やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

罰ゲーム

2016年04月28日 | 日記(息子・小5)

家庭訪問のため、ここ1週間、息子の小学校では給食を食べるとすぐに帰宅です。

これ幸いと、友達と遊んでばかりの息子でしたが、それも昨日でおしまい。

今日から6時間授業に戻ります。

 

水曜日は、友達と家でゲームをして遊ぶ日になっているのですが、昨日は、初めて家に来る友達2人を含め、3人が遊びに来てくれました。

全員、同じクラスなのだそうです。

 

私は、小一時間ほど出かける用事があったので、お菓子とジュースをテーブルに置いて、

「仲良くね~!」と、一言言ってから家を出ました。

 

さて、約一時間が経って私が家に戻ってきたとき、なぜか息子は玄関の外にいました。

 

「ゲームの罰ゲームでな、5回死んだら、おせんべいにわさびとかからしとか塗って食べることにしてん。いい~?」

「えっ?! いい~?って、あんたがいいんやったらいいけど・・・」

「いいんやっ! ほんまに~!?」

と、びっくりしたように息子が言うけど、私には、息子が外にいることの方が不思議でした。

 

家の中に入ると、お菓子の屑が散らかり放題、カーペットの所々がびっしょり濡れていて、それを一生懸命拭き取ったのか、これまたびしょ濡れタオルが放ったらかしになっていました。

 

うわ~~っ・・・!?

と、思ったけど、子ども達はみんなでワイワイ、「からしがどうだ~」とか言いながら、楽しそうにしてます。

誰か一人、今からからしを塗ったおせんべいを食べるようで、

「危険やから、台所で食べた方がいいで!」と、息子が言って、4人は流し台に集まっていました。

 

「おっ、なかなかいける・・・」と、言って、食べ続ける友達を

「ほんまに~?」と、心配そうに見ている息子。

「あ~っ、きた・・・!!」

「鼻から水出てるで~!」

「鼻にツンとくる~っ!!」

「水いる? 水飲みや!」

 

どうやら罰ゲームは無事に終了したようなので、みんなにアイスを配ってあげました。

 

友達が帰った後、息子がばあばと電話で話をしている内容を聞いて、「罰ゲーム」の真相?を知りました。

その話から総合して考えると、まず、ゲームで5回失敗した息子が、わさびを塗ったおせんべいを食べることになり、食べたものの辛くてお水で飲みこもうとしたけど、やっぱり無理で吐き出したとのこと。

そこで、今度はからしを塗って挑戦したけど、やっぱり辛くて、友達がお水を持ってきてくれたけど、そのお水にはわさびが入っていたらしく、お水も吐き出したらしいです。

ようするに、カーペットのびしょ濡れは、息子がまき散らしたものだったようですね。

 

次に、友達2人が罰ゲームをする番だったけど、

「ママが帰って来たみたいやから、わさびやからしを使って罰ゲームしていることを言ってきて!」

と、その友達に言われたらしく、息子は外へ。

実は、息子を外に出す作戦で、息子がいない間に2人はからし塗りせんべいを食べたことにして、息子が戻って来たときには、辛すぎてのたうち回る演技をしていたようなのです。

ちょうど、そのタイミングで私が帰って来たものだから、友達もびっくりしたようですが・・・。

 

最後の一人は、正々堂々、台所でからし塗りせんべいを全部食べ切ったようです。

こうした罰ゲームのリアクションは、彼のように、顔をしかめるとか、涙や鼻水が出るとか、慌てて水を飲むとか、せいぜいそうしたものなのでしょう。

 

けれど、息子の場合は、部屋に水を吐き散らすようなものすごいことになってしまいました

罰ゲームを言い出した友達も、その惨状に驚いたことでしょうね。

これが、よそ様のお家でなくて良かったです。

もし、友達の家に遊びに行くようになっても、こういう罰ゲームは絶対にしないように言い聞かせて送り出そうと思いました。

 

普段は私が家にいるので、友達と遊んでいてもそうそう羽目を外すことはありません。

せいぜい、ゲームで熱くなって言い争いをするくらいです。

親がいない状況で、10歳の男の子が4人も集まれば、楽しいことをしたくなるのでしょう。

 

息子の話を聞いていると、騙されたりもしていて、私はちょっとだけ心配になってしまうのですが、息子は、まるで自分の冒険譚を話しているかのように、ばあばに熱く話をしていました。

 

こういう経験をして、少しずつ大人になっていくのでしょうね。

 


家庭訪問

2016年04月26日 | 日記(息子・小5)

家庭訪問で、初めて担任のO先生にお会いしました。

 

先輩ママさんから、

「体育会系で厳しいけど、いい先生やよ!」

と、いう風に聞いていましたが、勝手な想像とは違って小柄で優しそうな、でも、とても熱心な先生でした。

 

「まだ2週間なので、これから〇〇君のことを知っていくという感じなのですが・・・」

4年生の担任や通級の先生からお話を聞いてくださってはいるものの、それを、息子と接する中で確認している段階だとおっしゃっていました。

 

今までに、発達障害のお子さんを担任されたこともあるそうです。

息子の印象を聞いてみました。

 

「何事にも一生懸命取り組んでいるという印象があります。

それと、サッカーが本当に大好きなんだなぁ…と。

クラスのみんなとも楽しそうに過ごしています。

今のところは問題なさそうですが、お母さんから見て何か感じるところはありますか?」

 

「新学期が始まって2日くらいは、手や背中がむずむずして落ち着かない様子でした。

不安や緊張の強い子なので、新学期になって、頑張らなきゃ…って思いが体に出たのだと思います。

問題なく普通にしていることが、実は、あの子にとっては精一杯頑張っていて、すでにいっぱいいっぱいなところがあり、何でもないほんの些細なことがきっかけで、バンッ!と破裂してしまうことがあります。

不安や緊張を抑える薬を飲んではいますが、児童精神科の先生からは、『そんなに頑張らなくても、だいじょうぶなんだ』って、思えるような接し方をするように言われ、家庭では、〇〇が安心して過ごせることを第一に心掛けています。」

 

作成したサポートブックをお渡ししながら、初めてのことは特に不安を覚え、不器用なので習得するのに人の何倍も時間がかかってしまうことを伝えました。

けれど、一度要領が分かると、うまく出来るようになるので、スモールステップで繰り返しご指導いただけるようお願いしました

 

O先生は、「のびのびと子ども達が学ぶことが、自分の願いでもあるので・・・」と、おっしゃって、

「一年間、色んなことがあると思いますが、最高学年になるときには、みんなが『このクラスで良かった!』って、心から思えるようにしていきたいと思っています。」

と、語られました。

 

さらに、

「フットワークは軽いので、何でもおっしゃてください。

気になることは、詳しくご説明させていただきますし、家庭科など他の先生が受け持つ時間にも、〇〇君が『こんなことが心配だ』ということがあれば、担任の私もフォローに入ることが出来ますので。」

と、おっしゃってくださいました。

 

31歳というだけに、若さと情熱があふれる感じの先生でした。

サッカーがお好きだということも、息子にとっては話がしやすそうです。

 

息子にとって有意義な一年となるよう、O先生と連携を取りながら、見守っていきたいと思います。

 


担任の先生に支援のお願い

2016年04月24日 | ソーシャルスキルトレーニングとその他支援

新学期が始まり、半月が経ちました。

 

授業が始まった最初の日は、

「手がむずむずして、気になる~っ!」

と、息子は落ち着かない様子でしたが、いつの間にか治まりました。

 

ただ、私の近くを通る度にハグしてくるので、息子の不安や緊張は未だに治まってはいないようです。

日に何度も何度も、まるで幼い頃に逆行したかのようで、私も戸惑ってしまいます。

 

新しいクラスで、みんなと一緒に頑張るんだ!と、気を張っているのでしょうか。

通級の連絡ノートには、担任の先生からのメッセージ欄に、「クラスでは、笑顔もたくさん見られます」と書かれていましたが・・・。

 

息子の担任は、30代前半の男の先生です。

平成17年に施行された発達障害者支援法により、先生方も発達障害のことを学び、支援しようとしてくださっています。

ただ、発達障害といっても千差万別で、同じような特性を持っていたとしても、その子その子に応じた対応が必要になります

息子のことも、4年生の担任の先生からの引継ぎや、通級の先生からお話を聞いていただいてはいるはずですが、やはり改めてお願いした方がいいと思います。

 

明日、家庭訪問があるので、その時にお渡ししようとサポートブックを作成しました。

子育て総合センターからいただいた「サポートブック」の中から必要と思う箇所だけ書き込んだもので、A4用紙3枚の簡単なものです。

 

「保護者から〇〇先生へ伝えたいこと・・・」では、

・体のこと(運動・病気・薬など)

・基本的な生活習慣

・学習に関すること

・言葉・コミュニケーション

・興味・関心(得意なこと・苦手なこと)

・行動等の特徴(社会性・対人関係)

・その他伝えておきたいこと

を、記入するようになっています。

 

例えば、「行動等の特徴(社会性・対人関係)」では、

「集団への指示が分かりにくかったり、周りを見て状況を判断することが苦手です。基本的に真面目で、決められたことは守らなければならないと思っています。また、物事の因果関係をつかみにくく、じっくり穏やかに説明しないと分からないことも多いです。」

と、書きました。

 

また、「その他伝えておきたいこと」として、

「素直で、穏やかな性格です。ただ、不安や緊張が強くなると、感情や体の機能(聞く・考えるなど)をコントロールできなくなり、パニック状態になることがあります。その時は、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と、声をかけ、落ち着かせてやってください。」

 と、書きました。

 

さらに詳しく「支援のヒント集」を付け加えます。

ここでは、「こんな場面で」→「こんな支援が助かります」ということを書くようになっています。

 

息子の場合、

「何かをしている時や考え事をしている時に、自分に向けられた声(音)に気付きにくいです。」→

「声掛けしたり、目を見て話していただけると、注意して聞くことが出来ます。」

 

「人より理解が遅く、不自然な反応をすることがあります。(情報を取り入れ、そこから判断・理解し、反応や行動をすることが難しい時があります。)」→

「分かりやすく、スモールステップで教えていただけると、ありがたいです。2段階以上の言葉での指示は頭に入りにくいので、一つ一つ指示していただくか、簡単なメモでもいいので、手順を書いていただくと分かりやすいです。」

 

「予定外のことに対応できず、予測できないことや変化に対し、苦痛を感じ、混乱して機嫌が悪くなることがあります。」→

「予定の変更や、いつもと違ったやり方で何かをする場合、前もって説明していただけると安心して取り組めます。また、『あと〇分で終わる』など見通しがつくと、落ち着くようです。」

 

「感覚過敏があり、特定の音、匂い、感触など、苦手なものが多いです。また、そのために、人より恐怖心を感じることも強いようです。」→

「特性として、理解していただけるとあいがたいです。本人には、どうしようもなく、苦痛に感じてしまうようです。」

 

などのような感じで、他にもいくつかの例をあげています。

私が作るサポートブックはこれだけなのですが、これらを付けてお渡しする短い手紙も書きました。

 

「〇〇先生へ

一年間、お世話になります。

息子のことで、人よりお手数、ご配慮をいただくことになるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

学校で何か気になる点などございましたら、家庭でも気を付けたいと思いますので、ご連絡をいただけますようお願い致します。」

と、簡単な手紙ですが、主人と私の連名で書くようにしています。

 

親であっても、未だに息子のことでびっくりすることがあるのに、面談や書類を渡しただけで理解してもらえるとは思っていません。

これから1年間かけて分かってもらえるものだと思い、ただ、先生のお力をお借りして、学校と家庭とで連携を取りながら、息子により良い学校生活を送らせてあげたい・・・との思いが伝わることを願っています。

 

先生との信頼関係を築くことが出来れば、この先何か問題が起こっても、きっとうまく解決していけると思っています。

 


ドラマ「重版出来!」

2016年04月22日 | 日記

録画していたドラマ「重版出来!」を観ました。

黒木華さん演じる新米編集者・黒沢心が、週刊コミック誌「バイブス」の編集部を舞台に、マンガに人生をかける全ての人達と力を合わせ、「重版出来!」を目指して頑張るお仕事奮闘記です。

 

「重版出来!」とは、よく売れる本が売りきれてしまって、もう一度本を印刷することを表す業界用語で、「じゅうはんしゅったい」と、読むのだそうです。

  

主人公・心は、柔道日本代表としてオリンピックを目指していましたが、ケガのために引退せざるをえなくなってしまい、次の舞台として、一流のマンガ編集者を目指して頑張ります。

彼女が柔道家だったからでしょうか、凛とした姿勢で仕事を身に付けようと勉強し、真っ向勝負で突き進んでいく姿を見るのは爽快です。

そんな彼女の成長と、彼女と関わる人達が変化し成長していくお話でした。

 

私は、単純人間なので、頑張っている人を見ると応援したくなります。

そして、頑張れ、頑張れ~、と応援しながら、自分ももっと頑張れるはず、もっと頑張るんだ~!・・・って、だんだん元気になってくるのです。

 

彼女が座右の銘としている言葉、「精力善用自他共栄」

心の目標として、「重版出来!」と共に、彼女のデスクに貼り付けていました。

 

柔道家の嘉納治五郎氏の言葉だそうで、

「自分の心や力を尽くして良いことを行っていけば、自分も周りも共に繁栄していく」

確か、そういう意味だったように思います。

 

その言葉こそが、このドラマのテーマなのだと思いました。

続きを観るのが楽しみです。


大切な存在

2016年04月19日 | 日記

実家に、弟の様子を見に行ってきました。

風邪をひいて熱があると聞いて、先週一度だけ薬や水・食べ物を持って行ったのですが、私も体調が万全ではなく、今日やっと帰ることが出来ました。

 

熱は下がり、咳もたいしたことはなさそうですが、体調が悪いようです。

弟曰く、「頭が働くと、体が痺れる」のだそうです。

 

足だけの時もあるし、腕や背中や体中のときもあるそうです。

特に、夜がひどくて、なかなか寝付けないのだそうです。

 

熱を出すまでは、庭の雑草を抜いたり、裏庭の土をならしてくれたりしていたのですが、私がなかなか実家に帰ることが出来なかったために、一人で頑張り過ぎたのでしょうか。。。

 

調子が良ければ、一緒に食事に行ったり買い物に行ったりしようと思っていましたが、見るからに調子が悪そうなので、私一人で買い出しに行ってきました。

 

顔を見てすぐのときは、「だいじょうぶ~?」と、心配するほどぼ~っとしていた弟ですが、一緒に喋っているうちに、しっかりとした表情になってきました。

気になるのは、「出かけるのは無理!」と自分で言っているにもかかわらず、ずっとリュックを背負い、帽子をかぶっていたことです

 

見るからに軽そうでしたが、「リュック、下ろしたら?」と言っても、背負ったまま。

背負ったまま、食事もしていました。

その方が安心なのかな…と思って、強くは言いませんでしたが。。。

 

可能な限り実家に帰りたいとは思っていても、実際は、息子のことや自分の体のことでいっぱいになり、そうもいかないのです。

 

それでも、「あんたのこと、考えへん日はないで~!」

自分が大切な存在であることを、分かっていてほしいのです。


出来ることを精一杯やっていこう!

2016年04月17日 | 日記(息子・小5)

昨日は、息子のサッカーの初の公式戦でした。

私も、チームメイトのママさんに車に乗せてもらい、応援に行ってきました。

 

小学校での練習を観に行って、コーチに挨拶をしましたが、ママさん達にお会いするのは初めてです。

実は、私も緊張していましたが、みんないい方達で安心しました。

 

私が股関節が悪く、そこから腰や足まで調子が悪くなって動けなくなる時があることをお話し、もしかすると、当番を代わっていただかなくてはならないことがあるかもしれないこと、合宿などのお手伝いも難しいことをお伝えしました。

5年生チームは10人しかいないそうで、土、日、祝に練習・試合があるため、親にも月1回以上必ず当番が回ってくるようです。

主人と協力して、出来ることを精一杯させてもらうしかありません。

 

昨日は、春季の地方大会で、トーナメント方式で試合が行われました。

息子は、1回戦にフル出場しました。

練習試合とは全然違って、ガチガチに緊張していたそうです。

 

2-1で、あと少しで勝利!

と、いうところで、息子のマークが外され、同点ゴールを入れられてしまいました。

それでも、PK対決で勝利し、なんとか勝ち上がることが出来ました。

 

2回戦は、強豪チームとの対戦。

息子は前半のみの出場でしたが、0-3で完敗してしまいました。

 

当然と言えば、当然なのかもしれませんが、息子の下手さが目立ちます。

ボールが自分に回ってくると、怖いのか、すぐにボールを蹴り出してしまい、相手に捕られてしまいます。

チームメイトやコーチから息子に声がかけられるというか、かなり怒鳴られていましたが、恐らく息子はボールを蹴ることで精一杯で、その声は届いていないでしょう。

そして、体力がないため試合中からバテバテで、ボールにも人にも追いついていませんでした。

 

頑張れ~!と応援しながら、はらはらし通しで、そして、少し心がひりひりします。

8人制のゲームなので、息子が出場するということは、他の誰かがベンチを温めるということなのです。

 

まだ、コーチにも誰にも、息子の特性を詳しく話してはいません。

耳から聞いたことを理解するのが苦手だということは、ちらっとお伝えしたのですが、

「この年代の子らはみんな、人の話なんか聞いてないよ~。」

みたいな感じでした。

 

コミュニケーションが苦手だとか、

目を見て話してもらわないと自分に話されていることに気付かないとか、

2つのことを同時に行うのが苦手だとか、

そもそも不器用で、みんなが簡単に出来ることでも出来るようになるまでは時間がかかるとか、

人より疲れやすいとか・・・

そういうことを話したところで、コーチやチームメイトを困惑させるだけのような気がします

チームとしてのサッカーがしたいなら、息子が努力して頑張るしかないように思います

 

けれど、私自身そうなのですが、見た目は元気そうであっても、股関節の痛みが我慢できない時や、どんなに頑張っても出来ないことがあるのです

私は、ママさん達に伝え、出来ることをさせてもらえるように調整してもらうことが出来ますが、もちろん、息子にそんな力はありません。

たとえ伝えることが出来たとしても、甘えや言い訳ととらえられるかもしれません。

 

色々悩みましたが、夏に2泊3日の合宿があるので、その前にはいくつかお願いしなければならないことがあります。

それまでは、普通に接してもらって、普通にしごいてもらって、どうしてもダメなことがあったら、その時は相談してみようと思いました

 

さて、今日は、サッカーチームの練習に代えて、息子達はJリーグの観戦に行っています。

しかも、息子が応援しているセレッソ大阪とギラヴァンツ北九州の試合。

家族もOKということで、主人も同行しております。

 

熊本県・大分県で起こった大規模地震の救援募金を、試合会場のヤンマースタジアムでも行っているそうです。

私も、ほんの少しですが息子に募金を託しました。

 

「このお金で何するん?」

「九州で地震あったやろ。今も続いてるんやって~! 

お金を出し合って、お薬買ったり、食べ物買ったりして、地震で大変な人達に役立ててもらうんよ。

『募金お願いしま~す』って、箱持ってると思うから、入れてきてね!」

 

息子も、貯金箱から500円玉を取り出して、持っていきました。

 

サッカーが出来ること、試合を観に行けること、好きなことで悩めること自体が、本当は幸せなことなのです

 

出来ることを精一杯やっていこう!

今一度、心に決めて!!


しんどい時こそ、頑張らなあかんねん!

2016年04月13日 | 日記(息子・小5)

「しんどい時こそ、頑張らなあかんねん!」

それは、息子がばあばと携帯電話で話をしている時に話していた言葉です。

 

サッカーチームに入部した息子は、これまで3回の練習に参加しました。

日によってコーチも違い、練習内容も違うようです。

先週の土曜日の練習は、息子にとって相当きつかったようでした。

 

その日、予定表には1時から4時と書いてありましたが、かなり延長したようで、息子は6時頃帰って来ました。

帰ってくるなり洗面所に向かった息子の頬には、乾いて白くなった涙の痕が何本も残っていました。

 

その日の練習では、タイム走があり、ダッシュで行って戻ってくるのですが、制限時間が25秒。

25秒以内に戻って来なければ、何度も何度も走らされるのだそうです。

息子は、何度走っても25秒以内に戻ってくることが出来ず、最後は、30秒以内に時間を延ばしてもらって、練習を終えたようでした。

 

帰って来た息子は、へろへろに疲れすぎて、食事もなかなか進みません。

その晩は、セレッソ大阪の試合がある日だったので、スカパーの録画を観てから眠りました。

 

翌朝、10時間近く眠ったはずの息子は、起きてからもまだへろへろのままでした。

朝食を食べるのも、服を着替えるのも、だらだらとしてなかなか進みません。

「だいじょうぶかなぁ? 25秒までに走れるかなぁ?」

と、不安そうに何度もつぶやき、私に何度もハグしにくるのでした。

 

150センチ以上もある大きな息子にハグされると、苦しいし、戸惑いもあるのですが、息子の凸凹成長の凹の部分は、3分の2だとまだ7歳ぐらいなのかなぁ…と、思うと納得できます。

ただ、いつもは1~2回、学校から帰って来たときなどにハグしにくるぐらいなので、明らかに息子の変調を感じました。

 

その日は、午後2時からの練習だったので、午前中は、4年生の算数のテストのお直しをする予定でした。

けれど、書いた文字までへろへろで、何を書いているのか分かりません。

それに、間違えている問題の解き方を説明をしても、全く頭に入っていないようで、考えようとしないのです。

 

だらだらだらだらと、しゃきっとせえへんなぁ!

いつまで甘えてんねん!!

そう思って、息子を分かっているつもりの私ですら、イライラしてしまいます。

きっと、学校生活やサッカーしている中でもそう思われることがあるでしょう。

 

「やる気出して、頑張らんな~!」と、私が言っても、

「あかんねん。気持ちが切り替えられへんねん。」と、息子は言います。

「今、〇〇の頭の中には、どんなことがあるの?」と、聞くと、

「何もない。真っ白やねん。」と、答えました。

 

そうです。フリーズ状態なのです。

心も体も、自分で動かそうと思っていても、スイッチが入らないのです

 

おそらく、息子にとっての不安や緊張は、私が自分に当てはめて想像出来るようなものとは違うようです。

体中の色んなセンサーやスイッチをOFFにしてしまうようです

 

「お直しは、また今度にしょうか! もうちょっとゆっくりしとき。」

勉強をやめて、息子に言いました。

 

「25秒までに走れんでも、いいんやで。

〇〇は、まだ練習始めたばっかりやもん。

一生懸命走ってたら、今は無理でも、3か月後には走れるようになると思うで。

何度も走らされてしんどいけど、そのための練習や。」

 

「走れんでもいいの~?」

一生懸命走る以上のことは、誰にも出来へんやん!

コーチも、最後は30秒でいいって言ってたんやろ。」

 

頷く息子に、

それに、調子が悪いときは、練習休んだっていいんやで。」

と、伝えました。

 

息子は、いつも通りに練習に出発しました。

そして、帰ってくるなり、明るい声で、

「今日は、タイム走なかった。違う練習やったわ~!」

と、言いました。 

 

そういう出来事があったので、頑張りすぎる息子を心配して、ばあばが電話をくれたのだと思います。

きっと、「しんどい時は、練習お休みしてもいいんやで。」と、言ってくれたのでしょう。

 

その答えが、

「しんどい時こそ、頑張らなあかんねん!」

 

だらだらとして、何も手に付かなくなる時がある息子ですが、本当は、甘えたでも怠け者でもありません。

手を抜くことが出来ない子だから、限界に気付かず頑張り過ぎないように心配してしまいます。

息子の「頑張ろう」という気持ちと努力の芽を摘まないよう、無理をさせ過ぎないよう、これからも見守っていきたいと思います。 


新学期が始まりました

2016年04月09日 | 日記(息子・小5)

昨日から、新学期が始まりました。

息子は、5年2組。

担任は、初めての男の先生です。

 

怒ったら怖い先生なのだそうで、

「2回、3回同じこと言わしたら、別の部屋で1対1の話し合いやねんて~!」

と、息子は言っていました。

 

通級の先生に移動がなく、今年度も引き続き受け持っていただけるようで、それが何よりも心強くて嬉しいです。

3年時から一緒に通級に通っている女の子も、一緒のクラスになったそうです。

また、サッカースクールのチームメイトも2名。

ご近所さんで同級生になった子が1名。

息子から情報を聞き出しながら、少しほっとしました。

 

5年生では、宿泊訓練が行われます。

息子にとって良い経験が出来るよう、まずは、クラスや先生に馴染んでいってほしいです。

 

さて、前日の7日は、大阪も春の嵐で雨風が吹き荒れていました。

「桜がえらいことになってる~!」

と、息子が言うので外に出てみると、

家の前の駐車スペースに、木の葉や桜の花びらがいっぱい散り落ちていました。

 

木の葉は隅に追いやられているのに、桜は 地面に模様のように貼り付いています

思わず「きれ~い」と、声が出ました。

 

住宅街には桜の木は1本もありません。

思い浮かぶのは、近くの山の桜の木。

そこから、風に乗って飛んできたのでしょうか・・・。

 

息子を学校に送り出した後、地面が乾いてから、庭の掃除を始めました。

落ち葉や花びらを掃き集め、ついでに雑草も抜きました。

倒していたよしずを起こす前に、窓ガラスやサッシの拭き掃除もしました。

 

さっぱりきれいになったのは良かったのですが、午後からだんだん股関節やその周りの筋肉が痛くなってきて、立っているのが辛くなってしまいました。

夕飯も作れず、仕事帰りの主人におかずを買ってきてもらうことになりました。

 

調子が良くなっても、少しのことですぐに調子が悪くなってしまいます。

雑草をぬくのに、しゃがんだ姿勢が悪かったのでしょうか。

20分程度の短い時間だったのですが。。。

 

いつもなら、「出来ることはたくさんある!」と、前向きに思えるのですが、昨日はちょっと落ち込んで、主人が帰ってくるなり、布団にもぐり込みました。

「無理なこと」とはとうてい思えない、日常の些細なことが私には無理なのかと、悔しいのです

 

来週、息子のサッカーの初の公式戦があります。

必ず、応援に行けますように!

 


「走れ!みらいのエースストライカー」

2016年04月06日 | 読書・読み聞かせ

小学生男子人気NO.1の職業は、プロサッカー選手!

「おしごとのおはなし」という子ども達に人気の職業をテーマにしたシリーズもので、話を読み進めるうちに、プロサッカー選手になるために大切なことが分かるようになっている本があります。

 

「走れ!みらいのエースストライカー」吉野万里子・作  羽尻利門・絵

 

この本を息子に読み聞かせていたところ、2日目を読み終わったところで、毎晩少しずつ…というのが待ちきれなくなり、次の日、一気に自分で読み終えてしまいました。

 

小学4年生のサッカー少年が、ひょんなことから、祖父の教え子である現役プロサッカー選手に密着取材をするお話で、そこで、サッカーに取り組む姿はもちろんですが、一流の選手は、生活の中での心がけが大切だと知ることになります。

 

例えば、椅子に座っていた栗山選手が落ちたペンを拾う仕草。

体をひねってさっと拾うのではなく、わざわざ立ち上がって、ペンのそばまで行き、しゃがんで拾っています。

腰に変な力をかけないように、わずか0.01%でも腰を痛める可能性があるなら、その危険は絶対おかさない、と思って行動しているからです。

 

広報として働く望月さんは、栗山選手と一緒にプロサッカー選手になったのですが、体調管理が出来ずにケガをしてしまい、選手を引退して裏方の仕事をすることになりました。

 

サッカー選手になることは大変だけれども、サッカー選手であり続けることの方が、もっともっと大変なのです

 

この本では、サッカー選手として必要なこととして、 次のようなことが書かれていました。

・考えること

・チームワークを大事にすること

・負けたくないという気持ちが強く、向上心が強いこと

・食事管理や、体を大切にすること

 

息子がこの本を読み終えた後の夕食で、

「サッカー選手は、野菜食べた方がいいんやって!」と、私達に教えてくれました。

 

「サッカー選手だけでなく、強い体を作るには、好き嫌いなく何でも食べ方がええで~。」

と、私は言いましたが、その日の夕食で、苦手なレタスを自分から食べていたので、びっくりしました。

 

親がいくら言い聞かせても、「無理!」の一言で終わってしまうのに、本を読んで、

「こうした方がいい!」と、自分が思ったことは、苦手であっても頑張ろうと思えるようですね!

 


何も感じへん!

2016年04月04日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

春休みもあと少しになりました。

息子の調子もまずまず良さそうです。

 

メンタルクリニックで、

「どうですか?」と、先生に聞かれ、

「何も感じへん!」と、即答する息子。

 

「それは、いい意味で、何も感じへんってことなのかな?」

と、聞き返されていました。

本当に何も感じなくなってしまっていたら、心がフリーズしているってことで、問題ありですものね。

 

「嫌な感じが全然ない。」と、答え直す息子。

「それは、良かったです。」と、先生は言われ、

「お母さんから見て、どうでしょうか?」と、私に質問されました。

 

「サッカーチームに入ってから、ますますサッカーに夢中で、ず~っとボールを蹴っています。

頭の中はサッカーのことでいっぱいのようで、楽しそうにはしていますけれど・・・」

 

先生は、「調子良さそうで、良かったです。」と、言われ、

「眠れてる?」とか、「薬は飲めてる?」「苦しくなったりとかはない?」

などと、息子に質問をされていました。

 

これから新学期に入り、新しい環境での学校生活が始まるので、もうしばらく同じ量の薬、「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠5mg(1/2錠)」を飲み続けることになりました。

 

「新学期になって、問題なければ、薬を減らす方向でいきたいと思います。」

 

うまくいけば、一月後から薬を減らせるかなぁ・・・。

いやいや、急いでまた調子が悪くなったら大変だし、ここは慎重に様子を見極めなければなりません。

 

4月8日、息子の5年生の学校生活が始まります。