少し前になりますが、6月の1週目と2週目の木曜日、小学校の朝の読み聞かせに行ってきました。
今回は1年生と2年生の担当になり、どちらの学年でも、
「あまぐもぴっちゃん」はやしますみ作、
「にんじんのにんにん」ふるやかおる作、
を読むことにしました。
「あまぐもぴっちゃん」は、台風の後にお母さんとはぐれた雨雲の子どもを、ぼくと弟が「ぴっちゃん」と名付けて、一緒に暮らすお話。
お水をかけてあげないと小さくなって消えてしまうぴっちゃん。
お世話しながら、一緒に仲良く暮らす兄弟ですが、再び台風がやってきた日、ぴっちゃんはお母さんのもとに戻ります。
お別れは寂しいけれど、ぴっちゃんがお母さんにぎゅーっと抱きしめられてよかった!
「にんじんのにんにん」は、一本の忍者のにんじんが土の中から芽を出し、花を咲かせ、種を作ってばら撒き、「一粒万倍、分身の術」を遂行させるお話。
にんじんが一生懸命頑張って成長し、種を残しゆく姿に勇気をもらえるお話です。
2分ぐらいの短いお話なので、時間調整も兼ねて、読み聞かせでよく読ませていただいてます。
2つ合わせて7分弱の時間ですが、1年生はまだ入学して日も浅く、座ってお話を聞く準備に時間がかかり、予測していましたが、持ち時間の10分ぎりぎりでした。
2年生は、読み終えたあと、先生が、
「『にんじんのにんにん』は、昨日、道徳の時間に勉強したことと繋がってるね。
みつばちや虫たちがいなければ、にんにんは花を咲かせて種を作ることは出来なかったんだよ。」
と、話されていました。
絵本に描れているふかふかの土や太陽も必要です。
そういうお話なんだなぁと、あらためて思いました。
体調不良の中でしたが、参加して、私自身が元気をもらいました。