やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

すぐに変われるわけじゃない、けど・・・

2021年04月28日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

先週末、息子のメンタルクリニックに行ってきました。

この日のカウンセリングは、息子が55分、私が5分ぐらい。

 

「最近の様子はどうですか?」

 

「不安が強いです。

高校が始まって、すごく頑張ろうとしているのは分かるし、本人も頑張っているのですが、心と体がついていかないというか、3日学校に通って、力尽きた感じです。

4日目に休んだけれど、コロナの罹患者が出て、高校自体が午後から休校になりました。

一週間の休校が明けて、午前中授業が始まったと思ったらまた罹患者が出て、今も休校中です。

〇〇にとっては、良かったのかもしれませんが・・・。」

 

「家ではどんな様子ですか?」

 

「不安が強くて、ゲームをしたり、YouTubeを観たりしているときはいいんですけど、そうでないときは、『ママ、どこにもいかんといて!』って、私が家にいるだけでなく、本当にすぐ傍にいないと不安みたいで、家事もやりにくくて、私自身もしんどいです。」

 

「そうなんですね。

自分の部屋で寝る話はどうなりましたか?」

 

『無理!』の一言でした。」

 

「学校に慣れるまでは、しばらく不安が続きそうですね。」

 

朝方に、

「もう嫌や~!」

とか、

「うわ~っ!」

とか、大声をあげてうなされている息子の背中を撫でていることが未だによくあるので、息子が自分の部屋で眠れるようになるのはもう少し先のことになりそうです。

 

続く診察では、意外なことに

「調子はいい方です。」

と、息子は答えていました。

 

「でも、時々、なんて言ったらいいのか、具現化(言語化のことか?)出来ない気持ちになって、どうしたらいいのか分からない感じになります。」

というようなことを言っていました。

 

「そうですか・・・。

ご飯は食べれてる?」

「はい。」

「眠れてる?」

「寝すぎるぐらい。」

「カウンセリングでは話せた?」

「はい。」

 

「お母さんから見てどうでしょう?」

 

「高校生活が始まったばかりということもあって、不安が強いです。

学校が始まって4日目に力尽きた感じで登校出来なくなったのですが、その日から学校が休校になりました。

休校が明ける2日前ぐらいからすごく調子が悪くなるのですが、休校になって、また落ち着いてきて…という感じです。」

 

「緊急事態宣言も出てますしね、焦らずゆっくりいきましょう。」

 

「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、」を処方され、次の診察は4週間後となりました。

頓服のランドセンは余ってきているので、今回は処方なしです。

 

高校生になったからといって、すぐに変われるわけじゃありませんね。

 

変わりたい!

頑張りたい!

との、息子の思いが分かるから、なんとかしてあげたい気持ちはあるけれど・・・。

 

負けるな~!!

と、ただただ心の中で応援するだけです。

 

同じことの繰り返しのような毎日に、時にはうんざりしてしまうこともあるけれど、それでも、息子は負けてはいないと思います。

不安と戦い、自分自身を受け入れながら、目には見えないけれど、血のにじむような思いをしながら息子の一歩が踏みしめられているように思うのです。

 


新型コロナ、感染拡大で・・・

2021年04月21日 | 日記

息子の学校で新型コロナ罹患者が出たため、一週間の休校となりました。

 

息子はというと、眠ってばかりいて、起きているときは落ち着かない、ゲームをしたりスマホやテレビを観ているとき以外は私から離れられない、という状況で、休校明けの明日が心配です。

 

緊急事態宣言が出されると大阪市立の小中学校ではオンライン授業となるそうですが、息子の高校もオンライン授業になるのかな?

息子がこういう状況なので、期待する一方、パソコンの設定等がうまく出来るのか、ちょっと心配です。

(息子は、あまりパソコンを触ったことがない。)

 

さて、昨日、婦人科の診察があり、血液検査の結果、貧血はまだだいじょうぶだということでした。

まだリュープリン治療後、生理が始まってすぐの検査だったし、体感的にも貧血の症状は感じていません。

 

先生は、筋腫がどんどん大きくなっているので、再びリュープリン治療が出来る6月まで待たずに大きな病院に転院を勧めるつもりだったそうですが、

「コロナで医療がひっ迫していて、緊急を要する以外の紹介をしないようにという通達がきているので、しばらく様子を見ましょう。」

ということでした。

 

私も、今はどうこうと考えられる状況ではないので、それで良かったです。

 

これだけ医療がひっ迫してくると、本当に心配ですね。

新型コロナで重症となられた方はもちろんですが、他の病気やケガで治療を必要とする方にも影響が出ているようです。

 

医療従事者をはじめ、様々な方がそれぞれの立場でコロナと戦っている中、私に出来ることは外出自粛と家族の健康に気を付けることしかありません。

それと、これから始まるワクチン接種

 

義母宅にワクチン接種のクーポン券が届いたそうで、ゴールデンウィーク明けから高齢者の接種予約が始まります。

接種会場へ行くためのバス・タクシー共通乗車券が4枚同封されていて、必要ない方は日常の買い物などにも利用出来るそうです。

義母が速やかに接種出来るよう、早めに予約をしようと思っています。

 


高校生活が始まる

2021年04月16日 | 日記(息子・高校生)

息子、高校生になりました。

 

5日に入学前懇談があり、担任の先生にお会いしました。

事前に中学の通級の先生からの引継ぎを聞いていただき、サポートブックも受け取っていただいていたので、

「お話は色々伺っています。

どういうことが一番不安に思われていますか?」

と、聞かれました。

 

「中学校では1年生の2学期から不登校気味だったので、学校生活や勉強についていけるのかな?という不安があります。

それに、全体への指導が分かりにくかったり、状況を見て判断することが苦手なのも不安です。

一言声をかけていただくだけで、息子が理解出来てスムーズに行動に移せたりすると思うので、声かけしていただけるとありがたいです。」

と、答えました。

 

「では、時々声をかけるようにしたらいいかな?」

と、先生が息子に聞かれると、息子は、

「困っているときは、質問します。」

と、答えていました。

 

困るまでいかなくても、さり気なく声をかけていただくと助かるだろうに…と、思いましたが、そこは息子も高校生、必要以上に声をかけられることを警戒しているのでしょうか?

 

「クラスが困らないことより、君が困らないことが一番大切だから、気になることがあったら何でも言ってくださいね。」

 

「あと、しんどくなったときにどうしたらいいか・・・今までは通級登校のような形だったので、通級のない高校ではどうしたらいいかが不安です。」

 

「今までは、しんどくなったときにどうされてましたか?」

 

「通級教室でクールダウンさせてもらってました。

というか、学校に行けなくなってからは、『この時間は通級教室があいてますよ』というメールを毎日いただいていて、通級に登校出来るようになってからは、調子の良いときにクラスに顔を出す、という感じでした。」

 

「調子が悪くなったときは、保健室に行っていただくと、そこで養護教諭が対応出来ると思います。

別の部屋でクールダウンするとなると、いったん職員室に行って、空いている部屋の鍵をもらって、それからになるので、保健室の方が行きやすいのではないかと思います。」

 

懇談の後で、保健室の先生とも面談することを勧められました。

 

この日、新入生は入学前課題を提出することになっていましたが、息子は、前日までかかってやっと仕上げた課題を持ってきていませんでした???

私も、「忘れ物はない?」とは確認しましたが、「宿題持った?」とは聞かなかったので、まずかったなぁ…と、思いました。

 

先生は笑って、

「急ぐものじゃないから、今度、登校するときに持ってきて。」

と・・・。

最初にうっかりなところを知ってもらったことは、逆に良かったのかもしれません。

 

そのあと、保健室に行って、先生と顔合わせというか10分ぐらいお話をしました。

 

「何が好き?」

とか、

「何でここを選んだの?」

とか、雑談みたいな感じで、先生から親しみやすくお話していただいて、とてもウエルカムな雰囲気でした。

 

保健室には養護教諭が二人常駐していて、月、水、金曜日はスクールカウンセラーもおられるそうです。

必要があれば、学習サポーターさんにも繋がることが出来るそうです。

 

入学してみなければ息子がどんな感じなのか想像がつきませんが、きっと力になってくれると思いました。

 

9日、コロナのため、学校の体育館より広い市民ホールで入学式がありました。

昨年は入学式が出来なかったと聞いていたので、ありがたいことです。

 

月曜日の12日から高校生活が始まりました。

この日は、オリエンテーションばかりで午前中で終了でした。

火曜日は、午前中に4時間授業があり、昼から身体測定。

 

本格的な授業はまだのようですが、息子が教室で過ごしていること自体がすごいです。

そして、だんだん疲れもたまってきているようです。

 

水曜日は、朝起きるのが辛そうでした。

息子の中で、休みたい気持ちと、初めての授業はどの科目も出席して説明を聞いておきたい気持ちが戦っているようでした。

なかなか支度が進まないので、休ませようかと思っていたのですが、ぎりぎりの時間に

「学校へ行く!」

と、息子が言い出しました。

普段は25分ぐらいの自転車通学ですが、慌てて車で送っていくことになりました。

 

ところが、朝の通勤時間帯は恐ろしく渋滞するのですね。

車で15分のつもりが30分以上もかかってしまいました。

自転車の方が早いようです!

 

この日も、息子は6時間とも授業を受けました。

必然的に帰りも迎えに行くことになり、近所のスーパーで待ち合わせをしました。

疲れきった息子には、ちょうど良かったと思います。

 

そして、昨日は・・・。

限界のようです。

不安で落ち着かなくて、頭が動かないそうです。

エネルギー切れでしょう。

 

「調子が良くなったら行くかもしれへんから、遅刻の連絡して!」

と、息子が言うのでそう連絡したのですが、午後になっても調子は良くなりませんでした。

 

ところが、学校から連絡があり、教職員や生徒にコロナ罹患者が出たため、午後から休校になったということでした。

翌日、翌々日(第1、第3土曜日は授業があります)も休校で、学校内の消毒を行って、来週月曜日からの登校となる予定だそうです。

 

息子がリフレッシュするのには良い機会です。

 

休み休みでいいから、また息子が元気に登校出来ますように!


やりたいことをやりながら、ゆっくり過ごそう

2021年04月07日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

3日は、延期になった息子のメンタルクリニックの日でした。

この日のカウンセリングは、息子が55分、私が5分程。

 

「最近の様子はどうでしょうか?」

 

「学校のことを考えると落ち着かなくなるのか、家では入学前の課題も手につかない様子です。

一日中スマホを見たり、Huluで昔の仮面ライダーを見たりしています。

でも、友達と遊んだり、SNSでやりとりしたり、あと、ジェルを買ってきて髪形をいじったり、そういうことが出来るようになってきました。」

 

「そうですね。

これまでと違って、色んなことに目を向けられるようになってきましたね。

髪形やどんな服を着たらいいかを考えてるんだという話をされてました。」

 

「友達と一緒に服を買いに行く話まで出ていたみたいですが、まだ実現していません。

あと、ものすごく寝ます。

朝方にうなされて大声を出す時があるのですが、目を覚ます様子はないし、朝起きても全く覚えてないです。

学校へ行くことを考えて、6時半頃に声をかけるのですが、結局9時、10時ぐらいまで起きられません。

その上、1~2時間ぐらい昼寝をしても、だいたい夜は10時半頃には寝てしまいますし、その前に電池切れになったみたいに、お風呂に入らず寝てしまうこともあります。

『一人で寝るのは怖い』と言うので、今は、一階の和室に布団を持ってきて私と一緒に寝ているのですが、高校生になるし、このままでいいのかなと思いつつ、『怖くて死んでしまいそうになる』って言ってたので、こっちから『自分の部屋で寝えや!』って、言ってしまうのもなぁと思ったりしてます。

 

「そうですね。

高校生になるし、いい機会なので、

『自分の部屋で寝てみる?』

って、声をかけられてもいいと思います。

『不安になったら、いつでも戻ってきたらいいよ。』

と、言ってあげるといいですよ。

 

「分かりました。

声をかけてみます。」

 

続く診察では、息子は、

「調子はそんなに悪くはないけど、基本的にだらだら過ごしていて、夜になったらお風呂にも入らず寝てしまってる、みたいなときがあります。」

と、言っていました。

 

「いいんじゃないでしょうか。

お休みですし、ゆっくり過ごされたらいいと思いますよ。

お母さんから見て、どうでしょう。」

 

「学校のことを考えると不安になるみたいですが、他のことにも興味が湧いてきているようで、少し余裕が出てきたのかなと思います。

ただ、寝てばっかりなので、朝起きて高校に通えるのかなって、心配ですが・・・。」

 

今は学校のことを考えてあれこれ不安になるより、考えない方がいいと思います。

やりたいことをやりながら、ゆっくり過ごしてください。

学校に行ってからのことは、様子を見ながら考えましょう。」

 

「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてランドセン錠0.5mgを30回分」を処方され、次の診察は3週間後となりました。

 

中学生までは一回500円で済んだ病院代でしたが、今回は5000円でした。

プラス駐車場代600円。

 

こども医療証、本当にありがたかったな。

助成が高校生まで続く自治体もあるようですが、残念ながらうちの市は中学生卒業の月まででした。