20日、木曜日は、メンタルクリニックに行ってきました。
この日のカウンセリングも最終だったので、息子1時間15分、私も10分程お時間をいただくことが出来ました。
「調子が悪いです。
『怖い、怖い』と言って、学校に行くことが出来ません。
謝罪の一件で、調子が悪くなるのは仕方がないと思っていましたが、随分前まで逆戻りしてしまった感じがします。」
そう言うと、カウンセリングの先生は、
「そうですね。
本人も、『12月に学校へ行けなくなった頃と感じが似ている。』と言っていました。
『力が入らなくて学校にも行けなかったし、だらだら過ごしてしまった。』とも言ってました。」
と。
「頑張り過ぎて、もういっぱいいっぱいで調子が悪かったところに、先生に謝罪することになって、そのストレスで爆発してしまったのでしょうか?」
「私は、むしろ、彼の調子が良かったからだと考えています。
先週は、彼自身が自信を持って『頑張った!』と言うくらい、学校へ行けなくなってから以来の一番の絶好調でいたと思うのです。
家で不安になることがあっても、それに負けずに登校したり、校外学習に参加したりして、自信を積み重ねてきました。
それが、その謝罪の一件で、彼が積み上げてきた自信が一気になくなってしまったのだと思います。
『こんなに頑張っていたのに、どうしたらいいの!?』
と、彼が混乱してしまっても当然だと思いますし、調子が良かったからこそ不安も大きいのだと思うのです。
ただ、彼は自分なりに今の状況を分かっていますし、しっかり言葉にもしています。
そこに、彼の力を感じます。」
「また、これまでみたいに時間はかかっても、自信を取り戻しながら良くなっていくのですよね。」
「今日、彼の話を聞いた感じでは、これから上向きになっていくと思いますよ。
ただ、試験前でクラブが休みということで、リズムが作りにくいかもしれません。
今回のことは、色々な意味でタイミングが悪かったですね。」
タイミングというか、やり方というか、もちろんけじめは大切だと分かっているのですが、もう少し配慮していただけるようお願いすべきでした。
学校での息子が調子良さそうなだけに、「もうだいじょうぶ」「もっと出来る」と思われる先生方も多いのかもしれません。
ただ、昨年、学校へ行けなくなったときは、それから時間をかけてどんどん悪くなっていく感じでしたが、今回、すでに「上向き」ということで、ほっとしました。
続く診察では、
「調子が悪い。
今週は、学校に行けなかった。」
「疲れちゃったかな?」
「疲れたっていうか、不安。」
「そうなんですね。
お母さんから見てどうですか?」
「とにかく不安が強いです。
『怖い!怖い!』って言ったり、ぎゅ~って、しがみついてきたりします。」
「そうですか・・・。
リスパダールを半錠増やしてみますか?」
「増やしてもだいじょうぶですか?
夜はなかなか寝付けないのですが、一旦眠りについてからはぐっすり、身動きもせずという感じですし、朝は9時頃まで起きられません。」
「増やすと言っても0.5mgの半分なので心配ないと思います。
ちょっと早めに飲むようにしましょう。
夕食後に服用してください。
それで、次のカウンセリングまで様子をみましょう。」
「リスパダールOD錠0.75mg(0.5mgを1.5錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を処方され、次の診察は13日後となりました。