やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

卒部式

2020年03月30日 | 日記(息子・中学生)

28日、サッカー部の卒部式がありました。

 

例年なら卒業試合があり、その後にセレモニーを行うのですが、新型コロナウイルスの影響で、息子達2年生部員が卒業生と対面したのは、わずか5分だったそうです。

 

休校中に17名の卒業生それぞれに送るメッセージを書くことになっていて、息子は、一日に3枚ぐらい、B6サイズの用紙に思いを綴っていました。

 

28日は、1年生は10時半登校でメッセージカードを提出してすぐ帰宅、2年生は11時半登校で、メッセージカードを卒業生ごとに集めて冊子にする作業を行い、後から登校して来た卒業生に手渡したそうです。

 

息子は、メッセージに表紙を付けて冊子にする作業がうまくいかず、3回失敗して、結局、先生が代わりに作ってくださったそうです。

 

「一冊も作られへんかった・・・。」

と、悔しそうでした。

 

けれど、息子は、1枚のメッセージカードを書くのに1時間以上時間をかけていました。

一人一人に心を込めて、びっしりと綴られたそのカードを見たら、息子の思いはきっと届くでしょう。

 

新型コロナウイルスが終息すれば、折を見てOB戦が行われるそうです。

 

その頃には、息子が元気に部活に参加していて、卒業生と思いっきりサッカーが出来ますように・・・。

 


最後のカウンセリング

2020年03月25日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

24日は息子のメンタルクリニックで、約2年間お世話になった心理士の先生との最後のカウンセリングでした。

息子が1時間15分。

何を話したのかは分かりませんが、息子が部屋から出てきたとき、扉の前でしばらく立ったまま、待合室に背を向けて涙をぬぐっていました。

私は10分ぐらい。

 

「17日の登校日に、友達と一緒に登校してクラスで過ごせたのですが、それからずっと調子が悪いです。

昨日の登校日は、学校に行けませんでした。

3年生になったからといって、すんなり学校へ行けるようにはならないんだろうな~って、思っています。

サッカー部で頑張りたいと言う気持ちが強いみたいで、ランニングをしたり、筋トレをしたりしています。

それも、思うように出来ない日が多いのですが、ただ、それでも何度でもチャレンジしようとしています。

 

「調子が悪いときが多いようですが、彼の中では『頑張っている』という気持ちが強いみたいです。」

 

「そうですね。

担任の先生に送る色紙に、〇〇もメッセージを書いたのをちらっと見たのですが、

『いつも気にかけてくれてありがとうございます。

自分自身にとっては成長できた一年でした。』

と、書いてありました。

苦しい一年でしたが、〇〇なりに一歩一歩進んできたんだな、と思いました。

(心理士の)先生に話を聞いてもらって、葛藤しながらも、自分を受け入れ、前を向いてこれたのだと思います。

なので、今日で最後だと思うと、とても残念です。」

 

「本当に残念です。

心理士が変わっても、カウンセリングを継続されますか?」

 

「本人はそのつもりだと思います。

私も、〇〇には人と話す機会があった方がいいのかなと思っています。」

 

「遠くから通院に時間がかかって大変なので、近くで話を聞いてもらえるところがあるなら、そちらでということもありますが・・・。」

 

「私も、もっと近くでと思ったり、また、グループで作業療法などを取り入れている病院もあるので、そちらの方がいいんじゃないかと思ったこともあるのですが、本人が、『ここがいい』と言うので。」

 

「不安が強いので、なかなか新しい所へ変わろうとは思えないのでしょうね。」

 

「とりあえず、部活の終わる8月まではこのままで、エネルギーを部活に全部向けられるようにして、その後、進路も含めて色々考えようと思います。」

 

後任の心理士の先生がまだ決まっていないらしく、次回は診察のみで、先生が決まり次第、カウンセリングの日程を調整するということになりました。

 

診察では、息子は、

「安全確認日に登校してクラスで過ごしたけど、それよりも、色んなことで頑張れたと思ってます。」

と、言っていました。

 

「お母さんから見て、どうでしょう?」

 

「17日に9ヶ月ぶりにクラスに入って過ごしたのですが、その後、調子の悪い日が続いて、『家から出たくない!』『人と会いたくない!』と言ってました。

でも、調子が悪い中でも、ランニングや筋トレをしようとしたり、勉強も少しずつ取り組もうとしています。

 

「頑張ってますね。

次回はカウンセリングはありませんが、次の診察の時には決められると思います。」

 

次の診察は3週間後で、「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠」を処方されました。

 


9ヶ月ぶりにクラスへ

2020年03月20日 | 日記(息子・中学生)

17日、息子の中学校は「安全確認日」という名の登校日でした。

9時半から1時間半ぐらい、各教室でホームルームを行ったそうです。

 

その日、息子は、休校中にサッカーをしていた友達と一緒に学校へ行く約束をしていました。

友達と合流し、彼のお母さんに車で送っていただいて登校しました。

 

息子が「登校する」と宣言していたので、学校の先生と連絡を取り、クラスでも通級教室でもどちらでも過ごせるようにしていただいていました。

 

息子は、終始クラスで過ごし、友達と一緒に歩いて帰ってきました。

 

「よく頑張ったね!」

と、息子をほめたのはもちろんですが、「良かった!良かった!」というわけではありませんでした。

 

登校日の前日に落ち着かないのは仕方のないことですが、学校から帰ってきてから、ますます調子が悪くなってしまいました。

 

「みんな大人になってて、パニクってしまった。」

と、息子は言っていました。

 

「〇〇も大きなったもんね。

みんなもそんな大きなってた?」

と、聞くと

「見た目もそうやけど、精神的にってこと・・・。」

と。

 

その日、息子は、昼から友達と遊ぶ約束をしていたようですが、行けませんでした。

ランニングをしようとしても、途中でフリーズしてしまって、走ることが出来ずに落ち込んでいました。

何も考えられないし、体も思うように動かないようで、時々大声で叫んだりしていました。

 

翌日は、療育が入っていましたが、

「人に会いたくない。」

「自分が保たれへん。」

と言って、泣き叫んだりして、家を出ることが出来ませんでした。

 

その次の日も、息子は落ち着かないままでした。

 

療育の先生と電話で少し話をしたのですが、

「9ヶ月ぶりにいきなりクラスで1時間半過ごせたことは、本当にすごい。」

と、言われました。

 

けれど、〇〇にはハードルが高過ぎるので、どんなに本人にやる気があっても、クラスで大勢の生徒と過ごすと調子が悪くなってしまう。

それが分かったことは、良かった。一歩前進だ。と。

それを〇〇自身も、親である私も、先生方も理解して、スモールステップを積み重ねていくべきだと言われました。

 

「本人の意思を尊重して、クラスで過ごしたことは間違いではなく、『調子が悪くなって当然だ、よく頑張った!』という気持ちで見守っていきましょう。」

とも。

 

友達との付き合いの中で、登校してみようという気持ちが出てきたら、友達と一緒に登校するでしょうし、その流れでクラスに入っていくでしょう。

自分から途中で通級教室に向かうことは、みんなの手前、言い出しにくいかもしれません。

1時間半という、〇〇以外にとってそう長くない時間の中ではなおさら・・・。

 

勇気を出してクラスに入れたからといって、何かが劇的に変わるものではありません。

どんなに先生や友達が〇〇に温かく接してくれていても、励まされても、どうしようもないのです。

本人にやる気があっても、頑張りたい気持ちが強くても、不安が〇〇の心と体の自由を奪ってしまうようです。

 

親は子どもを見守るというか、伴走することしか出来ませんね。

 

ずっと前に、児童精神科の先生に、

「お母さんは、あくまでニュートラルで接してくださいね。」

と、言われたことがありました。

 

やっとその意味が分かってきたような気がします。

本人の問題は、本人にしか乗り越えることが出来ないのです。

親が子どものためにこうした方がいいと思っても、それが本当に正解かどうかは分かりません。

 

息子が小さな頃から、「学校で困らないように、みんなと一緒にうまく過ごしていけるように!」との思いがあって、一生懸命サポートしてきたつもりでしたが、「みんなとうまくやっていく方法」を教えることばかりに気持ちが向いてしまって、息子自身にしっかり向き合えていなかったのかもしれません。

 

息子が小さな頃、「3分の2ぐらいずつ成長していく」と言われましたが、言い換えれば、みんなと一緒では、常に息子は3分の1を背伸びして頑張り続けていたのです。

中学生になってその差がどんどん開いて、どうしようもなくなってしまうのも無理はないと、ようやく気が付きました。

 

「〇〇が〇〇らしく社会と繋がり、生きていくための力」をどうやって培っていくのか?

〇〇のペースで、失敗したり、動けなくなったりしながら、少しずつ身に付けていくしかないのです。

 

うまくいかなくて当然!

それでも、全ては経験になる!

そう信じて、ゆっくり息子を見守っていこうと思います。


「英語の勉強がしたい」

2020年03月12日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

10日は、息子のメンタルクリニックでした。

 

この日のカウンセリングは、息子1時間15分、私が8分ぐらい。

順番が最後だったので、長く時間をとってもらえたのかもしれません。

 

「調子が悪いです。

休校になって、友達が誘いに来てくれ、何度か公園にボールを蹴りに行ったりしているのですが、昨日は、出かけてすぐに、『迎えに来て!』って、パニック気味の電話がありました。

それからますます調子が悪くなった感じです。」

 

「そうですね。

『ちょっと風邪気味だったのが治って、だいじょうぶかなと思ったけど、行ったらしんどくなってしまった。』

と、言っていました。

頭の中がごちゃごちゃしていて、落ち着かない様子だったので、気持ちを書き出して整理してみました。

コロナウイルスの影響で休校になっても、自分はそんなに学校へ行ってなかったから影響ないと思っていたようですが、『頑張りたい』と思っていた部活がなくなったり、楽しみにしていたJリーグの試合がなくなったり、普段と違う生活になってしまったので戸惑っていたということが確認出来ました。」

 

「そうだろうとは思っていました。

風邪気味と言っても、そういう症状は全然ないし、友達と何かあったのかなと思っていました。」

 

「何かあったというよりは、友達と話していて、調子が悪くなってきたという感じのようです。

3月から新学期にかけては、色々プレッシャーに感じて、調子が悪くなることが多いかもしれません。」

 

「そういう時期だとは思っています。

本人も、前に進みたいという思いが出てきたのか、この前、『進研ゼミを再開したい』と言ってきました。

中一の12月にやめてしまったので、とりあえず英語だけでもその続きから勉強したいそうです。

サッカーの実況で英語だけのものがあるので、そういうのが分かるようになりたいのかもしれません。

せっかくそう言ってるので、早速手続きをしました。

出来るかどうかは分かりませんが、そう思ったこと自体が前進なのかなと思って・・・。

 

「それは、すごいですね。

今までと変わってきましたね。」

 

「はい。

療育の先生にも、『英語の勉強がしたい』と言ったらしく、1年生の時の英語のワークを持って行って、少し一緒にやってみようか、ということになりました。

でも、実際に教材を開くとすぐに調子が悪くなってしまって、本当に少ししか出来なかったみたいです。

療育の先生は、

『学校で勉強をしていて、分からなかったり、調子が悪くなってしまったことがフラッシュバックしてしまったのかもしれない。』

と、言ってました。

学校では『分からない』とか『調子が悪い』ということを隠さないといけないと思っていたようですが、療育では、調子が悪いときは、しっかり言葉に出せているようで、〇〇の調子が悪いときは、雑談したり、緊張をほぐすために体を動かしたりして、〇〇の様子を見ながら一緒に勉強してくれているみたいです。

 

「勉強をしようとすると調子が悪くなるというのは気になりますが、誰かと一緒にするというのはいいですね。」

 

「そうですね。

通級でも、先生と一緒にサッカーの話をするのがやっとだったので、すごく前進というか、前に進もうとしているなぁという気はします。

 

続く診察では、息子は、しばらく考えながら、

「どちらかというと調子が悪いけれど、やろうと思っていることはぶれてないと思います。」

と、答えていました。

 

「そう。

じゃあ、もう少しこのままのお薬でいきましょうか。」

 

今回、先生は、私に質問されませんでした。

カウンセリングの先生から情報が上がっていると思うので、私も特に言うことはありません。

ただ、前回のように体調が悪くなったときのことを考え、薬が切れてしまわないよう、1週間分余分に処方していただけないかお願いしました。

 

次の診察は2週間後ですが、「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠」を3週間分処方していただきました。

 


コロナでストレス

2020年03月06日 | 日記(息子・中学生)

新型コロナウイルスの影響で、学校は休校、クラブも中止、各種イベントが次々と自粛されるようになりました。

 

突然終わってしまった息子の中学2年生。

部活以外はほとんど登校出来ず、自宅で勉強することも出来ませんでしたが、春には自動的に3年生です。

 

休校がなくても、恐らく息子はクラスに顔を出すこともなかったと思いますが、

「終わったんだなぁ~。」

と、妙にしんみりしてしまいました。

 

不登校中の息子の場合、休校でも普段の生活は変わらないように思うのですが、時々参加していた部活が出来なくなってしまったので、それがとても残念なようです。

 

「サッカーしてぇ~!」

と、言いながら、部屋の中をぐるぐるぐるぐる歩き回っています。

 

週に1~2回、しかも部活の途中で帰るため短時間だったし、全く行けない週も多かったのですが、息子にとっては大切な時間だったようです。

 

それに、Jリーグも15日までは試合が行われないことが決まっていて、セレッソ大阪の試合を楽しみに生きているような息子にとって、これはかなり堪えているようです。

辛うじて、もう一つの応援チームであるリバプールの試合を観てなんとか平静を保っている息子ですが、プレミアリーグ首位独走のはずのリバプール、ここ最近2連敗と不調なのです

 

そういうわけで、ストレスが溜まりまくって、普段にもまして、「わぁ~!」とか「おぉ~!」とか叫んでいる息子に、今日、サッカー繋がりの同級生から、「サッカーしようぜ!」と、お声がかかりました。

 

一瞬、「外出させてもいいのかな?」と思いましたが、このまま家にこもっていれば、息子のストレス爆発は間違いなし!

 

遊具もない公園なので、ひたすらボールを追いかけ、気が済んだら帰ってくるでしょう。

 

お風呂を沸かして帰りを待っています。


一人でメンタルクリニックへ

2020年03月01日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

少し体調を崩していました。

 

ある雨の日、自宅から歩いて10分ぐらいの近所に出かける用事があったので、歩いて出かけました。

いつもなら自転車で出かけていくところですが、往復20分ぐらいならだいじょうぶだろうと、レインスーツを着るのを面倒くさがってしまいました。

 

私は、臼蓋形成不全があって、歩くと股関節が痛みます。

年々、筋肉の衰えと共に歩ける距離が短くなってきたように感じます。

その上、痛む股関節をかばって日常生活をしていたせいか、腰まで痛くなってしまいました。

 

湿布を貼り、ロキソニンと胃腸薬を飲んで痛みを凌いでいましたが、さらにお腹の調子が悪くなってしまいました。

痛い腰を庇いながら、夜中に何度もトイレに行く羽目になって、それはそれは地獄のような苦しみで、おまけに風邪までひいてしまいました。

 

さて、困ったのは、息子のメンタルクリニック

先週26日が診察日で、その頃にはコルセットをしながらなんとか運転出来るようになっていたものの、風邪気味なのが気にかかります。

私の場合、新型コロナウイルスではないでしょうが、風邪の症状は周りの人に恐怖を与えかねません

 

1週間分の薬の余分あったので、診察を1週間延ばしてもらおうと電話をしたのですが、カウンセリングの予約が出来るのが最短で12日後とのこと。

「1週間以内に診察だけ受けて、薬をもらってください。」

と、言われましたが、息子はカウンセリングを受けたがっています。

息子一人だけ病院に入って、私は車で待機する形で診てもらうことになりました。

 

約1時間半。

車で待っていると、じわじわと腰が痛みましたが、息子が無事にカウンセリングと診察を終えて帰ってきたので、ほっとしました。

 

どんな話をしたのか分かりませんが、前回と同じく、「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠」を処方され、次の診察は2週間後になったそうです。

 

無事に通院出来ましたが、往復2時間の運転と待ち時間1時間半は辛い・・・。

こういう不測の事態を考え、薬を余分にいただけないか相談してみようと思いました。