やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

応援するよ!

2019年05月30日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

先週の木曜日(23日)に息子のメンタルクリニックに行ってきました。

それまでの8日間、息子は本当によく頑張りました。

 

前回病院に行った翌日、翌々日に中間試験があり、息子は、一日に一科目ずつではありますが、英語と数学の試験を受けました。

土、日は、サッカー部の練習に参加し、月曜日は、4時間目に通級教室で勉強し、一旦帰宅して、放課後に再び登校してサッカー部の練習に参加しました。

火曜日は、疲れて休養。

水曜日は、6時間目に通級教室で勉強し、そのまま部活に参加しました。

木曜日、この日はメンタルクリニックの日です。

なんと6時30分に家を出てサッカー部の朝練に参加し、そのまま1時間目の英語の通常授業に参加しました。 

その後、14時からの病院予約で、この日のカウンセリングは、息子50分、私が10分でした。

 

「〇〇は、本当によく頑張っています。

体力、気力のロスを最小限にするために、今はまだ学校まで車で送迎していますが、火曜日以外ほぼ毎日登校し、学校で1時間勉強出来るようになりました。

けれど、その反動と言うか、家では調子が悪いです。

落ち着かなくて辛そうですし、特に夜は『どうにかして!』ってしがみついてきたり、『わ~っ!』となって大声で叫んだりもします。

学校で頑張っているから、調子が悪くなるのは仕方がないことで、前に進むためには、これを乗り越えなければならないんですよね。」

 

「そうですね。

彼と話していると、今までは『学校には行かなければならない』と思っていて、行けないことが辛かったわけですが、今は、登校するかどうかは自分で選べるようになっていて、自分のペースでいいとは分かっていても、『(自分の選択が)これで良かったのか?』と不安になってしまうそうです。

学校へ行ったら行ったで、みんなに付いていけるのかと、また不安になってしまうそうです。

けれど、実は彼は前回までに、『英語と数学の試験は受けたい』『6月からはクラスで授業を受けられるようになりたい』と話していました。

その通り2科目受験し、6月を待たずに、1時間だけであってもクラスで授業を受けることが出来ました。

これは、もっと自信を持ってもいいことではないかと、彼に話しました。」

 

「机に広げられた教科書を見たり、クラスメイトがたくさんいる教室で座っていることは、それだけで大きなストレスになると思われます。

調子が悪くなるのは、ある意味、当然のことなんです。

本人も『調子のいいときと悪いときの差が激しい』と話していましたが、繰り返すうちに振り幅がだんだん小さくなってきますので、これまで通り、ありのままの彼を受け入れ、安心してご家庭で過ごせるようにしてあげてください。」

 

考えてみると、私の不安の振り幅も、先生に同じような話を繰り返し繰り返し聞いていただくうちにだんだん小さくなってきました。

長い長い時間をかけて。。。

 

続く診察で、息子は、

「学校へ行ける日が増えてきた。

まだ、1時間ぐらいやけど。

でも、対応出来てないって思うし、家に帰ってから落ち着かなくなって、調子が悪くなってしまう。」

と、話していました。

 

「対応出来なくて当然ですよ。

不安になっても当然です。

1時間学校へ行ってるなんて、素晴らしいことです。

本当によく頑張ってますね。」

 

「お母さんから見て、どうですか?」

と、聞かれ、

「頑張っていると思います。

頑張り過ぎじゃないかと思うくらいです。

本人が頑張ろうとしていることを、応援しようと思っています。」

と、答えました。

 

この日も、「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を処方され、次の診察は11日後となりました。

 


食べることは大事、話をすることも大事!

2019年05月22日 | 日記

息子が適応障害になってから5ヶ月余り、なかなか実家に帰ることが出来なくなりました。

主人が休みで、息子の調子が良いときとなると、月に2回帰るのがやっとです。

 

実家には、二十数年ひきこもっている弟が一人で住んでいます。

感覚過敏や強迫観念等、息子以上の生き辛さを抱えていて、病院に行ったことはありませんが、恐らく、発達障害、不安障害、強迫性障害を持っているのではないかと思っています。

 

この日曜日に2週間ぶりに実家に帰ると、弟は、

「朝から醤油ご飯しか食べていない。」

と、言うではありませんか!

しかも、昨日も一昨日も一食しか食べていないようでした。

右目だけ炎症を起こして真っ赤になっていて、それもあって外出が出来なかったのかもしれませんが、

「買いに行くのも面倒やし、もうええかなって思って・・・。」

などと言うのです。

 

食べなければ、気力がどんどん減っていくのも無理はありません。

早速、早めの昼ご飯を食べに行き、食料を買い込み、薬局に行って目薬を購入(薬剤師さんが言うには、結膜炎らしい)しました。

 

確かに一人だと、ご飯を用意するのは面倒です。

私も、一人で食べる昼ご飯は手抜きそのものでした。

そういうものを息子と一緒に食べるわけにはいかないので、今は三食きちんと作って、きちんと食べています。

毎日食べるものの積み重ねが人の体や心を作っていくわけだから、最近、特に、疎かに出来ないと思うようになりました。

 

弟に少しでも栄養をと思って、この日、ゆで卵をいくつか持参してきました。

卵はニワトリの命の源だけあって、パーフェクトフードとも呼ばれているらしく、そのタンパク質はうつ改善にも効果があるらしいと聞き、我が家にゆで卵はかかせません。

いつも冷蔵庫に常備して、朝食のサラダに付け合わせたり、煮物の中に入れて味玉にしたりと、手軽に食べています。

弟にも、忘れずしっかり食べるように念を押しました。

 

息子が発達障害を持ち様々な二次障害を抱えるようになって、弟の辛さが少し分かるようになりました。

弟が中学2年生のときに今の実家に引越しをしたのですが、転校先の中学校にうまく馴染めなかった弟は、高校を受験し進学しても学校に通うことが出来なくなりました。

「不登校」なんて言葉もなく、学校に行かないことが今より許されない時代です。

反抗期も重なって、自分の部屋に閉じこもって一人で苦しんできた弟は、息子の何倍も苦しかったと思います。

 

さて、私が実家に帰って必ずすることに「ごみの分別」があります。

きれい好きの弟は、虫が寄り付かないようにきれいに洗ったプラスチックごみ等をあちこちに積み上げています。

プラスチックのごみは、例えば弁当の容器にしろ、内容表示のために紙のシールが貼ってあったりする場合が多いです。

さらに、プラスチックごみ意外にも、可燃ごみ、粉砕ごみ、埋め立てごみ、と、細かく分別しなければなりません。

弟は、ごみの一つ一つに「これは本当にプラスチックごみなのか?それとも可燃ごみなのか?粉砕ごみなのか?」と悩んでしまい、それを決めるまでに疲弊してしまうので、それならばと、私がパパッと分別するようになりました。

 

けれど、一番大事なことは、弟と他愛ない話をすることです。

ランチを食べながら、だいたいは私の愚痴を聞いてもらっているので、私にとってもストレス解消になる大切な時間でもあります。

それに対して、弟はああだこうだと言ってくれ、たまに弟自身の話もしてくれます。

 

ああ、もっと頻繁に実家に帰ることが出来たらなぁ。。。

 

「ちゃんとご飯食や。」

「卵、忘れなや。」

「目薬差しや。」

「(まとめた)ゴミ出しといてや。」

 

あれやこれや言い残して、実家を後にしました。

 


すごいことなんだ!

2019年05月16日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

今週、息子は、通級の先生と一緒に1時間程勉強をするようになりました。

 

4月は通級の授業がまだ始まっていなくて、「息子の調子がいいときにはいつでも通級教室が使える」と言ってくださっていたのですが、結局通うことは出来ませんでした。

連休中はサッカー部の活動に参加していた息子でしたが、連休が明けて、試験一週間前に入ったためにクラブは休みとなりました。

また登校出来なくなるのではと心配しましたが、先週の金曜日、4月の集合写真に参加出来なかった生徒の撮影があり、息子はそのために登校しました。

集合写真の上の方に丸枠で付け加えるあれだと思います。

 

カメラマンさんが昼休みに来られるので、生徒の目を避けて4時間目の終わりに登校し、そのまま通級教室で先生と一緒にお弁当を食べ、生徒がお弁当を食べている時間に写真を撮ってもらいました。

その日はそれだけで帰りましたが、翌週の月曜日と火曜日、5時間目の途中から6時間目の終わる前までの約1時間、息子は通級教室で勉強を教えてもらうことが出来ました。

 

クラブでもそうですが、勉強も頑張ろうとすればする程、調子が悪くなります。

学校では調子も良さそうで、一生懸命勉強に取り組んでいたそうです。

けれど、家での息子はとても落ち着かない様子で、ぐるぐる歩き回り、何も手に付かない様子でした。

よほど辛いのか、

「ママ、助けて!」

「なんとかして!」

と、言うのですが、私には背中をさすったり、薬を飲ませることぐらいしか出来ません。

 

デパスを飲ませると少し落ち着くのですが、調子が良くなってきても、何かしようとすると、また集中出来なくて何も手に付かない状態になり、そこからどんどん調子が悪くなってしまうのです。

 

そんな中で、昨日は息子のメンタルクリニックに行ってきました。

 

息子の調子は悪そうでしたが、しっかり1時間のカウンセリングを受け、私の時間はありませんでした。

 

診察では、

「調子がいいときもあるけど、悪いときはすごく悪い。」

と、息子は答えていました。

 

「調子がいいときも出てきたんだ。良かったですね!」

 

「眠れてる?」

「なかなか眠れなくて、朝起きるのが遅くなってしまいます。」

「ご飯は食べれてる?」

「はい。」

 

そうして、息子は頭を机に伏してしまいました。

 

「お母さんから見て、どうですか?」

 

「『頑張ろう』という気持ちがすごくあって、今週から1時間程通級教室で勉強しているのですが、疲れもあるのか、家では調子が悪いときが多いです。

落ち着かなくて、何も手に付かなくて、ぐるぐるぐるぐる歩き回っていて、見ていて辛そうです。

『勉強しても頭に入ってこない』と言っているので、まだ無理して学校へ行かなくてもいいのではないか?と、思うことがあります。」

 

「本人が『行きたい』と思うのであれば、『無理だ』とか、レッテルを貼るのは良くありません。

あくまで本人の気持ちに寄り添ってあげてください。

『行きたい』『頑張りたい』と思うことがすごいことなんです。

行けなくても当然、頑張れなくても当然の状態で、頑張って登校したなら、たとえ勉強出来なくても、頭に入っていなくても、それは称賛されるべきことです。

行けば、当然疲弊もするし、調子も悪くなる。

それでも頑張ろうとしている彼を、誉めてください。

その繰り返しが、回復に繋がっていくのです。」

 

この日も、「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を処方され、次の診察は8日後となりました。

 

本人の気持ちを優先して、寄り添い、応援する。

何度も何度も言われ続けてきたことですが、苦しそうな息子を見るのは辛くて、本当に「これでいいのか?」と葛藤してしまいます。

 

事故や病気で体に障害を負った人のリハビリも相当辛いものだと聞きます。

リハビリが辛そうだからとやめさせていたら、いつまで経っても回復など望めません。

 

調子を崩しながらも、息子が前に進もうとすることは、すごいことなんだ!!

 

前に進まなきゃならないのは私。。。

覚悟を決めて、息子を見守っていかなくては!


肯定してあげるだけでいい

2019年05月09日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

息子の所属するサッカー部は、ゴールデンウィーク中27日から5月2日まで、公式戦二日を含む部活動がありました。

息子は、1日までの五日間、フルで部活動に参加しましたが、最後の一日だけは参加することが出来ませんでした。

 

六日間部活をやりきって、息子の自信を取り戻すことが出来ればいいなと思っていましたが、そううまくはいかないものですね。

ちょうど連休の半分までは調子が良かったのですが、2日になり、後半に入ったとたんに調子が悪くなってしまいました。

 

連休中、息子は、

「英語の宿題だけはやりたい。」

と、自ら教科書を開くのですが、落ち着かない気持ちで全然集中することが出来ず、結局勉強は出来なくて、ますます落ち着かなくなり、夜も眠れない日が続きました。

 

そうした中、連休明けの7日は、メンタルクリニックの日でした。

この日のカウンセリングは、息子が1時間、私が10分。

 

「本人は頑張りたいと思っているのに、落ち着かなくて勉強が出来ないということは、まだ、勉強が出来る程回復していないということでしょうか?

そんなとき、私は、どう対応すればいいのでしょう?

『もっと調子が良くなってから勉強した方がいいよ。』って、やめさせてあげた方がいいのか、それとも、本人がやりたがっているので、それを応援して、頑張らせてあげた方がいいのか、どちらがいいのでしょうか?

〇〇の『頑張りたい』と思う気持ちを無下にしたくはないし、かと言って、無理させてはいけないと思いますし・・・。」

 

「まずは、『勉強しよう』という気持ちを持てるようになったことをほめてあげてください。

落ち着かなくて勉強が出来なくても、

『落ち着かなくて出来ないんやね。』と、肯定してあげるだけで、それでいいと思います。

勉強したいと思っているのに、心配してブレーキをかけられると、それは本人の思いとかけ離れたことになってしまいます。

それよりも、ありのまま『勉強したいけど、落ち着かないから出来ないんやね』と、伝えることで、頑張りたいという思いと現実とのギャップを本人も受け入れることが出来ると思います。

勉強するかどうかは、本人に任せてください。」

 

「今日、彼とお話ししていた中で、『ずっと勉強してないから分かれへん』と、初めて勉強に対しての不安を口にされました。

連休中に部活動に参加出来たことで、彼の中で自信が育っているのだと思います。

今までは、それどころじゃなくて、そういう勉強の話とかは出て来なかったので、彼の中で少し余裕が出てきたのかなと感じました

 

確かに、最後の一日は参加出来なくても、息子は、本当に部活を頑張っていました。

連日、頑張り過ぎたのかな?とか、思うように体が動かなくて自信を失くしてしまったのかな?とか、私はどうしてもマイナスの方にとらえて心配ばかりしてしまうのですが、息子は息子なりにしっかり前に進んでいたようです。

私が息子にどうこうさせようなんていう問題ではないのですね。

 

続く診察では、

「ゴールデンウィークは最初は調子が良かったのに、後半から調子が悪くなって、今はとても落ち着かない。」

と、息子は答えていました。

 

「実は、僕も同じです。

連休の前半は、『まだ休みがある』ってゆっくりしてたのに、終わりに近づくにつれて、落ち着かないというかとても憂鬱になってしまいました。」

 

「お母さんから見て、どうですか?」

 と、聞かれ、

「『頑張りたい』っていう気持ちが強くて、頑張ろうとするんですけど、勉強にしても落ち着かなくて手に付かなくて、それがまた調子の悪くなる原因になっているような気がします。」

と、答えました。

 

「頑張ってるんや。

きっと、真面目に頑張り過ぎるんやろうね。

それがいいところでもあるんやけど・・・。

焦らずにいきましょう。」

 

次の診察は8日後となり、引き続き「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を処方されました。