかに上回るものでした。

勉強が手に付かなくなり、学校へ行く気力もなくなり、食べることさえ億劫になってしまったのです。

 

私も、息子のことで不安になり、同じように悩んでいるつもりではいましたが、当然、日常生活を送るために別のことを考える時間があったり、息子のことを考えていても、少し離れて考えてみたり、う~んと離れたり、全くのニュートラルに戻したりと、色んな角度から物事を考えることが出来ます。

 

息子は、それが出来ないのです。限りなく一点集中。片時も頭から離れず・・・。

どれだけ疲れることでしょう。疲弊しきってしまったのです。

 

そう考えると、息子が「サッカーをやめたい」と、私にヘルプを出したことは、決してネガティブなことではなく、自分の生活を立て直すためにとった有効でポジティブな選択だったと思えます。

 

今回のことで、息子は、これから先も、人より躓くことが多いのだろうと感じました

ソーシャルスキルなど、いくらトレーニングを頑張っても、努力だけではどうにもならない部分があるのです

 

躓いても、立ち上がる力を持ってほしい。

今回、私に出してくれたように、周りの人にヘルプを出せるようなしなやかな心を持ってほしい。

今は、私が、息子への声掛けを周りの方々にお願いしていますが、将来、息子が、友達だったり、先生だったり、上司だったりの意見を聞いて、彼の偏りがちな見方を補えますように。。。

 

そのためにも、息子には、毎日を、元気で楽しく過ごしてほしい

この世の中を肯定して生きていけるように、人を信頼することが出来るように・・・

息子の心に温かな気持ちを積み重ねることが出来たら、強くしなやかに心も育っていくような気がするのです。

 


息子のチャレンジが終わった!

2016年05月22日 | 日記(息子・小5)

昨日は、サッカークラブの日。

息子は、案の定、朝から絶不調。

「だいじょうぶかなぁ?」と、心配そうにしていて、おどおどきょろきょろ、目が泳いでいるようでした。

 

昼食に、マクドナルドのハンバーガーと大好物のポテトを買ったけど、息子は食べられませんでした。

大、大、大好きなポテトまで食べられないなんて、本当にもうこれは、病気なんだなぁ…と、思いました。

  

「29日まで、頑張りたいんやろ?」

と、私が聞くと、

「そう思ってたけど、無理かも・・・。」と。

 

「今日、練習に行って、無理かどうか確かめてみたらいいやん!」

との私の言葉にも、息子は今にも泣き出しそうな顔をしています。

「無理やったら無理でいいんやから。みんなともっとサッカーしてみたいと思うかどうか、〇〇のありのままの気持ちを確かめるだけやから、心配することないよ。」

「無理やったら、どうしたらいいの?」

「コーチに、『無理です』って言ったらいいねん。コーチに、〇〇のこと話してるから。」

 

それでも、息子の不安は治まりません。

「じゃあ、『もう無理や』って思ったら、ママに合図送ってよ。

そしたら、ママがコーチに言うから。」

「ママが言ってくれるの? 合図、見逃せへん? ず~っと見ててくれるの?」

「3~4時間やから、途中でお父ちゃんに代わってもらって休憩するかもしれへんけど、ず~っと見てるよ。」

「どんな合図したらいい?」

「こうやって、手を振るだけで分かるよ。」

私が手を振るジェスチャーをすると、息子は納得しました。

 

2時からの練習に、私もアウトドア用のイスを持って付いていきました。

チームメイトから話しかけられても、強ばって笑顔がない息子。

心ここにあらずのような感じでぼーっとしていて、準備もなかなか進まず、「スパイクはいて~!」「ボールは?」と、声をかけて息子を促しました。

 

3人鬼の鬼ごっこや、ドリブルなしでパスだけのバスケみたいなゲームを、ボールを持ったものは一歩も動いてはいけないというルールでやっていました。

実は、息子、ボールをうまく投げられません。

「投げる」というコツを未だにつかめず、力が入らないみたいで、距離も方向も驚くほど投げることが下手なのです。

なので、息子にボールが渡るとゲームが止まってしまうのですが、それでも、結構な時間を続けるうちに、ボールをもらう動き、周りを見る目を意識して、息子なりに頑張っていました。

 

暑いので頻繁に給水タイムがとられ、そのたびに、息子が「ちゃんと見ててや!」と、確認しにきます。

途中1時間だけ主人に代わってもらい、私達が見守る中、息子は最後まで練習を行うことが出来ました。

一度だけ、手を振って合図を送ってきましたが、「今のは、間違い!」と、自らすぐに取り消しました。

 

3時間の練習が終わり、その後、異学年同士の試合が始まります。

「どう? 明日も練習に来れそう?」

と、私が聞くと、息子は首を横に振りました。

 

よく頑張ったと思います。

笑顔なく、緊張した状態での3時間。

2つのことを同時に行うことが苦手な息子の頭の中に、不安の渦がずっと渦巻いているのです。

傍から見ていると、真剣にやっていないのではないかとも思えるような息子の動き。

「ちゃんと動けよ~!」「頼むわ~!!」

チームメイトから、そういう声が上がるのも無理はないかもしれません。

それでも、「最後まで、よく頑張った!」と、私は本気で思いました。

 

「コーチに話するよ。FCやめたら、もう試合をする機会はなくなっちゃうよ。」

「分かってる。だから、この試合は出るわ!」

そう言って、息子は、6年生との練習試合に臨みました。

 

息子の中で何かが吹っ切れたのか、練習のときより良い動きをしていました。

思いっきり、シュートも放っていました。

 

Tコーチとの話し合いの中で、休部という形をとることになりました。

せっかく入部したのに、ゼロにしてしまうのはもったいない。

息子の頭の中の不安をリセット出来たら、週1回でも月1回でも、本人のペースで参加したらいい。

少しずつ前に進んでいくことも、少年サッカーなら出来る。

Tコーチは、そんな風におっしゃってくださいました。

コーチみんなでサポートしていくから!と。

 

もし、私が、息子の特性をきちんと最初からコーチのみなさんにお伝えしていたら、違う結果になっていたのでしょうか。。。?

 

それは、どうなのか分かりませんが、息子のチャレンジにより、たった2か月の間に、色んなことがあり、色んな思いをして、色んな方々に支えていただき、本当に貴重な経験をさせていただきました。

 

息子は、久々にのんびりした日曜日を過ごしています。

 


3行の思い

2016年05月21日 | 日記(息子・小5)

夜、どんなに前向きに過ごしていても、朝になると、息子は調子が悪くなってしまいます。

「あ~~」とか「うわ~~」と、朝から何度も唸り声をあげ、また、朝食が食べられませんでした。

 

バナナ半分とヨーグルトだけ、なんとか食べさせて、

「学校で楽しかったり、一生懸命勉強頑張ってたら、不安な気持ちを忘れちゃうよ!」

と、ぐずつく息子を送り出しました。

 

昨日は、大腸の内視鏡検査の日。

私も、すぐに出かけなければならないのです。

 

先週までしくしく痛んでいた右下っ腹も、いつの間にか治ってしまいました。

息子の様子がだんだん深刻になってきたので、自分の体や検査のことを気にかける余裕がなく、あっという間の検査当日です。

息子のことがなかったら、「癌が見つかったらどうしよう」とか「検査、嫌だなぁ」と、色々考えてしまって、それはまた憂鬱だっただろうと思いますが。。。

 

3年前は、実際の内視鏡検査に1時間もかからなかったはずなのに、今日は、たっぷり2時間近く。

憩室が増えていたせいもありますが、とても時間がかかりました。

体が冷え切ってしまい、なぜか右半身だけがぶるぶると痙攣のように震えてしまいました。

 

腫瘍やポリープなどはなく、憩室も炎症を起こしていませんでした。

10日前の焼けるような痛みがあったときは、軽い炎症を起こしていたのかもしれないと言われましたが。

夜間に右下腹部が痛むのは、やはりその辺りに憩室が集中しているので、便がぽっこり憩室に入ってしまって、悪い菌が作用してしまうのだろうということでした。

また、子宮が腫れているらしく、腸を圧迫することもあるそうです。

 

先生の話を聞いていると、痛みはこれからも起こりそうですが、とにかく大事がなくて良かったです。

朝9時に病院に入って、4時半の終了だったので、本当に疲れました。

 

その夜、息子の担任の先生から電話がありました。

「5時間目の授業が始まった頃、〇〇君の表情がいつもと違って厳しくなり、辛そうにしているので声をかけたところ、『サッカーのことが頭に浮かんでくる』と、言っていました。フラッシュバックが起きている状態なのでしょうか。」と。

「本人が『だいじょうぶ』というので、そのまま授業を受け続けました。休み時間になる頃には不安が治まったのか、友達と楽しそうにお喋りしていました。」

 

先生の「フラッシュバック」という言葉が、なんだか腑に落ちました。

どんなに本人が前向きに頑張ろうと思っていても、突然それは襲ってきて、やる気や元気を奪ってしまうのです。

 

一昨日の夕方、息子は、家の周りを25周走ってきて、

「何周目と何周目と何周目は全力で走った!」などと、満足そうに私に教えてくれました。

そして、「29日までは、頑張るから!」と、笑顔で話していました。

 

そして、息子が記した交換日記。

 

5/19  29日までは、がんばる!!

   ママは守れてると思う。

   だから今度はママを守るばんや!!

 

息子の3行の思いを抱きしめ、涙があふれました。

 

 

 


ぎゅ~っと!

2016年05月19日 | 日記(息子・小5)

昨日も、朝起きてきた息子は、「あ~~」だの「う~~」だの呻きながら、私にハグしに来ました。

朝一番から、不安全開?なのでしょうか・・・。

 

リスパダールを服用しているおかげか、夜はぐっすり眠れているようで、それだけは救いです。

体が大きいので、給食がもの足りないからと、いつもは朝食をしっかり食べていく息子ですが、あまり食欲がないようです。

気力がわいてこないのか、何度もハグしにきて、充電しようとしているようです。

 

「学校、行かなあかん・・・?」と、聞いてくる息子に、

「行きたないん?」と、聞くと、

「力が出えへん。」と、言います。

 

「学校、楽しいんやろ? 行ったら元気出るって!」

明るく送り出そうとする私に、息子は、

「学校でも、サッカーのこと考えちゃうねん・・・。」と。

「ずっと?」

「ずっとじゃないけど、特に朝は・・・。」

 

「だいじょうぶ! 今日は、スポーツテストや。

去年より、絶対成績上がってるで~~!」

最後に、ぎゅ~っと力を入れてハグし、息子を送り出しました。

何度も振り返りながらも、なんとか息子は、学校へと行ってくれました。

 

「5年生のクラスは、今までで一番いいクラスで、学校へ行くのが楽しい!」

そう言っていた息子でしたが、学校に問題がなくても、不安との戦いに気力がなくなってしまい、ある日突然学校へ行けなくなる・・・なんてことがあるかもしれない、と、思った瞬間でした。

 

担任の先生に連絡を取り、息子の様子を伝えました。

通級の先生から、息子がサッカーのことで不安になっていることを聞いていただいていたらしく、一度息子とゆっくり話をしたいと思っていたところだとかで、その日のうちに時間をとってくださいました。

 

担任の先生も、以前、少年サッカーのコーチをしていたということで、その先生に話しを聞いてもらうことで、息子の気持ちも少しすっきりしたようです。

学校から帰ってくるなり、

「先生がな、話聞いてくれてん!」と、嬉しそうに私に報告してきました。

 

その前に、先生からの連絡で、息子は、学校でもサッカーのことで頭がいっぱいになって、しんどくなることがあること、5月末に、セレッソ大阪のサッカー教室にクラブで参加するので、それまではクラブを頑張って、6月からは、サッカースクールだけ通おうと思っていること、・・・などを聞いていました。

 

「そういうサッカーの関わり方もありやと思うで。」

と、先生に肯定してもらえたことで、息子も、少しだけほっとしたようです

 

相変わらず、「ぎゅ~っとして!」は、続いています。

 

その日の交換日記に記しました。

 

不安な気持ちは、だいじょうぶですか?

〇〇がぎゅ~っとしがみついてくるので、〇〇の小さな頃、生まれてきてくれたときのことを思い出しました。

〇〇がおなかの中にいたとき、ママは体調が悪くてしんどかったから、おなかの中の〇〇も、きっとしんどかったと思います。

でも、がんばって、無事に生まれてきてくれて、本当にうれしかった。

ママは、そのとき、何があってもこの子を守ろう、幸せな人生を送れるようにこの子を育てようと思いました。

ママは、〇〇を守れていますか?

ママは、〇〇のおかげで、ちょっと大変でとても幸せな毎日を送っています。

 


ニュートラル

2016年05月18日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

サッカーが大好きな息子は、いつからか、サッカークラブの試合や練習に対する不安が頭から消えなくなってしまいました。

朝起きてから学校へ行くまでの短い時間に、息子がぎゅ~っとしがみついてくる回数を数えてみると、なんと17回もありました。

 

児童精神科の先生に、親の方からぎゅ~っとしない方がいいと言われたので、しがみつかれるまま受け止めるだけにしていたら、

「ぎゅ~っとして! ぎゅ~っとしたら、力が出てくるから!!」

と、息子に言われ、それからは、ぎゅ~っと抱きしめることにしました。

ただし、10秒数えたら離れる・・・その制限だけは守るようにしています。

 

メンタルクリニックの診察は3週間後だったのですが、息子があまりに不安が強いようなので、私も不安になり、急きょ予約を入れてもらいました。

 

息子の様子を先生に話すと、

「泣いてやめたいというぐらいだったら、やめさせてあげた方がいいと思います。」

と、先生はあっさり。

 

息子が大好きなサッカーなので、出来るだけ続けさせてあげたい・・・とか、

大好きなサッカーでさえ挫折してしまったら、これから息子は、色んなことを乗り越えることが出来ないのではないか・・・

などという私の思いは、それほど重要なことではないようです。

 

「今、サッカーをやめて、何か悪くなることなんてありませんよ。

それよりも、不安が重なっていけば、鬱になってしまうかもしれません。

息子さんの望むとおりにしてあげてください。」

そう、言われました。

 

「出来るなら、息子も続けたいという思いはあるのか、『ほんまにやめてもいい?』と、聞くと、『もうちょっと行ってみる』って、言うんですけど・・・。」

 

「お母さんは、あくまでニュートラルで接してくださいね。

突き放すのではなくて、『どちらを選んでもいいんだよ』という態度で接してあげてください。」

 

「サッカーを続けさせてあげたい」と、私が息子を案じる思いが、逆に息子を苦しめているということでしょうか。

 

「分かりました。それと、『ぎゅ~っと抱きしめるのはよくない』と、言われたのですが、ぎゅ~っとしてあげないと、本人は力が出ないみたいなんですが・・・?」

 

「では、ぎゅ~っとしてあげてください。様子を見ながら、回数や時間の制限を付けるようにしていかれたらいいかと思います。」

 

この先生は、私の不安をじっくり聞いてくれるというタイプではありませんが、息子にとって一番の方法を教えてくれているはずです。

ちょっとだけ、霧が晴れたような気がしました。

 

その日の交換日記に記しました。

 

サッカーのことで、不安な気持ちが毎日続くのは、しんどいね。

〇〇が大好きなサッカーだから、チームメイトもコーチもいい人だから、FCを続けられたらいいなと思ったけど、ママの一番の願いは、「〇〇が、毎日、元気で過ごすこと」です。

1ヶ月は、目標です。

がんばってみて、「サッカーを続けたいな」って、思ったら続けたらいいし、と中でしんどくなったら、いつでもやめていいからね。

また、ママに相談してね。

 

 


初ゴールを決めたけど…

2016年05月17日 | 日記(息子・小5)

先週の土曜日に、サッカーの試合がありました。

3試合行って、1勝2敗。

その1勝は、息子がキーパーをかわして決めた1ゴールが決勝点となったものでした

 

ゴールを喜び、息子に駆け寄るチームメイト達。

試合後は、チームメイトの他、コーチやパパさんママさんと、もうみなさんから、

「初ゴール、おめでとう!」と、祝福していただきました。

 

そんな誇らしくも嬉しい思いをした息子でしたが、次の日の練習に、参加することは出来ませんでした。

 

頑張ろうと思ってはいたようです。

息子は、笑顔で「頑張る!」と、言ったり、

「だいじょうぶかなぁ?」と、不安そうな顔をしたりして、気持ちが揺れ動いているのが分かりました。

 

2時からの練習だったのですが、昼食のときには、涙をぽろぽろ流し始めました。

「練習、行かなあかん・・・?」と。

食事も喉を通らない様子でした。

 

「〇〇、『1ヶ月だけ頑張ってみる。』って、言ってたやん。

逆に聞くけど、行かなくても、〇〇は後悔せえへん?」

 

私の問いに、

「やっぱり行ってくる!」と、息子は答えました。

 

今、辛くても頑張れば、体力もついてきて、練習にも慣れ、またサッカーが楽しくなってくるはず・・・

という思いが、私にはありました。

大好きなサッカーだからこそ、出来るなら、続けさせてあげたいとも思っていました。

 

そう思いながらも、

乗り越えられるものなら・・・という思いと、

乗り越えさせようと、頑張ることを強い続けてもいいのか・・・ という思いが、私の中でも戦っていました。

 

ただ、こんな気持ちのままで練習に参加したとしても、余計に集中できずに普段出来ることさえ出来なくなって、ますます自信をなくしてしまうかもしれないと思いました。

 

「気持ちがしんどい時は、お休みしてもいいんやで。

気持ちを落ち着けて、来週から練習に行く?」

私がそう聞くと、

「うん、そうする!」と、嬉しそうに息子が言いました。

「じゃあ、コーチにそう言っとくよ。」

 

私は、学校に提出しているサポートシートをコーチにもお渡ししようと思いました。

5年生のコーチは、どうやら3~4人いて、日によって違うようです。

お仕事をしながら、大学に通いながら、子ども達のご指導をしてくれているので、都合のつく日が限られているせいなのかもしれません。

 

この日は、19歳の若いコーチが担当してくださる日でした。

「コーチのみなさんへ・・・」と、お手紙を添えてお渡しすることにしました。

 

息子は、特性ゆえに困難なことが多くて、チームの中で頑張っていく自信をなくし、やめようかどうか迷っていること。

息子の特性を知っていただくことで、それによって、指導法を変えてほしいということではなくて、息子のことを少しでも理解していただけるのではないかと思っていること。

もし、息子が練習に参加することが出来たなら、また温かくご指導をしていただきたいと願っていること。

・・・などをお伝えしました。

 

会う子ども達が、口々に、

「〇〇は~?」と、心配して聞いてくれます。

「今日は、調子が悪いから、休ませるね~」と、答えながら、

どうして、息子だけが・・・という、切ない気持ちがこみ上げてきました。

 

それは、きっと、息子自身が深く感じることになってしまったことなのかもしれません

 


主人の薬は終了!

2016年05月15日 | 主人の心房細動

主人のカテーテル・アブレーション手術後4か月目の検査が終わり、なんと、もう薬を飲まなくてもよいことになりました

 

前回、「次の検査で異常がなければ、ベプリコール錠が終了になり、その後3ケ月間はワーファリン錠だけ飲み続けることになる」と聞いていましたが、一気に、薬は終了しました!

 

その代わり、毎日血圧と脈拍を測り、異常があればすぐに連絡することとなり、異常時に飲む薬も3日分いただいてきたそうです。

次の検査は、当初の予定通りで8月。

 

ちゃんと毎日測定出来るかなぁ。。。

ある意味、息子との交換日記より難しいかもしれません。

 

でも、1日2回薬を飲むことに比べたら、1日1回血圧測定するだけのことですものね。

「もう治った!」との慢心を捨てて、頑張ってもらいましょう!

 


サッカーをやめたい・・・

2016年05月13日 | 日記(息子・小5)

試合が近付いてくると、不安で不安でたまらなくなってしまう息子。

実は、試合だけでなく、練習の前にも不安を感じてしまうようです。

 

色んなことが不安になっているのだろうけど、その一番は、タイム走。

「だいじょうぶかなぁ、ちゃんと走れるかなぁ。。。」

と、心配になってしまうようです。

 

毎週、しかも何日も前から不安が始まるので、気持ちを切り替えることが苦手な息子は、とうとう辛くてたまらなくなってしまったのか、昨日、泣きながら、

「サッカーをやめたい。観るだけの方がいい。」

と、言い出しました。

 

大好きなサッカー。でも、思うようにはいきません。

当然です。週1回のサッカースクールに通い始めてから、まだ1年も経っていないのです。

クラブに入ってからも、たった1ヶ月半。

 

下手で当然。これから技術も体力も身に付けていくのです。

だから、そこまで悩んで、不安になる必要はありません。

 

試合や練習でうまくいかないことよりも、それ以前の、

「うまくいかなかったら、どうしよう。」と、いう不安に押しつぶされてしまったようです。

気持ちを切り替えられなくて、何をしていても、

「だいじょうぶかな?」「どうしよう?」が、頭から離れないのだそうです。

 

息子の特性を考えると、今すぐやめさせるべきなのか、このまま努力させるべきなのか・・・

どうしたらいいのか、どうすることが正解なのか、本当のところ私にも分かりません。

 

息子には、

「〇〇は、サッカーが好きでも、もしかしたらサッカーするのは向いてないんかもしれへん。

もし、そうやったら、サッカーやめて、他に自分に向いていることを探そう。

・・・でもな、まだ、〇〇に向いてないかどうかは分からへんと思うよ。

全力で頑張ってみな、本当に向いてないんかなんて分からへん。

それやのに、今、走れるかどうか不安やからってやめてしまうと、後で後悔するんとちゃう?

夏まで、もうちょっと頑張ってみいへんか。

それで、向いてないと思ったら、やめていいから!」

 

息子は、目にいっぱい涙をためながら、頷きました。

「夏って、いつまで?」

「3か月ぐらいは頑張ってみんと分からへんと思うよ。」

 

そんなに辛いのだったら、すぐにでもやめさせてあげたいと思いました。

強迫性障害をぶり返す心配もあります。

 

でも、息子には、これから先も何かをしようとする時、そもそも普段の日常生活の中でも、人より大きな不安が付きまとってくるのです。

だからこそ、乗り越えさせてあげたい。

たとえ、サッカーをやめることになっても、不安だからやめるのではなくて、自分に向いていないからやめるのだと思えるように頑張ってほしいのです。

 

あと、1か月半。

その猶予は、親として、息子にしてあげられることがないかを探す時間でもあります。