10日は、息子のメンタルクリニックの日でした。
1時間の息子のみのカウンセリングの後、診察では、
「調子はどうですか?」
と、聞かれ、
「調子は、良くないです。」
と、息子は答えていました。
「カウンセリングでは話せた?」
と、聞かれ、
「話せました。」
と、息子。
そうです。
前回と全く一緒のやりとり。
この日は、
「お母さんから見て、どうでしょう?」
と、聞かれたので、
「相変わらず、不安が強いです。
ぐるぐるぐるぐる歩き回っているし、しょっちゅう呼ばれます。
『こっち来て!』
『そばにおって。』
と。
ただ、ハグする回数は減って、代わりに、
『頭なでて。』
『背中なでて。』
と、言われるようになりました。」
「そうなんですね。」
「それから、自立支援や就労支援の所に見学に行きたいと言ってきたので、見学に連れて行ったのですが、15分ぐらいで調子が悪くなってしまって、その後もしばらく調子が悪くて、好きなサッカーの試合も観られない感じでした。
高校も卒業したので、家にずっといると息が詰まるというか、どこかに居場所があった方がいいとは思うのですが・・・。」
「居場所は必要だとは思いますが、こればっかりは、運とタイミングなんですよ。
ここがいいんじゃないかと思った所が合わなくて、思いもよらないところが本人にとっては居場所になったりしますのでね。
また見学に行こうと思ったら行って、調子が悪くなったら休んで、でいいと思います。
焦らずじっくり探してみてください。」
「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、トリンテリックス錠10mg(2錠)、ツムラ加味帰脾湯エキス顆粒5g(3包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてのエチゾラム錠のみ0.5mgを一日6錠まで」を処方され、次の診察は4週間後になりました。
この日は、自立支援医療受給者証と精神保健障害者福祉手帳の更新のための診断書をお願いしました。
次回の診察のときにいただくつもりだったのですが、すぐに受け取ることが出来ました。
なぜなら、2年前の診断書から日付と息子の年齢だけを変更して印刷するだけ。
あっという間です。
2年前と症状がほとんど変わっていないのでそういうものなのでしょうが、診断書を確認したときは、思っていた以上にずっと長く向き合う必要のある病なんだと覚悟することになりました。