やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

笑い係?

2017年05月29日 | 日記(息子・小6)

息子達6年1組のクラスには、「笑い係」という聞きなれない係があるそうです。

5年生の時と担任は同じ先生ですが、今年から新しく出来た係で、担当は2名。

恐らく、「みんなを笑顔にする係」なのでしょうが、みんなの前で「コント」を披露するらしく、なぜか係ではない息子がゲストとして一緒にコントをすることになっていて、「ネタ合わせ」のために週に何度が集まっています。

 

困ったことに、ネタ合わせに集まった日は、息子の調子が悪くなり、「疲れた~」を繰り返して、宿題などが手に付きません。

恐らく、他の子よりもエネルギー消費が大きい息子は、ネタ合わせでエネルギーを使い切ってしまうのでしょう。

 

先週の日曜日の午前中も、友達の家に集まってコントを作っていたのですが、帰って来てからの息子はぐったり疲れ切っていました。

昼からまた集合の連絡がありましたが、息子は動けません。

その日は、ばあばと買い物に行ったり夕食を食べに行く予定もあったのですが、それさえキャンセルすることになりました。

 

そもそも、体育係の息子がなんでコントを作るのに参加しないといけないのか・・・?

不思議に思って聞いたところ、

「『来い!』って言われるから。」

と、息子は言います。

 

嫌々参加させられているのか?

と、心配したのですが、そういうわけではなさそうです。

 

ある時、わが家で「ネタ合わせ」をすることになって様子を見ていたところ、笑い係である子ども達はそんなに真剣には考えていないみたいで、すぐ他の遊びに気をとられてしまい、息子が「真剣に考えろ!」と、再三声をかけていました。

また、係の子が、

「リズムネタにしょうか?」とか、

「みんなの知ってるネタでいいんちゃう。」と案を出しても、

「それはちょっと・・・。面白ないやん。」

と、なぜか息子が却下してしまう始末。

 

「〇〇はゲストやろ? 係の子がやりたいようにやったらいいんちゃう?」

と、私が思わず声をかけると、

「ママは黙っといて!」

と、怒られました。

 

ユーチューブを観たりしながら、オリジナルのネタを考え出そうとしているのですが、全く進んでいません。

しかも、友達が帰った後は、息子の調子が悪くなり、

「だいじょうぶかなぁ・・・。」と、不安が強くなったり、イスと畳の目の角度が気になって、確認行為まで出てくるようになってきたのです。

 

これ以上は無理だと、担任の先生に言ってやめさせてもらった方がいいのか?

今やめさせたら、「出来なかった」という経験だけが残り、息子の心を委縮させてしまわないか?

私には、どちらがいいのか分かりません。

 

息子はやる気満々で、

「係のやつらが考えへんから・・・。」

と、自由帳にネタをびっしり書いて、頑張っています。

もしかすると、息子自らゲストに名乗り出たのかもしれません。

ただ、あまりにも笑い係の子達と温度差があり、息子の真剣さやコントに対するこだわりが空回りしてしまっているように思いました。

 

「『笑い係』って、みんなを笑顔にする係やろ。

別にコントに限れへんと思うで。

ちょこっとクイズを出したり、「こんないいことあった」みたいなエピソードを伝えたり、みんながニコっと笑顔になれたらそれでいいんとちゃうやろか。

コントでオリジナルのネタを考え出すのは、プロでも大変やで。

それを定期的に披露するなんて、大変すぎる。

コントをするんやったら、『完コピ』でもいいんちゃう?」

 

私は、お笑い番組をほとんど見ないので、コント自体のアドバイスが出来なくて、こんなことぐらいしか言えません。

だから、余計にもどかしくて、また、「係でない息子がここまでしないといけないのか?」という思いもあって、もやもやとした気持ちを引きずりながら、見守っています。

 

結局、息子達は、ダウンタウンの昔のコントをコピーして、少しだけ内容を変えることにしたようです。

発表は、今週の金曜日。

苦しみながらも、みんなと話し合って、ここまでやってきたのです。

うまくいけば、息子にとってこの上ない成功体験となるでしょう。

 

これが定期的に続けられるかどうかは、その後で答を出そうと思っています。

 


auで新しい「家族」

2017年05月23日 | 日記

auから、「ポイントの有効期限が6月で終了する」との旨のお知らせが届きました。

その額、14000円ぐらい。

このポイントを使って、いよいよスマホへ機種変更するべきか・・・。

 

今の携帯を使い始めてから、もうすぐ10年。

そろそろ電池のなくなりが早くなってきたような気がします。

けれど、まだ十分使えているしなぁ・・・。

同封の資料には、月々2980円からスマホを利用できると書いています。

現在のガラケーは、月々平均2500円ぐらい。

このプラス500円ぐらいは、安いような気もするし、高いような気もします。

 

インターネットで調べると、携帯料金の支払いのうちの一定額をポイントでも支払えるようですが、手続きがよく分かりません。

そこで、auショップに行って尋ねてみましたが、auショップではその手続きは出来ないそうで、自分で直接お客様センターに電話をかけて手続きをしなければならないとのことでした。

しかも、一度にポイントで支払うことは出来ず、500円とか1000円とかコースを選んで何ヶ月かかけて料金から差し引いていくのだそうです。

 

う~ん、やっぱりスマホに変えて、本体代を安くしてもらう?

いやいや、息子がもう少し成長してスマホデビューをする時に、「ママも一緒に~!」とか言いながら、一緒に操作のことやネットの危険性なども勉強しようと思っているので、もうしばらく待ちたい気がします。

 

結局、au WALLET Market でネットショッピングをして、その代金をポイントで支払うことになりました。

枕にタオルのセットや息子の水筒、これらはそろそろ買い換えようと思っていたものです。

それプラス、贅沢に5000円ほどするアイスクリームのセットを申し込みました。

 

わざわざauショップまで行って、良いこともありました。

私は、今まで弟との電話のやり取りが無料であり続けるようにと、実家の家族割のまま、携帯も旧姓のまま変更せずに使っていました。

実家で一人暮らす弟から私に気兼ねなく連絡がとれるためにも「無料」であった方がいい、

主人や主人のお母さんと新たに家族割の契約を結ぶと、実家の方が消滅してしまう

そう思っていたのです。

 

ところが、「家族割」と「誰でも割」契約をしている親族間では10人までが一つの「家族」になれるそうで、弟・主人・主人のお母さんと私は、それぞれが無料で電話やメールのやり取りが出来るのだそうです。

 

そんなことを知らない私は、主人と主人のお母さんとの電話代が高額にならないようにと、「指定通話定額」に入って毎月372円を払い続けていました。

税込みだと毎月400円くらいを11年。積み重なれば結構な金額になっています。

自分の考えだけでなく人に相談することも大切だと、身に染みて実感しました。

 

今回、名前や住所などの変更と共に、この「指定通話定額」を解除することになりました。

「機種を新しく変更すると、このサービス自体がもうないんです。」

と、店員さんはおっしゃっていまっした。

今や「カケホーダイ」の時代?

スマホだとアプリを使って無料なの???

 

こうして、auで新しい「家族」を構成してもらい、私の毎月の携帯代は2100円ぐらいに抑えられることになりました。

スマホの利点を説明してくださった店員さんには申し訳ありませんが、また一歩、スマホが遠のいてしまったようです。 

  


ガス抜き

2017年05月18日 | 日記(息子・小6)

朝から、「ママ、ママ~!」と、息子が呼ぶので、

「何や? どうしたん?」と聞くと、

「分からん。。。」と、息子。

 

「何が分からんの?」と聞いても、

「分からんねん。」と、息子は泣きそうです。

「ママにどうしてほしいの?」と、聞いても、

「分からんねん。」

そればかりか、

「お願い、ちょっと待って・・・。」と言いながら、「あかん」とか、「力入れへん」と、ぐちぐちぐちぐち言い続けます。

 

私が無視して用事を始めると、また、「ママ~!」

そういうのを何度繰り返したでしょうか。

結局、服も着替えない、ご飯も食べないまま登校時間になってしまい、学校に、息子の調子が悪いので落ち着いてから送っていくことを連絡しました。

 

やっぱりきたか・・・。

 

昨日、息子のプレイセラピーがあり、その時間、別室で私もカウンセリングを受けていました。

その中で、6年生になってから学校がとても楽しい様子で、息子が少しハイテンション気味なこと、

学校のクラブで副部長に立候補したり、委員会でも張り切っていること、

塾に通い始めたばかりなのに、サッカースクールの回数を増やしたがっていること、

サッカー以外の友達と遊んで、友達の家でユーチューブを観たり、コンビニに行ったり、と、今までと違う遊び方をするようになったこと、

そういうことを話したうえで、

「今は、行き渋りも確認行為もないのですが、充実しているというか、頑張り過ぎているように思うので、突然わっとなって潰れてしまわないかと心配しています。」

ということを、私自身が口にしていたところでした。

 

「落ち着かへん」と、ぐるぐると歩いているか、だらだらと寝そべってしまう息子は、私が何か喋ろうとすると、

「待って! ちょっと待って、って!!」と、逆切れ状態になります。

 

「待ってるやん。『焦らんでいいから、落ち着いたら学校においで』って、先生言ってたで~。

落ち着いたら、服着替えや。」

それだけ伝えると、私は、洗濯物を干したり朝食の後片付けをしたりして、自分の用事をしていました。

 

念のため、別の部屋から発達相談室に電話をかけ、昨日のプレイセラピーの時に息子が何か言っていなかったかを聞いてみましたが、特に思い当たるような話はしていなかったようでした。

 

息子に今日の時間割を聞くと、1時間目は「英語」で2時間目は「作文」だそうです。

「作文」は、昨日「スポーツテスト」があり、そのことを書くらしいのですが、

「何書いたらいいんか分かれへん。」と、息子は言っていました。

 

「5年生のときより、記録が上がったんやろ! そのことを書いたら?」

ソフトボール投げも3メートル伸びたんやろ!」

「それでもたった14メートルや。

他の子はみんな20メートル以上投げてる。」

前回の自分の記録よりいい結果を出すことがすごいんやで。

体幹トレーニングしたりして、頑張ってたやん。努力の結果や! 

それに、スポーツテストは中学でも高校でもある。

〇〇は、これから伸び続けると思うよ。」

 

体の使い方がぎこちない息子は、みんなのような記録は出せません。

昨日は、息子にとって悔しい一日だったのかもしれないと思いました。

 

半時間ほどして、息子が服を着替え始めました。

悔しい気持ちを口にすることが出来て、気持ちが落ち着いたのか、

「お腹すいた。」と言って、朝食も全て食べました。

 

「学校、だいじょうぶかなぁ?」と言いつつも、自分から、「行く!」と言い出した息子。

2時間目の作文の時間に学校に送って行くことが出来ました。

 

「今日も不安に負けんと登校出来たね。」

息子の背中をトントンとたたいて、校門をくぐりました。

 

今朝のことで、張りつめていた息子の心から、少しガス抜きが出来たでしょうか。

頑張っても、うまくいかないことはあります。

おそらく、人よりそれが多くて、気持ちの切り替えが下手な分、こうしたガス抜きも多く必要なのかもしれません。

 

わっとなって潰れてしまわなくて良かった。

 

息子が笑顔で学校から帰ってきますように・・・。

 


5月14日

2017年05月15日 | 日記

5月というと、夏を迎える準備に忙しい時期です。

14日も、布団や座布団を夏用に替えたり、赤外線ヒーターをしまって代わりに扇風機を出したり、そして、忘れてはならないのが害虫対策です。

 

「虫コナーズ」やゴキブリ退治用の「コンバット」「ブラックキャップ」などを新しいものに交換するのですが、そのために扉や網戸を拭いたり、洗濯機の下や冷蔵庫と戸棚の隙間などの隅々まで掃除することになり、まるで大掃除並みの仕事となりました。

「絶対にゴキちゃんには会いたくない!」と、玄関口やベランダを含め誘因殺虫剤を家中あちらこちらに設置し、家のどこかに潜んでいるゴキブリがいつの間にか退治されることを願って行う5月の大切な行事となっています。

 

息子はというと、主人と一緒に「セレッソ大阪vsサンフレッチェ広島」の試合を観に、キンチョウスタジアムへと出かけました。

「母の日」といえば、低学年までは学校でプレゼントを作ったり手紙を書いたりして贈ってくれたけど、最近はそういうのもなくなりました。

今では、5月の第2日曜日を「ばあばの日」のように思っているのかもしれません。

 

14日に息子達がサッカーを観に行くので、ばあばとは13日に「寿司会席」を食べに行きました。

ランチメニューの「寿司会席」なので、お手頃価格でそんなに量も多くはありませんでしたが、ばあばは食が細く、半分以上は主人が食べることになりました。

プレゼントには、湯煎してすぐに食べれる魚のセットと先日の旅行で写した〇〇の写真と写真立てをお渡ししました。

ささやかな母の日の食事会でしたが、孫と過ごす時間をばあばはとても喜んでくださっていました。

 

私も、いつの日か、息子の家族とこういう「母の日」を過ごすことが出来るでしょうか。

 

翌日の5月14日は、「母」として、一人黙々と家事に励む日となりました。

時折、インターネットで試合状況をチェックします。

5-2でセレッソ大勝! やったね!!

 

夕方、息子が帰って来て、私に「ぎゅ~っ」とハグをしにきました。

 

やっぱり幸せな「母」の日です。

 


ベッド

2017年05月11日 | 日記(息子・小6)

息子が小学3年生になった頃、ベッドや机を揃えて「息子の部屋」を準備しました。

 

ベッドを選ぶ際、息子は、「これがいい!」と、二段ベッドを選んで譲りませんでした。

 

一人っ子に二段ベッドは必要ありません。

「〇〇専用の部屋やで。体が一つやのに、ベッド二つもいらんやん。部屋狭なる。」

 

「時々、ママがここで寝たらいいやん!」

と言うのですが、そんな嬉しいことを言ってくれる期間は、あっという間に終わってしまいます。

 

どうも、二段ベッドの要塞?のような感じに憧れているようです。

 

結局、お互いが譲り合って、システムベッドを購入することになりました。

高い位置にベッドがあって、その下に本棚やタンス・机が組み込まれ、空いているスペースに物を収納するようになっているものです。

机はベッドから離して、壁際に設置しました。

 

ところが、息子は数回そのベッドで寝ただけで、寝心地が良くないらしく、元の寝室に戻って来ました。

息子のあまりの寝相の悪さにベッドから落ちないかと心配していたので、私も強くは自分の部屋で寝ることを勧めず、結局、システムベッドは、おもちゃなどの物置、兼、屋内の布団干し場と化してしまいました。

 

そうして、いつの間にか息子は6年生。

 

「6年生になったら、自分の部屋で寝るようにしよう!」

と、通級の先生に言われていたこともあり、このゴールデンウィークに再び「息子の部屋」を模様替えすることになりました。

家族総出でシステムベッドを分解。

ベッドと本棚やタンスを分離しました。

 

ベッドの下に、こんなにも入っていたの?

と、信じられないくらいの量のおもちゃが出てきて、行き場を失ってしまいました。

 

プラレールやトミカの道路セットや立体駐車場。

粘土セットに積み木やブロック。

ポケモンのコロシアムに、仮面ライダーやウルトラマン関係のおもちゃ。

ボーリングセットやおままごとセットまで残っていました。

 

息子はまだまだ手放したくないようでしたが、トミカやおままごとセットなどの幼児向けのおもちゃだけ、ご近所の小さなお子さんに使っていただくことになりました。

 

すっかり模様替えした部屋を息子も気に入ったようで、低くなったベッドに、2日間は昼の間だけ寝転んだりしていましたが、旅行から帰って来てからは、当たり前のように自分の部屋で眠るようになりました。

 

システムベッドを分解すると、はしごや板などの粗大ごみが多く出てしまいます。

もし、今のタイミングでベッドを購入していたら、もっと良いものが買えたはずなのに・・・。

などと思ったりするのですが、何事もやってみなければ分かりませんしね。

 

少しずつ手を離れていく息子に、嬉しいような、寂しいような・・・。


志摩スペイン村へ

2017年05月07日 | 旅行

今年のゴールデンウィークは、「志摩スペイン村・パルケエスパーニャ」に行ってきました。

 

 

息子はテーマパークが苦手です。

小さい頃、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に連れて行って、乗り物に乗れない、音が苦手でパレードなども見たがらない、怖がって建物の中にも入りたがらない、という散々な状況だったので、年間パスポートを買ったにもかかわらず、利用することはありませんでした。

 

それが、なぜ「志摩スペイン村」なのかというと、息子達6年生の修学旅行の2日目、「志摩スペイン村」オンリーの日程になっていて、班で遊んだり昼食を食べたりすることになっているからです。

いわば、予行練習。

「あれも乗れない、これも乗りたくない。」と友達に言うよりは、「これ、面白かったから、乗りたい!」と言える方がいい、と思ったからです。

 

もし、私の股関節の調子が悪くなったとしても、父親と二人でパークに行けるようにと隣接しているホテルに宿をとり、2日間出入り自由のパスポートを購入しました。

 

まずは、せっかく伊勢志摩に来たので賢島へ。

スペイン大航海時代を思わせる、帆船「エスペランサ」に乗って、英虞湾クルーズを楽しみました。

その後、入り組んだリアス式海岸や多くの島々は上から見下ろした方が眺めがよさそうだと、横山展望台に寄ってみました。

 

「どなたでも問題なく登れる」というようなことが口コミに書かれていましたが、ゴールデンウィークで人が多いため車の乗り入れ制限があり、障碍者手帳を持っていない私は下の駐車場から歩いて登らねばなりません。

若い頃なら股関節が悪くても何でもない距離なのに、体に堪えました。

それでも、上から眺めた景色は素晴らしく、一見の価値があるものでした。

 

 

ホテルに到着後、すぐにパルケエスパーニャに向かう元気はなく、息子もあまり乗り気ではなかったので、温泉に浸かってのんびりし、パルケエスパーニャには夕食後に向かうことになりました。

 

ホテルの連絡通路から3分程でアトラクションが立ち並ぶ「フェスタ広場」に到着。

パルケエスパーニャの看板コースターとも言える「ピレネー」は、ピレネー山脈をモチーフとした全長1,234mのくねくねとしたレールを最高時速100㎞で疾走するというもので、見上げただけでも迫力があります。

昨年の6年生達の評判は上々でしたが、「好きな子だけ乗ればいい」と、「ピレネー」は最初から問題外。

他のジェットコースターに挑戦しました。

 

「身長制限110センチ以上」と、「ピレネー」の130センチ以上に比べれば低いのでだいじょうぶだろうと思って乗った「グランモンセラー」でしたが、思ったよりスリルがあって怖かったので、息子の表情は一変してしまいました。

それでも、

「怖かったけど、〇〇が思ってたよりは、ずっとだいじょうぶやったろ!」

と、言い聞かせるように尋ねると、息子は頷いていました。

 

小さい頃、デパートに特設された「忍者屋敷」のからくり人形の動きで息子はパニックになり、それはそれはかわいそうなくらい大変な状態になってしまいました。

私自身も息子が本当にだいじょうぶなのかと心配でしたが、今回は、息子の成長を大きく感じる旅行になりました。

 

夜のパークでは、カーニバルやプロジェクションマッピングがあり、息子は全く興味なさそうでしたが、フィナーレの打ち上げ花火には親子で感動することが出来ました。

わずか3分ほどですが、花火が幾重にも大輪の花を咲かせてキラキラと流れ落ちる様子を、こんなにも間近で眺めることが出来たのは初めてです。

「ド・ドーン!」という迫力ある音は、昔の息子なら耳をふさいで嫌がっていたはずなのに・・・。

 

翌日も朝一番からパークに出かけ、「ピレネー」以外の様々なアトラクションに挑戦し、息子は、お気に入りのアトラクションには2回、3回と並んで、楽しんでいました。

待ち時間が長くても20分程度と言うのはありがたい。USJでは考えられないことです。

 

昼食は、お金を渡して自分で選んで注文させ、トレーも自分で席まで運びました。

「いくつもある選択肢の中から選ぶ」ということが息子は苦手なようで、時間がかかり、好きではなさそうなものを注文してしまったようですが、息子は文句も言わずに完食し、心の中で「立派になったなぁ。。。」と、嬉しくなりました。

パーク内を回っている時も、すたすたと先を歩く夫と違って、私の股関節を心配して何度も振り返ったり、背中を押して助けようとしてくれたりしました。

 

テーマパークが苦手だったのは、すでに息子の小さい頃の話になっていました。

「心配いらない!」

一部の苦手はあっても、息子はスペイン村で楽しんでいました。

 

修学旅行では、もっともっと友達と楽しんでくることでしょう。


息子、塾に通い始める

2017年05月02日 | 日記(息子・小6)

2回の体験学習を経て、息子が塾に通うことになりました。

 

学校に登校するのも大変なのに、塾に通えるのか?

疲れて、学校の宿題さえ出来ないがことがあるのに、余計に無理をさせることにならないだろうか?

 

色々悩みました。

その上で、息子に私の思いを伝えました。

 

「勉強がだんだん難しくなってきて、この頃、『ママに教えてもらうと、イライラする』って、〇〇言ってたやろ?

ママの代わりに分からんところを教えてくれたり、勉強のことで相談できる人を見つけた方がいいと思うねん。

中学校に行ったら、〇〇のことをよく知ってくれてる小学校の先生は一人もおれへんし、教科ごとに先生も代わるから、分からんことあっても聞きにくいかもしれへん。

そんな時に相談にのってくれたり、〇〇の味方になってくれる塾の先生を、この6年生の間に探せへんか?

 

「だいじょうぶかなぁ?」

と、心配そうに息子が言うので、

〇〇がだいじょうぶな塾、だいじょうぶな先生を探せばいいねん。

学校みたいに義務やないから、嫌やと思ったらやめて、他に探せばいい。

〇〇がしんどいのに頑張って行く所じゃなくて、〇〇の力になって、〇〇の勉強が楽になるために行く塾やで。」

と、話をしました。

 

「体験行って、嫌やったらやめていい?」

と、聞くので、

「もちろん! 行きたいか行きたくないかを決めるのは〇〇や!」

 

息子が体験授業を受ける気になってくれたので、早速、個別指導の塾を申し込みました。

発達障害の特性があっても、個別指導はその子に合わせて指導するからだいじょうぶだとは聞いていましたが、事前の面談で息子のことを詳しくお話しました。

 

特性ゆえの疲れやすさや気持ちの不安定さから、学校の授業も受けられなくて、宿題も出来ない時がある。

たとえ、体験でうまくいっても、続けられないかもしれない。

事実、サッカークラブは、1ヶ月の体験期間は順調だったけれど、それから1ヶ月もしないうちに調子が悪くなり、日常生活さえままならないレベルにまでなってしまい退部せざるを得なかったこと。

それでも、思春期に入って、私に分からないことを聞きにくくなる前に、また、中学に入って慣れるまでの不安定な時期を乗り越えるために、息子の力になってくれ、息子が信頼出来る先生を探していることをお話しました。

 

塾では、「体が第一」「少しでも息子の力になれるように」との方針で、聴覚過敏にも配慮して静かな落ち着いた席で、まずは塾に通えることを目標にして、息子の様子を見ながら教えていただけることになりました。

欠席する場合の振替授業の申し込みも、本来は3時までだそうですが、当分の間は直前まで受け付けてくださることになりました。

 

学校の宿題をしなくてもよい金曜日を塾の日に選んで、週1回60分の授業を受けることになり、体験後には、息子も「通ってみようかな」と、決心してくれました。

そうして始まったばかりの塾ですが、息子は、もうすでに1回休んでしまいました。

 

その日は奈良に遠足に行った日で、息子は、家に帰ってくるなり爆睡してしまいました。

その様子と言ったら、疲労困憊フラフラになっていて、本当にたどり着くなり眠ってしまうという感じで驚きました。

30分位寝かせてから起こすつもりでいましたが、何度声をかけても起きません。

泥のように深く眠り込んでいました。

 

いつも思うのですが、遠足などのイベントがあった日の息子の疲れ方は尋常ではありません。

私が思う以上に、気を張って過ごしているのでしょうか。

特に、初めての場所に行ったり、初めてのことを行う場合、想像力の問題からなのか、不安が強くて疲れが酷くなるようです。

塾に欠席の連絡をし、自ら目を覚ますまで寝かせることにしました。

 

目を覚ました息子は、

「塾、終わっちゃった!」

と、慌てていましたが、

「来週、頑張ろな~!」

とだけ言って、一番聞いてみたかったことを聞きました。

 

「遠足、楽しかった?」

「うん! バスの中とお弁当の時が一番楽しかった!!」

 

嬉しそうに答える息子に、不安が吹っ飛ぶほど友達とはしゃいでいる息子の姿が浮かんできました。

「ほどほどにコントロールして」って、無理なんだろうな・・・。

全力全開! 楽しんで帰って来れて良かったね!!