やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

体育大会に参加、そして・・・

2020年09月30日 | 日記(息子・中学生)

19日土曜日に、私の眼底検査がありました。

 

私は緑内障なので、年に1回眼底検査を受けています。

眼底検査の後、目の調子が悪くなるのはいつものことですが、今回はいつもより酷くなってしまいました。

 

目が真っ赤になって、瞼が腫れて、人には見せられないような顔になり、その上、目やにがすごく出て、翌日、翌々日の朝起きた時は、まつ毛が固まってしまい目も開けられない状態でした。

連休中だったので、市販の抗菌目薬を買ってさし続けたところ、ようやく落ち着いてきましたが、未だに目は赤いままです。

最近くしゃみが出て来たので、こんなに充血が続くのは、もしかすると秋の花粉アレルギーが出てきたせいかもしれませんが・・・。

 

さて、私の調子が悪いせいなのか、体育大会が近付いているせいなのか、多分どちらもだと思いますが、息子の調子も悪い日が続きました。

 

四連休の間に、英語の課題が出されていたのですが、息子は1ページも勉強することが出来ませんでした。

コロナ休校から英語の課題だけは提出していただけに、なんとかやらせてあげたいと思いましたが、不安が強く落ち着かない様子で、集中して考えることが出来ないようでした。

 

そんな中、連休明けの水曜日(23日)に体育大会の予行練習があり、なんと息子は、最初から最後まで参加することが出来ました。

翌日は、エネルギーを使い果たしたかのようになかなか起きられず、6時間目の応援練習だけは参加しましたが、次の日は登校することも出来ませんでした。

 

そして、26日の体育大会当日、息子は時間通りに起きてきて、自分の足で歩いて登校しました。

 

息子は、サッカー部の代表として「クラブ対抗リレー」に出場することになっていました。

恐らくそれは、息子が体育大会に参加する一番のモチベーションになっていたと思います。

 

個人としては、1年生のときにも出場した「4×200mリレー」に出ることになりました。

3年生の学年種目が「全員リレー」だったので、息子は、50m、100m、200mを走る3つのリレーに出場することになりました。

 

コロナの関係で団体演技がなくなり、競技では騎馬戦なども中止になって、徒競走や障害物競争のようなものが多かったのですが、充分楽しい体育大会でした。

 

帽子を深々とかぶり眼鏡にマスクと、普段なら怪しい格好もコロナ禍では気にならないので、どれだけ目を腫らしていようが平気です。

息子が再び学校行事に参加するという、その晴れ姿を見届けるため、父の遺品のカメラを持って観戦していました。

 

今回の体育大会で唯一の団体演技ともいえる「応援合戦」。

 

息子の中学校では、青、赤、緑、黄色の4つの団に分かれて競い合うことになっていて、学年縦割りの共同作業で1学期から準備が始まります。

スローガン作りから、横断幕やフラッグ作り、応援リーダーに至っては、3分間の応援合戦の中で披露する歌やダンスを練り上げるため夏休み返上で頑張ってくれていたようです。

 

準備はもちろん、応援練習にも数える程しか参加できなかった息子が、みんなと一緒にパフォーマンスが出来るのだろうか?という不安がありましたが、そんな心配は全く無用でした。

 

息子は黄団でしたが、みんなと一丸になって、息子らしい、全力応援、全力ダンスを披露してくれました。

 

恐らく、短い時間の中で、個人的に手取り足取り応援リーダーやクラスメイトに教えてもらっていたのでしょう。

競技の間の観戦中にも、息子が友達にダンスを教えてもらっているシーンを何度か見かけました。

父のカメラの望遠レンズを通して、息子が友達と談笑している姿もはっきりと見ることが出来ました。

 

「やっと、ここまで来たよ・・・。」

 

嬉しくて、ありがたくて・・・。

みなさんに感謝しかありません。

これなら、10日後に出発の「修学旅行にも参加できるかもしれない」と思いました。

 

二泊三日と、さらにハードルが上がります。

けれど、もし、ほんの少しでも息子に修学旅行に参加したいという気持ちがあるのなら、実現してほしいです

これまた修学旅行前の説明や班活動に全く参加出来ていないのですが・・・。


長い道のり

2020年09月18日 | 日記(息子・中学生)

先週、息子は頑張り過ぎるぐらい頑張っていて、

月曜日、通院の日であるにもかかわらず6時間目に登校、

火曜日、5時間目から登校、

水曜日、なんと1時間目から登校

木曜日、3時間目から登校。

 

息子は、通級教室と体育、少人数クラスの国語基礎クラス、数学基礎クラス、英語基礎クラスの授業を受けていたのですが、木曜日は、それらの間の時間にあった社会の通常授業に参加しました。

 

「お前ならだいじょうぶ!」

と、友達に励まされたそうで、自分でも調子よく感じていた息子は、

「いけると思う。だいじょうぶ!」

と、言っていました。

 

息子は、中学一年生の時にLINEトラブルをきっかけに適応障害になり、不登校気味になってしまいました。

半年ぐらい経って、ようやく息子の調子が落ち着いてきて、校外学習に参加出来るまでになった頃、社会の授業に出ようとしたときに、

「授業に出るのは、謝ってけじめをつけてから。」

と、先生に教室を追い出されてしまいました。

 

その先生の写真に落書きしてグループLINEに送信した息子が悪いのですが、息子は、通級や担任の先生にサポートしていただきながらその先生に謝った後、再び調子が悪くなり、通級教室にもサッカー部にも行くことが出来なくなってしまいました。

 

なので、フラッシュバックが起きて調子が悪くならないか心配で、一応、息子が社会の授業を受けずに過ごすことも出来て、授業に出て調子悪くなったときにクールダウン出来る教室を用意してもらっていたのですが、それを使うことなく、息子は最後まで授業に参加したそうです。

 

けれど、その日、学校から帰ってきた息子の表情は疲れ切っていて、また一気に調子が悪くなってしまいました。

 

調子が悪くなったのは、社会の授業に出たからではないのかもしれません。

社会でなくても、人がたくさんいるクラスの授業に出たらそうなるのかもしれません。

4日連続で登校して、エネルギーを使い果たしてしまったからなのかもしれません。

 

「怖い、怖い。」

と、不安で落ち着かなくて、夜も眠れず、一晩中ぐるぐる歩き回る日もありました。

疲れ果てて、翌朝は12時間以上眠っていましたが・・・。

 

不安の強い日が続いて、何をする気力も湧かず、一週間が過ぎましたが、今日、ようやく息子は3時間目から登校しました。

 

息子の調子が悪くなると、色んな感情が渦巻きます。

 

授業を受けて、こんなに辛い時間を過ごすことになるなら、無理して教室の授業に戻らなくてもいいと、私は思いました。

けれど、息子は戻りたいのです。

息子の意思がどんなに前向きに頑張ろうとしていても、容赦なく調子は悪くなってしまうのです。

 

それでも、一週間で息子の調子が落ち着いてきたこと、再び登校し始めたことに、今までとは違う息子の強さを感じました。

 

児童精神科の先生の言う通り、息子は「間違いなく前進している」ようです。

 

苦しいことの多い長い道のりですが、時に立ち止まりながらも前を向いて、息子は進んでいるのです。


「頑張らなあかん!」から「頑張るんだ!」に

2020年09月11日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

7日は、息子のメンタルクリニックに行ってきました。

 

この日、息子は6時間目だけ学校に行き、体育大会の応援練習に参加しました

6時間目が終わってすぐに病院に向かわないとカウンセリングに間に合わないため、学校まで迎えに行き、校門前に車を停めて息子を待っていました。

 

去年の今頃は、通級教室から帰ってくる息子を同じように校門前で待っていて、運動場で応援練習している生徒達の声を悲しく聞いていました。

この日は教室での練習だったので声が聞こえてくることはありませんでしたが、息子が体育大会に参加しようとしている、それ自体に胸にこみあがるものがあります。

 

さて、この日のカウンセリングは、息子が1時間、私が5分。

 

「最近の様子はどうでしょうか?」

 

「すごく、本当にすごく頑張ろうとしています。

けれど、それに心や体がついていかないのか、家では調子が悪いときが多いです。

『わ~っ!』

と、突然叫び声を上げたり、

『落ち着かへん。』

と言って、ぐるぐるぐるぐる歩き回っています。

それに、数分ごとに、

『ママ、こっち来て!』

『どこも行かんよな?』

って、声をかけてくることもあります。

『今日はずっと家におるよ。』

と、言ってるのに、またすぐに、

『どこも行かんよな?』

『ずっと一緒におってや。』

とか、言うんです。

どうしてあげたらいいんでしょうね?」

 

「不安で仕方がないのでしょうね。

本人も、

『やろうという意欲も出てきたし、やれることも増えてきたけど、調子が悪くなったり、落ち着かなくなることが多い。』

という風に言っていました。」

 

「調子が悪くなると分かっていても、本人がやろうとすることは応援してあげたらいいんですよね。」

 

「そうですね。

不安で調子が悪くなるのは当然でもありますし、何が不安なにさせるのか、カウンセリングでも考えていきたいと思います。

学校の先生は、家で調子が悪いことはご存じですか?」

 

「通級の先生が毎日『この時間は空いています』ってメールをくださるので、『調子が悪くて登校出来ません』みたいな返事はするのですが、どんな風にとかは詳しく言ってません。」

 

「学校の先生にも、『こういう状況です』ということを知ってもらっておいた方がいいと思います。

学校ではどうしても無理しがちだと思いますので。」

 

「そうですね。

修学旅行もありますし、その前にお話出来たらとは思っています。」

 

続く診察では、

「学校に行く時間も、やれることも増えてきたけど、家では調子が悪いです。」

と、息子は話していました。

 

「お母さんから見てどうでしょう?」

 

「本当にすごく頑張っていて、その反動なのか、家では調子が悪いことが多いです。

やろうという意欲はすごく感じるのですが、体がついていかない感じで本人も辛いのかなぁと・・・。」

 

「頑張ってるんですね。

間違いなく前進していますので、自信を持ってください!

次のカウンセリングは3週間後ですね。」

 

今回も「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで」を処方されました。

 

息子の調子が悪くなるのはいつものことですが、何かが変わった気がします。

うまく説明できませんが、息子の気持ちが「頑張らなあかん!」から「頑張るんだ!」に・・・。

 

もちろん、気持ちはあっても思うようにならないことが多いのですが、

「頑張ってるよ!」

「いつか結果が見えてくるよ!」

「調子が悪くなるのは当然だからね。」

の気持ちで応援していきたいと思います。


3度目のリュープリン治療中

2020年09月03日 | 日記

大きくなり過ぎた子宮筋腫(15.5cmと7.2cm)の治療のため、4週ごとにリュープリンの注射を受けていて、先日、6回中4回目の注射が終わりました。

 

ひと月前の3回目の注射の前に内診があり、12.3cmと7.4cmと言われました。

大きい方は3cmくらい小さくなったけど、小さい方は大きくなってる?

2mmの差なので測り方によって誤差があるのかもしれないけれど、小さくはなっていないようです。

 

1回目の注射を受けてひと月ぐらいは、注射の副作用というより多分貧血の症状である頭痛や腹痛が酷かったけれど、今はそういう症状もなく、ホットフラッシュで顔や手のひらがか~っと火照るぐらいです。

治療が終わっても閉経しなかったら、またその場しのぎのような気もするけれどこうして今を問題なく過ごせているので、「とりあえず良し」だと思っています。

 

それに、嬉しいことがありました。

 

通院の日の前日、

「明日は、ママ注射やで。」

と、息子に言うと、

「(学校に)送ってもらわれへんやん。

◇◇と一緒に行こうかな~。」

そう言って、近所の同級生にLINEを送っていました。

 

その日は、1時間目が担任の国語基礎クラス、2~4時間目まで通級教室が空いているということもあり、息子が登校しやすい状況だったということもありますが、友達と一緒に定時に登校するのは約1年3ヶ月ぶりなのです。

 

6ヶ月に渡るリュープリン注射を受ける治療は今回で3回目です。

息子の調子が最悪だった2回目のときは、ちょうど注射の日を土曜日にすることが出来たので、主人の休みの日が多く、出勤日に当たったときは有休を取ってもらって通院していました。

息子を一人にすることが出来なかったのです。

 

注射を始める日が生理が始まって3日以内ということもあり、今回は火曜日が注射の日になってしまいました。

息子の状態も落ち着いてきたので、3時間ぐらいなら一人で過ごせるようになっていましたが、不安になってぐるぐる歩き回るうちに蹴っ飛ばしてしまうのか、病院から帰ってくると、床に新聞や雑誌、座布団などが散乱しているときもありました。

 

その息子が、普通に友達と一緒に登校していったのです。

拍子抜けするくらいに普通に・・・。

 

6時間まるまる学校で過ごした次の日は、疲れが取れずに息子の調子が悪くなってしまいましたが、またきっと「行こうかな~。」と、息子が普通に登校する日が来て、いつかそれが本当に普通になっていることを願っています。