試験後はまた学校に行けなくなった息子、先週の土曜日はメンタルクリニックに行ってきました。
息子のカウンセリングは50分。
私は10分ぐらい。
「お友達と何かありました?」
と、心理士の先生に聞かれました。
「何かあったとかではないのですが、クラスメートのことや学校のことでこんな話をしました。」
と、先日の息子とのやり取りを伝えました。
「色々考えて、自分の中で整理しようとしているみたいですね。
引き続き、見守っていきましょう。」
と。
続く診察では、
「調子が悪いままやけど、調子の悪い原因が分かった気がします。
だから、対処する方法が見つかりそうな気がします。」
と、息子は言っていました。
「そうですか。
次の診察は2週間後ですね。
お待ちしています。」
と、先生は何も聞かず、あっさり診察を終了させました。
今回も「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ補中益気湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで」を処方されました。
何も聞かないの???
それが何なのか、先生に聞き出してほしい気がしましたが、聞いてはいけないのかもしれないと思い、私も息子に何も聞きませんでした。
月曜日は、朝から登校。
6時間学校で過ごして帰ってきました。
火曜日は、欠席。
水曜日は、朝から登校し、2時前に帰ってきました。
1~2時間目は教室で授業を受け、その後、保健室で過ごしていたそうです。
そして、帰ってくるなり、
「やっぱり、無理や。
やっと決心がついた。
半年間、頑張った。
苦しかった!!」
息子はそう言いました。
「決まった?
後で後悔せんように、自分で決めたら次に進める。
じゃあ、ゆっくり〇〇に合ったとこ、探そう!」
『通えるものなら、今の学校に通いたい。』
そう言い続けていた息子でした。
サッカー部の先輩と、また一緒にサッカーがしたい!
そういう思いは確かにあったと思います。
だけど、もしかすると、
この高校に通いたい一番の理由は、頑張って通えるようになることを、私が期待していると思っていたからではないか?
という気がしていました。
先日の息子との話の中で、自分にとって一番の環境を選ぶように勧める私に、
「ほんまに選んでいいの?」
と、息子の言葉を聞いてから・・・。
6月に、「高校をやめたい!」と言ってきた息子。
「通えるものなら、この高校に通いたい。」
そう言う息子の苦しさを少しでも軽減しようと、学校の先生にサポートをお願いしたり、心理検査を受けさせたりしました。
もしかすると、そうした行動は、息子にとって「出来ることなら、この高校に通えるように」という無言の圧力になっていたのかもしれません。
息子の選んだ高校だし、信頼する先輩がいるようだし、経済的な負担は少ないし、家から近いし・・・。
出来ることならという理由はたくさんあって、無事に卒業出来たならそれに越したことはありません。
だけど、「苦しい」と思う学校生活を、誰が息子に送らせたいものか!!
息子が次の進路を決めるまで、ゆっくり、じっくりと見守っていこうと思います。