やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

目標は卒業

2024年10月22日 | 日記(息子・高校生)

10月になって、通信制高校の後期の授業が始まりました。

 

学校へ行くということが、息子にとってはものすごくハードルが高くて、後期の授業が始まる随分前から緊張状態になり、すでにぐったり疲れてしまっていました。

 

何をそんなに緊張するのか、息子に聞くと、

「何かが起こりそうな気がする。」

と、言うのです。

 

「高校は、自分なんかが行くところじゃない。」

「みんなの目が怖い。」

と・・・。

 

不安そうな息子を見ると、「今はまだ高校に通う時期じゃないのかな?」と思うこともあるのですが、せっかくここまで頑張ってきたのだから、なんとか卒業して、成功体験を積んでほしいです。

 

私も付き添っての登校。

初日の1時間はなんとか受講できましたが、その後2週間程調子が悪くなり、授業もサッカー部の練習さえも行くことが出来ませんでした。

もちろん、レポートをやろうという気力もありません。

 

とにかく疲れてしんどくて、頭が動かないのだそうです。

 

昨日、

「頑張ってみる。」

と、息子が言うので、再び登校。

 

高校に着くまでの最後の信号を渡る直前、

「やっぱり無理!」

と、息子の足が動かなくなりました。

 

「だいじょうぶやで!

せっかくここまで来たんやから・・・。

座ってるだけでいいし、本当に無理やと思ったら、すぐ出といで。」

そう言って、信号を渡ろうと息子を促しました。

 

授業は、世界史の1時間だけ。

息子は、最後まで授業を受けて、疲れ切ってはいましたが、一言、

「世界史は面白いからまだいいねん。」

と・・・。

 

面白かったんや!

そう思えただけ良かった!!

 

またもや前途多難な予感はしますが、一歩また一歩、二人三脚で進んでいくしかありません。

 

目標は卒業です!

 

 


今年も全国大会に行ってきました!その2

2024年08月10日 | 日記(息子・高校生)

二回戦、キックオフは10時でしたが、1時間ぐらい前にナショナルトレーニングセンターに到着して、ウォーミングアップする様子を見学していました。

 

対戦するのは、強豪がひしめく東京で1位になって2回戦から出てきたシード校。

 

「この試合で勝てたら、優勝もあるかもしれない!」

と、息子は言っていました。

 

彼らは一回戦を戦っていないので、うちとは疲れ具合が違います。

登録メンバーもしっかり18人。

 

うちは肉離れを起こした子がいたそうですが、11人しかメンバーがいないので代わりはいません。

先生や親御さんが無理をしないように言われても、存分に走ることは無理でも出来ることをする覚悟で出場されたようです。

 

息子も、「疲れた」なんて言ってられないのでしょう。

覚悟と緊張感を持ったいい顔をしていました。

 

今日の試合は、20分ハーフ。

10分試合して飲水タイムで、さらに10分試合してハーフタイム。

このハーフタイムが20分になり、いったんクーラーの効いた建物の中に入ってクールダウンします。

後半も10分試合して飲水タイムとなり、暑さを配慮した10分×4本の合計40分の試合となりました。

 

試合は、圧倒的に攻められる展開でした。

でも、キーパーの好セーブもあって、得点は許しません。

粘って、守って、守り抜いて、0-0のまま試合を終えました。

 

勝負はPK戦で決着を付けることになりました。

 

PK戦で、4人目のキッカーとして息子が出てきたときは驚きました。

自分が外せば試合が終わる場面で、息子は、ど真ん中、キーパー真上のゴールネットにボールを突き刺しました。

後から、自分から志願して蹴ったと聞いて、ますます驚きました!

 

結果は、PK3-5で二回戦敗退。

 

PKは運だと思いますし、格上相手にPK戦まで持ちこんだことこそ、実力以上の戦いをしたと思います。

 

息子の全国大会が終わり、エネルギーを使い果たして、去年と同じように父親の車で一足先に帰るかと思っていたのですが、

「最後まで頑張る!」

と、息子は言いました。

 

もう一泊して、最後までみんなと一緒に新大阪まで帰ると言うのです。

 

主人の車で帰ったら、交通費と宿泊費が浮くのになと思いつつ、

「じゃあ、明日、新大阪まで迎えに行こか?」

と、聞くと、

「一人で置いていかれるのは困る。」

と・・・。

 

息子が「頑張る!」って言ってるのに、応援しないわけにはいきません。

その日は、息子と同じホテルに泊まり、翌朝、私は30分早く大阪に向かいました。

 

新大阪駅の待ち合わせ場所は、中央口を出てすぐ左の「千成びょうたん」前にしたのですが、なかなか息子は現れません。

 

通りがかった先生が私に声をかけてくださり、

「まだ来ませんか?」

と・・・。

帰る電車がそれぞれ違うので、改札内で解散したとのことでした。

 

息子にLINEで、

「今どこ」

と、連絡すると、

「自分でも分からん」

と、返信。

 

電話をかけて、何口から出たのか聞きましたが、それも分からないようでした。

「千成びょうたん」がサッカー部の待ち合わせ場所だともう一度伝えると、

「分かった!」

と言って、電話が切れました。

 

もう一度こちらから電話しようとしても、楽天モバイルの電波が悪いのか、私のスマホが悪いのか、なかなか繋がりません。

不安な中、ただ待つことしか出来ずに30分余り。

 

「地図見て来れたわ!」

と、息子がやってきました!

 

息子が人が苦手じゃなかったら、こんなに心配はしないのだけれど、本当にほっとしました!

 

ここから自宅までさらに2時間。

 

家にたどり着いたときには、私も完全燃焼して、3泊4日でエネルギーを使い果たしてしまいました。

 

今回、我愛羅は、ほぼペットカメラのtapoに映っていて、吐いた痕跡もなく、おりこうさんでお留守番をしていてくれました。

 

 

 

 


今年も全国大会に行ってきました!その1

2024年08月09日 | 日記(息子・高校生)

令和6年度全国高等学校定時制通信制体育大会第34回サッカー大会!

 

 

今年も、息子達の学校が大阪代表として参加することになりました。

 

8月2日から、静岡県清水市へ。

 

息子の場合、大会に参加する前から不安が強かったので、長い期間、私も少なからず緊張していたのか、無事に帰宅後は、ほっとして疲れが出てしまい、親子共々しばらく動けずにいました。

やっとブログに記録する気力が戻ってきました!

 

息子達のチームは、大会前の練習でケガ人が出るなどして、11人ぎりぎりで参加することになりました。

 

息子も、フル出場を覚悟して、毎日、少しでも走る、リフティングをするなど、無理しない程度に暑さに慣らす練習をしていました。

 

本当に暑くて暑くて、身の危険を感じる程の暑さの中での大会でした。

 

新大阪駅の待ち合わせ場所までは息子と一緒に、その後、私は別の新幹線(こだま)でゆっくり静岡に向かいました。

 

開会式の最寄り駅である清水駅を出た所で、息子が一人佇んでスマホを見ていました。

自由時間なので、みんなはどこかへ行ってしまったと・・・。

 

集合時間までまだ30分以上もあったし、とにかく外は暑いので、カフェで一緒にお茶することにしました。

 

「喋りかけられたら、うんとかそうとか一言ぐらいは返事するけど、あとは何喋っていいか分からへんから、みんなとおるのがしんどい。」

と、息子。

 

「一人が気楽やったら、それでいいやん。

そういう人も多いよ。」

と、私。

 

今回、息子達は、静岡ナショナルトレーニングセンターで試合をするグループに入ったので、宿泊も清水駅すぐ近くのホテルになり、私も開会式の日と3日目は同じホテルに泊まることができました。

 

息子は一人部屋でしたが、私から息子の部屋に行くことはありません。

息子が不安なときに、私の部屋に来るという感じです。

 

顔を見るだけで安心するのか、ちょくちょく私の部屋に来ていましたが、食事やミーティングなど集団行動の時間はみんなと過ごしていました。

 

翌日、一回戦は9時半キックオフなので、息子達は7時半にホテルを出発しました。

私は、8時半頃、車で来た主人と合流して、静岡ナショナルトレーニングセンターに向かいました。

 

試合は、飲水タイムありの30分ハーフで60分

 

アスリートの尊厳を守るためとかで、この大会は撮影許可が下りていないらしく、「写真も動画も撮影禁止です」と、何度も大会スタッフさんに念を押されました。

息子の雄姿を写真に残しておきたいという気持ちはありましたが、集中して試合を観ることができ、これはこれで良かったのかもしれません。

 

日陰がなくて、日傘をさして観戦していても暑いのに、選手は激しいプレーをしているのです。

前半で相手チームの選手の一人が熱中症で倒れ、首や脇などを氷で冷やされながら、救護室に運ばれて行きました。

 

後半が始まり、終盤にもなると、息子は苦しそうで全然走れていませんでしたが、それでも最後まで戦おうとしていました。

 

1-0で勝利した後、ピッチから引き上げると、一気に息子の具合が悪くなってしまいました。

横になったまま起き上がることができず、息が苦しそうで、氷をいただいて、息子の首や脇、足の付け根などを冷やしました。

 

息子は、少しパニックになっていましたが、しっかり意識はあり、しばらく日陰で休むとだんだん落ち着いてきました。

ただ、これから宿舎に帰って昼食をとるなど、みんなと同じペースで行動するのは無理だと判断し、親子で過ごすことにしました。

 

息子のペースで行動するようにし、落ち着いてからスーパー銭湯に行って汗を流し、昼食を食べて、仮眠部屋で休むことにしました。

そんなに時間が経たないうちに、息子が、

「もうだいじょうぶやから、ホテルへ戻る!」

と、言い出しました。

 

「ママ達は別のホテルやで。

今日は一緒に泊まって、明日の朝のミーティング前にホテルに戻ってきてもいいって、先生に言われてるで!」

と、言いましたが、

「疲れて、すぐ寝れると思うからだいじょうぶ!」

と、息子。

 

息子がしっかりとした顔つきをしていたので、これはだいじょうぶだなと思い、息子をホテルまで送っていきました。

 

 

 


意味があるものに

2024年07月05日 | 日記(息子・高校生)

息子、メンタルクリニックのカウンセリング後、ずっと調子が悪そうです。

 

初めて会う心理士さんなので、

「一から話さなあかんから、疲れた・・・。」

息子はそう言って、一日の半分以上眠っています。

 

ユーロやコパアメリカなどの放送が目白押しで、サッカーの試合が観たいはずなのに、息子はすぐに疲れてしまって最後まで観られないでいます。

そして、相変わらず不安でぐるぐる部屋の中を歩き回っています。

 

そんな中、昨日はサッカー部の練習に行ってきました。

電車に乗るのが苦痛な息子のために、鶴見緑地まで車で送っていきます。

というのも、電車で行くより車の方が私も楽!

片道1時間4~50分ぐらいで行けるし、炎天下で待たずとも、車で待機することができます。

 

息子は、この暑さのせいもあり、思うように動けなかったようですが、「運動は中止しましょう」って、危険指標が出ている中で運動していることがすごい!

 

8月の静岡はもっと暑くなります。

こまめに給水タイムを取るとはいえ、全国大会をこの時期にするのは酷で、そろそろ開催時期を考え直すべきではないでしょうか?

 

さて、6月中に通信制高校の前期の授業とレポートをなんとか終わらせた息子は、単位認定試験が始まる22日まで登校する必要がありません。

週に1回、サッカー部の練習があるだけです。

 

高校では、息子が教室で授業を受けるのを不安がるので、相変わらず私が一緒に登校して別室で待機しています。

最近では少人数で静かな環境だと授業の内容が頭に入ってくるようですが、教室に座っているだけで精一杯という授業も多いようです。

 

教室では、周りが気にならないよう、息子は一番前の席に座るようにしています。

それでも人の話し声などざわざわしていると、授業に集中できなくなり、さらに気持ちが悪くなってしまうそうです。

 

聴覚過敏があるのでイヤーマフを持たせていますが、電車では付けているものの、授業中は抵抗があるみたいで付けません。

たった1時間、多くても2時間の授業が苦痛そうです。

 

時々、こんな形で授業を受けていて、意味があるのかと思うことがあります。

 

人のいるところに出かけることが苦痛で、2年半経った今でも、息子は、友達どころか、学校内でほとんど喋ったことがないらしいです。

(同じ高校に転校してきた幼なじみと会ったときには、少し言葉を交わしたようですが・・・。)

 

私が付き添わなかったら、おそらく息子は登校できないでしょう。

半分は、私が無理やり通わせているようなものです。

もう半分は、サッカー部。

 

運動が苦手でも、コミュニケーションが苦手でも、サッカーがしたいと、息子はこの通信制高校に通うことを選びました。

 

なのに、息子はサッカー部のみんなとも、どうコミュニケーションを取ったらいいのか戸惑って考えすぎるあまり、話しかけられてもうまく返せないと悩んでいます。

 

苦しそうで、全然キラキラしていない息子の高校生活。

 

「高校卒業」の資格がどれほどのものか分かりませんが、不安と闘いながら積み重ねていく毎日は、きっと意味のあるものになっていくと信じたいです。

 

私以外の人と関わること、社会の中で悩んだりすること、今の自分に出来ないことを知ること、色んな人がいることを知って、ありのままの自分自身を受け入れること。

 

もちろん、通信制高校のこの3年間だけで手に入れられるものではありません。

 

もうだめだと、何度も退部を考えながら、それでもサッカーがやりたいと、最低限の高校の課題をこなしながらやってきた毎日は、今しか経験できないもので、後々息子の人生の力になるものだと願っています。

 

 

 


やれるだけやる!

2024年06月06日 | 日記(息子・高校生)

息子、進路懇談を終えた頃から少しずつ調子が上向きになってきました。

 

もう無理だと、退部を考えていたサッカー部にも復帰しました。

「いつやめるか分かれへんけど、やれるだけやってみようと思う。」

と、息子。

 

それでいいと思います。

 

やめた方がいいと思うならやめればいいし、続けた方がいいと思うなら続ければいい。

息子が決めたことを応援するだけです。

 

6月2日、定時制通信制高校サッカー大阪府大会がありました。

息子の高校は5大会連続で優勝しているので、準決勝からの出場です。

 

今回、息子は、サイドバックとして2試合ともフル出場。

頭で思うように体が付いていかなくて、相手に抜かれたり、ボールの落下地点の目測を誤ったり、失敗もあるけれど、本当によく頑張っていました。

 

決勝戦では、前半、相手チームのエースが息子に対峙。

前の試合では、その選手は違うポジションにいたので、息子は、

「穴やと思って、自分にあててきた。」

と、思ったそうです。

 

必死のディフェンス、全力で食らいついていく息子。

見ていても、息が上がって苦しそうで、前半25分最後まで持つかなと思いました。

踏ん張って、やれることをやろうとしている息子の姿に、目頭が熱くなって・・・。

 

結局、1点も失うことなく、後半は、相手のエース選手は元のポジションに戻っていました。

なので、息子は、少しペースを落とすことができ、最後まで試合に出続けることができました。

 

運もあって、2試合とも失点0で勝利し、6回目の優勝を果たして、全国大会へ!

 

「最低限の責任は果たせた。」

と、息子。

 

「あんなにしんどかったのに、また静岡に行くの?」

と、聞くと、

「行く気満々でいるよ!」

と、息子は言いました。

 

とはいえ、試合後3日経っても息子の疲労は回復せず、昨日は出席しなければならない授業があるのに登校できませんでした。

 

全国大会で、また静岡に到着するまでに息子の調子が悪くなるかもしれません。

それでも、「やれるだけやる!」って言うなら応援するしかありません。

 

私も、やれることはやるつもりでいます! 

 

頑張れ~!!

 

 

 

 


進路懇談

2024年05月21日 | 日記(息子・高校生)

昨日は、息子の通う通信制高校の進路懇談がありました。

 

前もって、息子に、何がしたいか、何に困っているかを聞いてみました。

 

・やりたいことは考えられないけど、高校は卒業したい。

・困っていることは、やることが多すぎて頭と体が付いていかないこと。

 

やることというのは、週に1~2回登校して、1~2時間の授業に出ること。

学校に行かない日は、レポートを1枚すること。

それがしんどくて出来ないと、息子は言うのです。

 

サッカー部の練習も休んでいて、続けるかどうか迷っているようで、抑うつ状態が長引いています。

 

そんな中での進路懇談です。

 

事前のアンケートでは、進学とも就職とも書くことができず、

「自立支援、就労支援を受けようかと考えている。」

「通信制高校なので、登校が困難な方も多く通われていると思うので、その方達のその後の進路を教えていただければありがたいです。」

と、私の字で書いておきました。

 

「進路について、何か考えてますか?」

と、先生に聞かれ、息子は、

「何も考えられてなくて・・・。

同年代の人と話したりすることがないので、みんなどんな感じなのかなって、気になります。」

と、答えていました。

 

「進路について、これがやりたいからこうすると、しっかり考えている人は、ほんの数パーセントです。

あとは、漠然と進学しようかな~、働こうかな~、という感じですね。

就職か進学か、今すぐ決めなくてはならないというわけではありませんよ。

もし、何か興味を持っていることがあるなら、こういうのはどうか?とか、何かしらアドバイスできることがあればなぁと思ってます。」

 

「現実的なことをいうと、週に1~2回登校して、ほんの数時間教室にいるということがしんどいので、進学も就職も難しいと思っています。」

と、私。

 

「通信制の大学もありますが・・・。

しっかり単位も取れているみたいですし。」

と、先生が言うと、

「今は、母のお陰でなんとかやれてるって感じなので、自分だけやったらできてないと思います。」

と、息子。

 

「お母さんのお陰ももちろんあるけど、君がちゃんと卒業しようという意志を持って頑張ってきたから、きちんと単位を取れてるんだよ。

どんなにお母さんに言われても、できない、やろうとしない人はいます。

だから、そこは、自信を持ってください!」

と、先生は、息子を褒めてくださいました。

 

先生は、私の方を向いて、

「アンケートの登校の難しい子の進路のことですが、なかなか難しいところがありまして・・・。

環境が変わることはチャンスで、がらっと通えるようになる子もいます。

そうでない子も多くて、卒業できなかったり、卒業後も状況が変わらないままの子もいます。

職業訓練校や就労支援など、こういう所がありますよということをお伝えすることはできますが、学校を通してではなく、個人でやりとりしていただく形になります。

ただ、職業訓練校は朝早くからぎっちり学ぶ所なので、今より難しいかもしれません。」

と・・・。

 

「進路は、ここがいいんじゃないかと思って薦めても、実際そうなのかは通ってみないと分からないし、思ってたのと違うと、やめる人もいます。

卒業してから一年二年、自分がやりたいことを探すのもありかもしれません。

旅したり、アルバイトをしてみたり・・・。

お父さんお母さんには迷惑をかけるかもしれないけど、君が自分のペースで進んでいけるなら喜んでくれると思うよ。

今は、外に働きに出なくても、家でパソコンを使って仕事をしたり、工芸品など、自分で作ったものを販売している人もいます。

確かに難しい面もあるけど、先生の頃とは違って、一度就職したら退職するまでそこっていうわけでもないし、色んなことに挑戦して、あかんかったら次って、挑戦しながら自分に合ったものを探していく時代ですしね。」

 

「今はまだ何も考えられないけど、前に比べたらましになってきたし・・・。

前は学校に着くことで精一杯やったけど、今は授業を聞く余裕がちょっと出てきたので、これからもっと良くなったら考えられるようになるのかなって思ってます。」

と、息子。

 

「気になることや知りたいことがありましたら、いつでも相談してください。」

と、言われ、進路懇談は終わりました。

 

最近、授業のある日に学校へ行けなかったりして、調子が悪いと思っていた息子ですが、入学した2年前と比べたら、余裕が出てきたと感じているようです。

それだけでも、一緒に登校を続けてきた甲斐があったかな。

 

これから、もっともっと良くなっていくよ!!

 

 

 


ALTが高いのは薬のせい?

2024年04月25日 | 日記(息子・高校生)

息子、通信制高校3年目。

初日の健康診断には登校できませんでしたが、4月は2回登校しました。

 

4月になって、

「体がだるい。」

「右半分だけ、体が痺れるし、むくんでる。」

と、息子が言うので、病院を受診しました。

 

息子の場合、調子が悪いのは体なのか心なのか分かりにくいのですが、高校の健康診断を受けられなかったし、また、小林製薬の「紅麴」による体調不良が報じられて、息子の服用している薬のことが心配だったこともあり、以前、息子の頭痛が酷かったときに脳のMRIを撮ってもらった病院を受診しました。

 

診察を受けたとき、

「薬は、不安を抑えるために必要だから処方しているはずなので、薬の服用について心配なら、まず、薬を処方した先生に相談すべきだと思いますよ。」

と、言われました。

 

「それはそうなんですけど、メンタルクリニックでは血液検査とかないし、『紅麹』の一件があってから、もしかして薬を飲んでいるせいで調子が悪くなってるんじゃないかと心配なんです。」

と、血液検査をお願いしました。

 

診察の結果、脳梗塞等の兆候もなく、息子の言う「右だけむくんでいる」というのも、左右の手足を測った結果、そんなことはありませんでした。

 

血液検査の結果は、「ALT」だけが基準値(5ー40)より高く、74と、肝臓に軽いダメージがあるそうです。

 

この数値では自覚症状はないそうですが、この数値がずっと続くとよくないので、1~2か月後にもう一度検査して下がっていなければ詳しく検査する病院を紹介しますと言われました。

 

18歳でALTが高いのは、やはり薬のせい?

いやいや、太っているせいかも?(息子は、181cm、95kg)

LDLコレステロールも137と、基準値ぎりぎりやし・・・。

 

主人の体重が100kgぐらいあった頃、「網膜静脈閉塞症」になったのですが、そのとき「ALT」も高かったそうです。

20kg痩せたら、「網膜静脈閉塞症」も治り、「ALT」も基準値に戻りました。

 

病院受診後、ちょっと安心した私。

次のメンタルクリニックで一応ALTが高いことを報告し、ALTを下げるため食生活を見直します。

 

 

 


息子、通信制高校3年生

2024年04月06日 | 日記(息子・高校生)

息子、いよいよ通信制高校3年生です。

 

同じ通信制高校に転校してきた幼なじみのY君は、一足先に卒業、4年制大学に進学されました。

 

息子とはまた違った困難を抱えたY君、本当によく頑張りました。

 

大学は、片道2時間以上かかるとのこと。

通信制ではないので、今まで以上に大変だと思うけど、必要なときはしっかり休みながら頑張ってほしいです。

 

Y君のママさんも、すごい!

 

調子の良いときと悪いときの波が大きく動けないときもあるといっていたY君。

時に励まし、時に休ませ、心理学を学びたいというY君を大学進学までサポートしてきたのだから・・・。

ママさんの根気強く温かな見守りがあってのことだと思います。

 

息子は、この一年、高校卒業を目指して頑張ります。

 

9日の健康診断から新学期が始まりますが、今は不安も強く、強迫症状の一つなのでしょうか、頻繁に誰かに威圧されてるような声が聞こえてくるそうです。

 

レクサプロを0.25錠増やしても、眠っている時間が長くなっただけのような気がします。

この不安や強迫症状は、そう簡単には治らないのかもしれません。

 

ならば、私が息子の安全地帯となって、息子のダメージを出来るだけ少なくしてあげたいと思います。

 

さぁ、また一年、息子と一緒に頑張るぞ!!

 

 


科目登録に行って来ました

2024年03月12日 | 日記(息子・高校生)

11日、息子の通信制高校の来年度の科目登録に行って来ました。

 

息子も、いよいよ3年生です。

 

その二日前、息子は、父親と一緒にヨドコウスタジアムへ、セレッソ大阪vs東京ヴェルディの試合を観に行きましたが、観戦途中で具合が悪くなってしまいました。

 

「しんどい」

「頭が圧迫されている感じがする」

「体調不良のところに反芻で追い打ちかけられて絶望的」

などと、息子からLINEメッセージが送られてきましたが、家にいる私にはどうすることも出来ません。

 

「そうなんや」

「薬飲んだ?」

「しんどくても、だいじょうぶやからな!」

等々、メッセージを送るぐらいです。

 

後々、息子に話を聞くと、この日のスタジアムは満員で人に囲まれているし、「生きてる価値があるんか?」みたいな言葉が突然頭によぎって、それからは延々と反芻を繰り返し、全く試合を観るどころではなかったようです。

 

恐らく、科目登録で登校しなければならないという不安もあったのでしょう。

 

科目登録当日も、息子はぐずぐずとしんどそうにしていました。

 

「行けへんの?」

と、聞くと、

「行く!」

 

薬(エチゾラム)を飲んで、歯磨きをすると、少し落ち着いたようでした。

 

科目登録では、出席日数の多い科目、理数系を取らないようにしたため、もう科目が限られていました。

3年目となると、体育や芸術、理科系等、必須出席の多い科目は全く取らなくてもよいので、これまでより随分楽が出来そうです。

 

「前期で18時間やったら、全日制の3日の授業やな。」

と、息子。

 

一日1時間しか授業に出られなくても、18日登校すればよいのです!

 

教科書を送ってもらうための送り状に住所や名前を書くのに、息子はものすごく時間がかかっていました。

 

緊張するようなところでなくても、常に息子の心と体は緊張していて、うまく動けなかったり、それでまた疲れてしまったりするのです。

 

帰りの電車でまたまた具合が悪くなって、薬を飲むことになった息子。

一人だとパニックになって、薬も飲めないかもしれません。

 

無理させてるんちゃうか?と、悩むこともあるけれど、高校卒業までのこの経験が息子の力になることを願っています。

 

二人三脚で頑張ろう!

 

 


終わった終わった!

2024年01月30日 | 日記(息子・高校生)

息子の通信制高校の後期単位認定試験が終わりました。

 

後期の息子の受験科目は5科目で、1時間目の試験が2日間と、昨日は、2時間目、3時間目、5時間目と、一日がかりの試験となりました。

 

「一人で行くから!」

と、2~3日前から息子は一人で頑張る気でいましたが、やはり、登校直前になると胸が苦しくなり、不安と緊張で調子が悪くなってしまいました。

 

元々、私は同行するつもりでいたので、

「どっちでもいいで~。」

と言いつつ、出かける準備だけはしていました。

 

この試験に出られないことで、この半年の努力が水の泡になることは避けたくて、

「だいじょうぶ、だいじょうぶ!

受験さえすれば、まず合格や!

もう一回、スクーリングに出てレポート出してって、嫌やろ!」

と、半ば無理やり学校に連れて行きました。

 

息子の目が怯えているような感じで不安はありましたが、なんとか受験しました。

 

息子は、調子が悪くなったときにすぐ外に出やすいように、ドアの近くの一番後ろの席で受験させていただいています。

 

試験が終わってから、息子は、

「ずっと見張られてる気がして、

『何でずっと見張ってるんですか!?』って、叫んでしまいそうになった!」

と、言っていました。

 

「試験官の先生に?

見張ってるんじゃなくて、調子が悪くなれへんか、見守ってくれてるんやと思うで。

まぁ、これでまたしばらく休みやん!

終わった終わった! 万歳や!!」

 

結果は2週間後ぐらいに送られてきますが、多分だいじょうぶでしょう。

 

修学旅行等の行事に参加しない息子は、これから2ヶ月、長~いお休みです。

 

年末から試験までの間の休みは、受験できるかどうかと、息子は無駄に不安がっていたので、今度こそ心からゆっくり休めたらいいなと思っています。